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東方脱力記  〜寝飯寂靜〜
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■東方妖々夢考察・桜観剣、白桜剣■
2007年8月3日
スゴイ・・・妖夢の弾幕にはここまで仏教的な意味、見立てが隠されていたのか。 くわしくは KEIYAさんのHP で解説されております。

東方シリーズのキモはいうまでもなく、「弾幕」にあるわけですが、その美しさや 避けの心地よさといったもの意外に、ZUN氏のこだわっている部分として 弾幕のメッセージ性というのがある。 弾幕は単なる攻撃手段意外に、そのキャラクターの性格や能力、世界観を 表現した、メッセージ性も、持っている。 敵弾で思想や哲学を表現する・・・そんなシューティングゲームは知らない。 東方が多くのファンをもち、深く長く遊ばれているのも、そんなゲーム性と 演出の一体化にあるだろう。

妖夢のスペルカードの意味については、仏教思想が多く関係しているらしい。 KEIYAさん の解説が詳しいのでそちらをご覧ください。 暇があれば自分でも、仏教思想について調べて、分析してみたいですね。
ZUN氏本人が解説している弾幕は人界剣「悟入幻想」のみで、それによれば 「人は気を抜くとすぐに悟った気になる。その勘違いで天に昇る魂に飲まれる事無く 人妖を狙い撃ちたい。それにしてもこの衆愚の魂達は鬱陶しい・・・。(ZUN)」 との事。 人界は人の世界だから、それより上の天界を目指して人の魂は上ろうとする。 天に昇ろうとする魂は悟りをひらいた魂だが、それは悟りをひらいた気になっているだけの 衆愚なのだ。ということだろう。衆愚の魂を弾幕にみたてているので、「鬱陶しい」というわけか。 人妖とは半人半霊の妖夢のことだろう。 しかし禅問答のような解釈の遊びがとても楽しい。

■楼観剣、白楼剣の名前の元ネタ
ところで、妖夢の楼観剣、白楼剣だけど、それらしい名前の剣は見当たらない。 剣は見当たらないけど、似た名前の洞窟ならありました。 滝観洞(ろうかんどう)と白蓮洞(びゃくれんどう)です。 場所は岩手県遠野にも近い、岩手県住田町。 この二つの洞窟は、位置的にも大変近く、ほぼ同じ観光エリアにある。 滝観洞の入洞チケットを買えば同じチケットで百蓮洞にも入れる。 セットの洞窟なのである。 洞窟がセットになってること、名前が似ていること、遠野に近いことなどを 考え合わせると、妖夢の楼観剣、白楼剣の元ネタになっている可能性は 高いと思う。 どうだろうか?


2007年8月3日

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