| 2006/11/05（日曜日） |
【雑記】 ■レッド・フラッグ・フェスティバル   夢の島公園で開かれた「第３９回赤旗まつり」の２日目に行ってきました。 言わずと知れた日本共産党のお祭りですが、最近は選挙が重なったりしたので４年ぶりの開催とか。 前から興味はあったんですが、今回どうしても行きたくなったのは、ライブステージでのソウル・フラワー・ユニオンの出場。あまりの芸風そのままな行動に、どんなパフォーマンスを見せるか気になった。 新木場駅に着いて外に出ると、不慣れで素人臭い「赤旗まつり」の係員の人たちが道に立って誘導。客はお年寄りが多い。しかし、道には警察官や盾を持った機動隊、道路の脇には機動隊車両が並び、のどかなんだか、物々しいんだか分からん異空間。でも右翼はいなかったな。 チケットを買おうとしたが、おばさんに呼び止められて余ってるチケットを前売り料金で譲ってもらう。チケット販売ブースの前で堂々やるところが凄い。 中に入って飲み物とツマミを買うが、まさに町内会の出店といった感じでほのぼの。ライブが開かれる中央ステージに向かう。ステージ前の広場には、恐ろしいほどたくさんの人がいるが、最前列付近にに余裕で座れた。要は皆ライブを聴きにきてるのではなく、単にシートを広げてメシ食ってたり、寝てたり、演説を聞くためにいたりなのだ。だから前列に執着する人はいない。 ライブ開始直前になると、明らかに共産党員の方々とは違うソウル・フラワーのファン（私もですが）が集まってくる。みんなスタンディングで踊りたいが、近くに寝てるオッサンとか、メシ食ってる婆さんがいるので困ってる感じが面白かった。 開演時間になったが、いきなり司会の姉ちゃんが「阪神大震災の時に結成された…」とか紹介して、ソウル・フラワー・モノノケサミットと間違える。まあ、モノノケサミットで呼んだ方が盛り上がったろうけど。 ソウル・フラワー・ユニオン登場。最初は、若干緊張気味に見えたが、『ロンドンデリー』『極東戦線異状なし！？』『うたは自由をめざす！』とやると、いつもの中川敬になっていた。周りに迷惑かも知れないんで座って見てたが、『満月の夕』の演奏になって我慢できず立つ。これは、いつ聴いても名曲だよ。ソウルフラワーのオリジナルでは、永遠に残る曲だな。 そして、続いてやったのは、あの『インターナショナル』！「赤旗まつり」で『インターナショナル』だよ！これはモノノケサミットのナンバーなので、ユニオンで参加の今回はやってくれるか不安だったがやはりやってくれた！期待してたよ！大好きな曲なのもあって、これは周りなど考えずに思い切り踊って「♪イ〜ンタナ〜ショナ〜ル〜！！」の大合唱。曲が曲なんで、共産党員の人らも手拍子して楽しんでた。 異常に盛り上がりました。 「赤旗まつり」でソウルフラワーの『インターナショナル』なんて、もう二度と見れないかも知れん。伝説だよ。これは感動的でした。 次はメーデーに『聞け万国の労働者』だな。 その後も、『ブルーマンデー・パレード』『松葉杖の男』『神頼みより安上がり』『海ゆかば山ゆかば踊るかばね』などを演奏。 ということで、全部で１０曲以上やったか。「赤旗まつり」のチケット代２５００円でここまで見れたら、ファンとしては十分過ぎるほどだろう。 堪能して中央ステージを後にしようとしが、続いて次選挙の立候補者の紹介コーナーに。一気に盛り下がるかと思ったが、ライブの時ヨソ見したり寝てた人までステージに集中。演説に「その通りだ！」「がんばれ！」「頼むぞ！」と熱い声援が。みんなイイ顔してたよ…あと、お婆さんが声を荒げてるのとか聞くと切なくなるよね… その後は、物産展とか見て回りましたが、まあ酷いもんでしたｗ 将棋盤とか売ってたが、新木場まできて買う人いるのかよ。 でも、焼き鳥とオデンを食べ一杯やりつつ、混沌とした異空間を眺めるのはオツなものでした。 ちなみに、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの『インターナショナル』。 こちらのサイトでは、世界中の各バージョンが聴けます。 |
