寺だより

はすのはな第8号  -平成20年秋季号-

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第一回蓮花寄席

今年の「降誕会」では当山初めての寄席を開催致しました。宗祖弘法大師に法楽を捧げた後、四十名の檀信徒の皆様と本堂内にて古典落語二座を楽しみました。流暢な話に耳を奪われあっという間の一時間でした。日々練習を重ねているセミプロだけあり、真打ちに負けず劣らずのものでした。 来年は地域の方々にも気楽に足を向けていただき大いに笑ってもらえる寄席を開きたいと思います。ご期待ください。

北京オリンピック回顧

東京オリンピックから四十四年間に亘り自称『国際オリンピック応援団長』として親しまれてきた山田直稔さんが、北京オリンピックを最後に引退される記事が新聞の片隅に掲載されていました。金帽子に羽織袴の姿は、誰の目にも留まり会場を楽しく盛り上げたようです。

《参加する事に意義がある》と言われるスポーツの祭典、オリンピックの理念は世界平和です。 山田さんはその理念を自己流に表現し、国や人のわけ隔て無く声援してこられた事は、正に世界平和貢献に繋がった事と思います。 その【平和の祭典】が開催されている中、残念なことに、戦争やテロの報道もあり、平和への道程は遠いようですが山田さんの様なおおらかな気持ちで、世界の国や宗教が、尊重しあうことが一番大切なのではないでしょうか。 テロや紛争のない地球でロンドンの祭典を迎えたいものです。

地獄十王図

例年8月13日から16日までの4日間、当山の本堂内に十幅の地獄絵を公開しております。江戸時代に描かれた閻魔十王図です。江戸時代「閻魔参り」という歳時があったといわれ仏教寺院においては、人は死後極楽浄土に行けるのだという教えを説き、「悪業や罪を犯す人間は地獄に落ちる」という戒めを、この閻魔十王図により絵解きしていたようです。

閻魔様は現代で云う裁判官に当たる人ですが、年に2日間だけお休みがあります。1月16日と7月16日です。もっと休日を取れるような世の中が訪れればと思います。
尚、閻魔様は当山境内の閻魔堂におります。「境内案内絵地図」を御覧の上、是非一度ご参詣を。

古代蓮

今年も蓮の花がたくさん咲きました。6月下旬、一番早く咲いた真っ白な大輪の古代蓮は、神秘的で心和ませ、見飽きる事なくうっとりとさせられました。ゆくゆくは境内の各所に株分けをして花を咲かせようと思っています。

十句観音経摩尼車

当山水屋の右手に「十句観音経摩尼車(じゅっくかんのんきょうまにぐるま)」を七月奉安致しました。鐘を一打鳴らし、十句観音経が彫られた円形の車を回転させながら心願成就をご祈念下さい。十句観音経は四十二文字で唱える事ができる最も短いお経です。何度かお唱えすればすぐに暗誦できますよ。





大五鈷杵

本堂に入りますと先ず目にされるのが「大五鈷杵(だいごこしょう)」だと思います。真言宗寺院には必ず在る法要用具の一つで五智如来(ごちにょらい)〔大日如来・阿弥陀如来・阿?如来・宝生如来・不空成就如来〕を秘め顕しているものです。大きな五鈷杵に触れ撫でて日々無事に過ごせますようご加護をお授かり下さい。


新しい仲間

こんにちは、僕アンパンマン。僕は北京オリンピックの開催日の8月8日にこの蓮花寺にやってきました。 ゴジラくんとミッキー・ミニーちゃんに会えて感激しています。新しい仲間としてこれからもよろしく。







「境内案内絵地図」設置

新駐車場など境内数箇所に新しく「境内案内絵地図」を設置いたしました。境内に点在する仏像などがわかり易く描かれていますので、ご来山の際一度ご覧になって下さい。新しい仏様にお会いできるかも知れませんよ。
境内案内のページはこちらをご覧下さい。




おしらせ

高津区久末在住の森 育三氏が平成20年4月1日より新しい世話人として就任致しました。
今後とも宜しくお願い致します。