第22話 人類の勝利、そして…(前編)(OZルート)

(シナリオデモ)

セレイン「あとは、バランサーのチェックか……」

レラ「手伝おうか?」

セレイン「ああ、頼む。そこのウインドゥのデータをモニタしていてくれ」

レラ「いいよ」


レラ「調整終了っと。これで終わり?」

セレイン「ああ、戦闘前の準備はな」

レラ「スヴァンヒルドも、ずいぶん故障が多くなってきたみたいだね」

セレイン「しかたないな。もともと帝国の試作機だったやつだ。OZに来たことで、パーツを流用
しやすくなったことだけが救いだな。もっとも、そのままじゃ使えないから、アストナージ達には、
苦労をかける」

レラ「アストナージは、ケーラが来てから元気そうだから、いいんじゃない」

セレイン「そうなのか?」

レラ「そう。なんだか知り合いだったみたい」

セレイン「そういうものか」


(中略)


セレイン「レジスタンスだった時はともかく、OZに入った今は、不慣れな奴まで実戦に出ることはない。
それに……」

レラ「それに?」

セレイン「まだ戦いは続くとはいっても、それほど長くは続かないかもしれない。現状では、
そこまでやる意味はないだろう」

レラ「ちぇっ、それって、アタシが役立たずってこと?」

セレイン「パイロットだけでは、戦いは続けられないということだ。お前は十分、マーチウインドの
役に立っている」

レラ「……まあいいや。そういえばさ、今度の戦いであの連中を倒せば、次は宇宙だってね」

セレイン「ああ、まだ帝国軍がいるからな。行かないなどといったら、沙羅が怒る。どうやらトレーズも
我々を宇宙へ行かせたいらしいしな」

レラ「シャピロ=キーツか……なんで地球人のくせに、帝国の指揮官になんかなってるんだろ」

セレイン「さあな。私には理解できないことだ」

レラ「月に帝国軍が集まってるんだって聞いたけど、アタシたちも行くことになるんでしょ?」

セレイン「たぶんな」

レラ「……宇宙か……アタシさ、宇宙って行ったことないんだ。セレインはあるの?」

セレイン「1年戦争が始まる前までは、コロニーだった」

レラ「へえ、初めて聞いたな。どんなとこなの?」

セレイン「説明するのは難しいな。実際に行ってみないとあの感覚は共有できない。火を見たことのない奴に
言葉で説明するのと似たようなものだ」

レラ「怖くはない?」

セレイン「人によるだろう。地上でも、水が怖い奴がいるのと同じだ」

レラ「ふうん、そっか。アタシさ、前から宇宙に行ってみたいと思ってたんだ。早く行ってみたいな」

セレイン「その前に1つ、やることが残っている。ここで死んだら、宇宙へは行けない」

レラ「大丈夫!アンタ達なら、きっと勝てるよ!」


(マップ開始直後、敵が侵入したらしいと聞くセレイン)

セレイン「艦長、私は出撃を見合わせる」

レラ「ちょっと、アンタなに言ってんのさ!」


(敵3機撃墜時、会話イベント)

セレイン「……妙だな」

レラ「何がさ」

セレイン「これだけ探して、敵が見つからないというのはな」

レイン「どこかに隠れているってことでしょう?」

銀鈴「私も少し気になるわ」

レイン「銀鈴がいうんなら、そうなのかもしれないけど……とにかく、何者かが潜入しているのは
間違いないんだから、一刻も早く見つけなくては」

セレイン「そうだな……」


(感想)
「ここで死んだら、宇宙へは行けない」とセレインも言っておりますが…。
何も言いません、次へお進み下さい!

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