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タイトル ロケットの夏 戦力グラフ(5点満点)
ブランド TerraLunar
発売日/価格 2002/10/11 ¥8800
対応OS Windows98/Me
攻略可能キャラ  5人/ボイス無し
総合戦力 /5点満点


「ロケットの夏」
隠れ良作「しすたぁエンジェル」を世に送り出した
TerraLunarブランドの第二作になります。

あらすじ:
少年時代は自作ロケットの分野では天才と呼ばれたいたが
とある事件によってロケットへの情熱を捨てて
今は怠惰な毎日をを送っていた主人公、真幌高志。
だが、「50マイルズオーヴァー」と呼ばれる有人ロケットへの大会参加を目指す
転校生、千夏との出会いによって彼は以前の情熱を次第に取りもどす。
そして高志をと千夏の下に集まった仲間たちとロケット部を設立、
はるか50マイルズオーヴァーを目指す…

CG:3.5
原画はキミヲさん。
CG総枚数は88枚、キャラ別に見ますと
10枚〜23枚とバラツキが見られます。
メインヒロインの千夏と歩にやはりCGが多く割り振られています。
私のお気に入りのはるひ先生には10枚(泣)
CGは全体的に明るめの色調ですが
どことなくぼかしを入れたようなやわらかさのある絵に仕上がっています。

H:2
各キャラ後半部分に一回あるのみです。
CG枚数は平均4枚程度で内容としては
純愛系そのものの初体験系と言えば伝わるでしょうか。
ボイスも無しなので正直、かなり薄いエッチの部類に入るかと思われます。

シナリオ:4.5
選択肢で展開が変わるノベルタイプのADVです。
短めのシナリオではありますが
夏の田舎町を舞台として
各キャラごとに非常に後味の心地よい物語が展開されます。
攻略キャラによってはロケット部があまり関係ない展開に
なってしまうのですがそれも許容範囲。
日常会話もテンポ良く進み、なかなか笑えますね

システム:3.5
セーブ数は14個とちょっと少なめ。
シーン回想が無いことを考えるともう一回り欲しかったところです。
メッセージ速度は3段階に変更可、BGM、SEのON/OFF
既読のみメッセージスキップありです。
スキップはかなり高速ですね。
自動メッセージ送りはなし。
おまけモードはCG&音楽鑑賞のみとちょっと寂しいかもしれません。

音楽:4
音楽鑑賞モードに登録されている曲総数は25曲。
全体的にピアノを多用したアコースティックで落ち着いた雰囲気は
夏の田舎を舞台にしたこのゲームに良くマッチしています。
ED曲「Hello Summer,Goodbye」は名曲。

総評:4
作りとしてはやや小粒な印象も否めませんが
プレイした後に心地よい充実感を感じられる良作です。
夏の田舎町やロケットという言葉に少しでも惹かれた方は
プレイしてみることをオススメします。