盤の修理工程

60年以上前に作られた盤です。保管場所が悪かったのか脚、盤面とも水の掛かった箇所が何箇所もあり盤の色もチョコレート色をしていました。しかしさほど削る事も無く、木 本来の色に戻りました。 
  理由は
   @ 薄い色が付けてあった。
   A カンナやのみの仕上げが良かった。

通常ですと、へその部分は深く掘りなおしても完全に元には戻らず色が残るのですが、色が木を保護したのと細工がよい為、木の中に埃など入りづらく、新品同様に生まれ変わりました。
同様に盤面に塗布します蝋は木を保護し目盛り直しの折に、していないものよりも削るのが少なくて済みます。 又油などを擦りこむ方もありますが、過度の使用は木の内部にまで入り。相当削らないと変色した部分が取れない事があります。   

            写真は全て拡大します。ごゆっくり御覧下さい。
左端が修理が済んだ碁盤です。
   
修理1 
  写真をクリックしてください
   

トップページへ
戻る


碁盤の出来るまで