結局、タカマル達がいなくなった後にSMLは実質、廃部となっていたらしい。
なんだか寂しいなあ。RPGのエンディングでかつての戦場も夢の後・・・みたいな
展開だ。まあ、難波の新会社に吸収された後に、旧SMLが残ってるのもおかしな話だが。
さて、新SMLが入っているボロビル。かつて、ガタガタだったビルの外見もピシッと
明るくなり、ピカピカの外見にはエンジョイ出版の看板が。っていうか、いまだに
エンジョイ出版という名称なのかよ。エンターブレインに対抗して名づけた社名なんだよなコレ。
新進気鋭の出版社で働く、若い副編集長を呼び止める、可愛い女の子。少し成長して
髪が長く伸びた綾ちゃんでした。なんだか綾は後半になるほど可愛くなっていくな。
髪が長い方が可愛いよ。なんだかんだいって、いまだにタカマルの事を追いかける
健気さとあいまって、可愛いさが増しているような気がする。綾は一歩引いたポジションで
健気に頑張るのが似合ってるのかも。
アイドルオーラを放つ綾
タカマルの友人として、第一話から登場していたコーへー。どうやらプロのサッカー選手に
なっている模様。しかし、第一話から主人公の友人という美味しいポジションで登場した割には
まったく活躍しなかったな。最後は綾とくっつくかと思えば、結局、脈なしで殴られてるし。
いいとこは全部タカマルにもっていかれました。
そこへやって来るゆきえちゃん。お母さん的貫禄でますます、でかくなってないか?綾ちゃん
と並ぶと恐ろしく大きいぞゆきえ。幼い丸顔から少し細く大人っぽくなった印象のゆきえ。
でも肉付きは良くなっているような。
でけえ、でけえよ!
さて、編集長のデスクにやって来る綾。机の上には冴と子供の3人で写っている家族の写真が。
もう子供が出来てるのかよ、早いよ。その編集長はひげ面で少し太ったようだ。その髭はまるで
バカタール加藤のようだ。今後は浜村通信のように横に大きくなっていくのかな。
編集長と言えばヒゲなのか
SMLも大きくなってますやん、と言う綾に対して、編集長が横にね、と相変わらず毒舌な
芽以。あいかわらず小さいままでお父さん安心したよ。もう20歳くらいのはずなのに。
そして相変わらず巨大な鬼島。すこし腰をかがめないと画面に入りきらない所も
おなじみだ。芽以は髪を切って少し大人っぽく、鬼島くんは温和な青年になっていた。
今も変わらず、二人の仲はいいらしい。取材に行くときもいっしょだ。ねっちょり依存しあってる
さまが目に浮かぶぜ。エロいな。
仲良さそうでなにより
さて、茉莉ちゃんと、黒田は・・・あまり変わらなかった。結局この二人はどうなったんだろう。
何の進展もなかったなあ。ラブフラグでは唯一消化しきれていない部分だ。外見もあまり変わってないし。
そして編集部には唯一いない蓮沼さん。蓮沼さんはかつて語った希望の通り、小笠原諸島の
離島で僻地医療にたずさわる毎日。お兄さんとは一緒なのかなぁ。そこが気になるところだが
特にお兄さんの描写はなかったな、残念。お兄さんと一緒だったら完全に近親相姦フラグだしなぁ、
そこは読者の皆さんのご想像にお任せしたんだろう。最後は10周年のSMLを蓮沼さんが
嬉しそうに見つめるシーンで完結。
さて、SMLがさりげなく、週刊になっている。SMLのロゴが変わっている。SMLダッシュの
ロゴの方に統一されている、など細かく変化していますね。結局SMLとSMLダッシュは合体して
SMLダッシュ風味に統一されたのかな?
ファミ通の誌上でファミ通に対抗するゲーム雑誌を作るというそのテーマは、斬新で面白かった。
しかし途中から、雑誌の中身よりも、CM作りや、部勝負による購買層の拡大
など雑誌を売る手段に偏ってしまったのは残念だったかもしれない。雑誌の中身、例えばゲームに対する評価の
スタンス、特集的な記事などでファミ通を批判的に攻撃しファミ通に差をつける、というほうが、
ファミ通誌上に掲載される漫画としては過激で面白かったと思う。
雑誌のスタンスに関する批判的な内容は最後にちょこっとだけやれたけど、実は、平均的で
保守的なファミ通のスタンスに対する批判は、最初期の難波の「悪いところは悪いとはっきり
言ってやるのがメーカーの為だ!」という台詞でテーマとしてあったんだよね。一番最初の
このテーマをもう少しはっきりとやって欲しかったかも。
タカマルといえば、ラブストーリーも見せ場だったわけだが、恋愛話に関しては
ゆきえとタカマルがくっついてからの話が、個人的には好きだった。タカマルを
一途に愛する片思いなゆきえちゃんも可愛くて良かったけど、なんといっても
くっついてからのラブラブ感はよかったね、エロいし。タカマルで一番成功したのは
ゆきえちゃんというぽっちゃりキャラのフォーマットを生み出したことだと思う。
まあ、私が一番好きなのは芽以なんですが。しかし芽以といえばいつもタカマルに
ツラクあたって、良いところがなかなか無かった。それだけに最後に鬼島くんと
ラブラブになる話は最高に救いでしたよ。鬼島くんもかっこいいしねえ。しかし
心配なのは鬼島くんと芽以では体格に差がありすぎるということだ。どう考えても
鬼島くんのチンコは巨大だしなあ。それだけが気がかりです。
黒田と茉莉は・・・結局どうなったのだろう。まあ、新編集部にも在籍してるし
そのうちなんとかなるだろう。茉莉ちゃんは、おバカキャラとしてSMLでは
数少ない毒の無いギャグ要員だった。報われないロリキャラとしても可愛かったしなあ。
芽以の次に好きなキャラですよ。
しかし、一番見せ場が無かったのが、主人公のタカマル。もっとたかまれよタカマル。
まあ、健全なファミ通のハーレムキャラとしては、毒を抜かれてしまうのも
やむをえないか。やっぱり、主人公は男じゃなくて、破天荒な幼女キャラとかの方が
動かしやすいんじゃないかな。トルテみたいに。男だと、どうしても毒を抜かれてしまうからねぇ。
近藤るるる先生、長期週刊連載お疲れ様でした。毎週楽しい作品をありがとうございました。
とにかく週刊連載を一度も落とさず一度も休まず続けてきたのは凄い。でも、またすぐにがんばってね!
次の連載も楽しみにしています。
さて、新年からすぐ新連載が始まるのかな?次の連載はトルテ2がいいなあ。
ファミ通編集部か、ゲームに関係した漫画というと、やはりファミ通編集部が舞台っていうのが
無難だと思うし・・・ゲームの中とかネットの中に入る能力のある女の子とかも
いいかもしれませんね。
ともあれ、るるる先生の新連載があれば、引き続き、作品の感想などを書いていきたいと思います。
2008年12月26日