8月13日 晴れ 朝、みかの電話で目覚める。 「こいちゃん、生きてる!?」 ほんとは昨日の深夜にひっそりとカブでみか邸に行くはずだったのに、睡眠不足で寝ちまったのだ。 おばちゃんたちも心配してたらしい。 ごめんなさい。 でも、寝たおかげで、頭はスッキリ気分もいい。 昨日あの状態で深夜に初カブ。。と思うとマジでゾッとした。 電話のあと、みかがなんとウチまで、カブでわざわざ迎えに来てくれた。 今決めた!君が隊長だよ、みか。ありがとーう。 口には出さなかったけど、心の中で思った。 「いや、こいちゃんが無事にウチに来れるって信用してないだけだよ。」 にっこり見つめるこいちの心を読んだかのような返事。 一刀両断なみかセリフだけど、許す。 だって自分でも無事に着けると思ってなかったからさ。 そしていよいよ初ダブル・カブ!!! みかカブ!こいちカブ!ビバ・カブ!! 顔に笑いが貼り付いて取れやしねぇ。 みかんちに着いて、カブにデカ箱をくくりつける。56gの箱だからマジでかい。 「まぁ、背もたれ付きのカブでいいんじゃん。」 言ってみたものの、この箱に荷物が入り、しかも自分が乗り、 タイヤが潰れないで走れるのかどうかが結構心配だった。 荷物分担は、 みかカブにしちりん、コッヘル(山用の食器や鍋)、調味料などの食なモノ。 こいちカブには、テントや銀マット、救急道具やろうそくなどの住なモノ。 その他、遍路グッズやリコーダー、それぞれの寝袋、ほんのり着替え、ほんのり女の子セットなどなどが加わるわけだ。 切りつめてやっと、一人56gの箱。 めちゃめちゃヘビーだ。 そして、14時過ぎ。みか宅を出発! 途中、旅に必要なミニバッグを「ユニクロ」にて¥500で購入、 有明の東京港をめざす。 19時50分、東京港より出航、2時間かけて東京湾を出る。 ようやく落ち着いた頃、二等船室の大部屋に横になりながら、 にまにまと笑いがこみあげてきた。 とうとう旅が始まった。 どんなドラマが待ち受けてんだろう・・。 ぴーたー心をくすぐる事があるかなぁ・・。 最高のテン場、見つかるかなぁ・・。 くぷくぷくぷ・・・。 「もう寝ようぜ。」「おう。」 妄想と共に初日が終わった。 13日の今日のドラマへGO |