井尻氏の「そつがない」という感想を気にかけ、考え込むタカマル。しかし、「あの人変わり者だしなー」と思考放棄。不満をいう読者はそれだけ真剣に期待してくれているという事で、きちんと向き合ってあげた方がいいぞ、タカマル。まあ、変わり者ではあるが。
東野氏の取材を終え、部室のドアを開けるとおっぱいがこれでもかというほど泣いていた。あいかわらずノーブラですね先生。乳首が浮きまくりです。いっこうに泣き止まず、なにがあったのか事情もきけず、途方にくれる部員たち。困った先生だ。
次のページの冒頭が、星の瞬く暗い空。泣き止むまでいったいどのくらいかかったのか。やっと落ちついてきた先生が、事の顛末を話しはじめる。
学校の理事会に呼び出される佐藤先生。理事会に呼びつけられても能天気に無駄に明るい。頭のネジのゆるい娘は可愛い。一方、ヒステリーと意地の悪さが詰め込まれたような理事会のおばさん。今にも語尾にザマスをつけて話しだしそうだ。
能天気で可愛い佐藤先生
自分たちだけで本を作って一般の書店に置いてもらってるんです、とＳＭＬの活動を嬉しそうに説明する佐藤先生。生徒の事を愛してる様子がうかがわれて、微笑ましい。そして語尾のうざいことうざいこと。可愛くてたまらない。
一方、ガンコさだけが売りの理事会の面々。ＳＭＬの活動内容や、生徒のガンバリ等には目もくれず、ＳＭＬの売上だけが議論の的らしい。もっとも本当にこんなに大金を動かす部活動があったらさすがに子供だけで運営させるわけにはいかないだろうが。税金とかどうしているのだろう。漫研が同人誌で儲けてるとか現実にありそうだが・・・
数百万の大金が動くと聞いてどよめく理事会のみなさん。最初の万年赤字から、努力して大きくすると、過程の努力は無視して、額面だけに注目する連中が現れ、さわぎはじめる。現実でも良くある構図だ。役人とか上の人達は文化なんかたいていどうでもいいからなあ・・・お金さえもらえればいいのである。最近のゲーム、アニメ産業もこんな状態ですね。
むしろおまえの方が下品だ、と言いたくなるような、おばさま
あだ名をマダムにしたくなるような、理事会のおばさん。よく見ると右手に指輪が二つも。ＳＭＬを検分しながら、水着とかにこだわって、あらやだと顔をしかめる。他に見るところはないのだろうか。ステレオタイプだが、実際、教育委員会的なものがゲーム文化を批評するときのいかがわしさはこんなものだろう。
根拠もなくＳＭＬをおとしめるマダムに、勢いよく立ち上がり抗議するおっぱい。ぶるんぶるん。生徒のためにと、懸命に矢面に立つけなげなおっぱいだったが、まったくこうなく、一瞬で理事会の意見が可決。しかも佐藤先生は更迭。やはり、嫉妬ぶかそうな、ヒステリーマダムらの前でその目もくらむような神のおっぱいをぶるんぶるんさせてしまったのがいけなかったのか。
愕然とする佐藤先生。一方ひそひそと佐藤先生のうわさをする理事会の人たち。「この先生、生徒にださしなそうとくに男の子に」やはりおっぱいがやっかまれたのか。だいたい佐藤先生は生徒にだらしないんじゃない。全てにおいてだらしないんだぞ、この人は。
だらしがない佐藤先生
もっともこの理事会の面々は実際ＳＭＬの売上を手にしたら、いろいろな名目をつけて自分達のものにしてしまいそうだな。利権団体みたいに。 この胸糞悪い理事会はしかし、ステレオタイプとはいえ本当にありそうで嫌だ。昨今のゲーム、アニメ界隈をるるる先生なりに風刺した、という意味もあるだろう。
2008年6月16日
