それにしても、黒田編集長の編集長としての手腕はどれほどのものだったのだろう。
難波の編集長としての能力もいかがわしかったが、裏で工作したり、タカマルを殴ったり、バイオレンス上司として
個性が光っていたけど、黒田の編集としての能力は未知数だった。黒田の誌面への取り組みや、考えというのは
なんだったのか、その辺の描写も欲しかったかもしれない。
一方、SML売上の向上を和気藹々と綾へ報告するタカマル。SMLの売上、さらに2000アップと順調に
部数を伸ばしているらしい。部数の伸びた理由は、有名クリエーター東野さんと、綾のコンサートでの
宣伝効果であるとのこと。綾の人気も上々のようだ。
しかし雑誌の売上アップ法が、雑誌の中身に対するものではなく、TVの宣伝や紹介番組などの宣伝効果、綾の
人気に乗じたものなど、主に宣伝を主体としているのは、どうだろうか。
以前に、ネットの感想を黒田が報告していたけど、雑誌の記事に対するアプローチというのも、もうちょっと
欲しいところ。最近SMLを作る話というより、SMLを売る話になっているような気がする。SMLが商材というか
記号のような印象をうける。もう少し、雑誌としての実態を描写して欲しいですね。
タカマルと綾が仲のよい友人のように、和気藹々と歓談しているその背後で、相変わらず、黒いオーラを放出する芽以。
心の中でタカマルを呪う芽以だったが、タカマルに話しかけられると、ビックとして青ざめるところが小心すぎて
可愛い。悪者にはなりきれないというか、小悪党というか・・・本当は可愛い良い子なんだよ!素直になれないだけで、
と一応フォローしておこう。
フォースの暗黒面に落ちてしまった芽以
さて、ボロオフィスで甲斐甲斐しく難波の世話に努める冴さま。難波の
世話をしつつ、大学へもきちんと通っているらしい。大学へ行く時間以外は、すべて難波の世話に当てているらしいが、
すべてを難波の世話に当てるって、なんかやらしいな。
あれの世話とかそれの世話とかに甲斐甲斐しい冴
まさかお茶を入れるだけじゃないだろうし、料理も作っているらしいが、他にも
洗濯、掃除さらにあれやこれやそれなんかも世話してるのだろうか。冴がいたら迂闊にエロ画像なんか見れないだろうし、
夜のオフィスにふたりっきりというシチュエーションも多いだろうし、難波は性欲満点だし、冴の胸の谷間とかに思わず発情した難波が
ついつい手をだしてしまい・・・とかそんな展開ありそう。っていうか何週間かあとに、具体的な話をすっとばして、
いつの間にか妊娠している冴とか、そんな少年誌的展開もありだな。
2007年12月26日