☆ 答 12 ☆
A・写楽の名は「しゃらくさい」から
@この写楽斎は、空を飛べると信じて仙人になるという怪しげな薬を飲み、飛行に挑戦した人です。結果はもちろん、大怪我。そこから無駄な背伸びをすることを「しゃらくさい」というようになったという説です。ただし、この人が実在したかどうかはわかっていません。
A役者や相撲を描いた浮世絵で知られる写楽は、江戸時代中期の人。「しゃらくさい」の語源になったのではなくその逆。「しゃらくさい」から雅号(がごう)をとったのです。その正体については10人以上の候補者があがっており、まさに諸説紛々ですが、生没年など詳しいことはわかっていません。残っている作品が、1794〜95年に描かれたものであることは確かです。
B伽羅は香木の一種で沈香の別称もあります。江戸時代には、これを匂い袋にしていたようです。
Bこの説に従えば「しゃらくさい」は元来、「遊女のような」という意味だったことになります。武家の娘や女房で遊女のような派手な格好をした者がこう呼ばれました。特に、遊女を「しゃら」と呼んだのは越後の国。「おしゃれ」という言葉も同源とされています。
Bこれは、「遊女=しゃら」から「洒落(しゃら)」の語ができ、「洒落な〜」という形容詞を経て「しゃらくさい」が派生したという説です。
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