ダメージの確認

君は早くコース復帰をするため、エンジンの再始動を試みた。

無理もない。その時の君は、焦りとはずかしさに包まれていた。
まるで全ての観客に見られていると思ったからだ。
プラグがかぶってしまったようだ。3〜4回試みてやっと再始動できた。
しかし、カメ状態で1センチも進めない。

スタンドの観衆の目は、君に集中!!
6割は、「ウオォー!!今の見たー?、やっちゃっているよー!!」
3割は、「アァー!!大丈夫かしら?あの人!!」
残りは、「・・・まだまだだな!!・・・」

君はエンジンを止め、初めて愛車の状態を確認する。 「良かった!!見た目のダメージはないようーだ」
君は、スタコラサッサと避難して走行終了まで見学者となる。
パドックに戻り、再びダメージを確認すると、フロントバンパーを止める数箇所が破損している。
おそらく、引っ張られて割れてしまったんだろう。「でもこれくらいで済んで良かった!!」と安堵する。
次の瞬間までは!!
「グオゥン」エンジンをレーシングする。「さあ、走行時間だ!!」
「おや?、ミラーに白い煙が・・・」
そうなのである。君のセブンは金網仕様。チェックすると、ブレードがベコベコになっていた。
いわゆるタービンブローである!!

「パドックまでは問題無かったのに・・・」
あぁ、もう少しダメージをチェックしてから始動していれば・・・


シミュレーション結果
愛車損傷度★★★☆☆60%
状況把握度★★☆☆☆50%
危機回避度★★☆☆☆40%
仕様把握度★☆☆☆☆20%

危機回避シミュレーション


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