2011年7月29日(金)フジ・ロック1日目。 

2年ぶりのフジロック参戦。昨年は三女が産まれることもあって早割り取ったのに断念しました。毎年当たり前のように参加していたのでとっても寂しい思い。なので今年は行く気満々で早割りに応募したのに見事に落選!!なんてこった・・。でもその直後にウィルコの参加を知って俄然行く気が出てきました。サニーデイサービス、ケイクやらFOWも決まり全体的な面子は弱いもののメインは大好きなアーティストが揃いました。6月下旬にオークションで何とか3日通し券をゲット。でも何だか準備もままならないまま前日を迎えてしまう。すでに雲行きは怪しく前夜祭も雨に見舞われているようだった。用意はといえばどうしよう何もしてない!なに持って行けばいいんだっけ?と思いながら結局いつの間にか床で爆睡してしまいました。幸いだったのが5時半に目が覚めたこと。まずは自転車を車に積む事から。今回はついにステップワゴンで行くことができるので自転車を畳まなくても積み込める!コレは最高でしたね。チャイルドシートなど全部外して準備ok。次にTシャツやら下着やらも迷ったら持って行くことにして積み込む。車が大きいとホント楽だ。これなら余裕で出発できると思いきや2度寝してしまった・・。今回のフジロック3日間での困り事はカミさんの使用できる車がなくなるということ。2年ほど前から営業車で通勤しているのでソレを乗るわけにも行かず。カミさんの実家に車を借りに行く事になった。行きは電車で行くとの事で上の子2人を幼稚園へ送り出した後、赤ちゃんとカミさんを駅に送る。この時点で10時。改めてレッツゴー!と思いきやiPodを忘れたことに気がつく。しょうがないので家に取りに行きタイムロス。めっちゃスピード出したいけど以前フジロック行く途中で覆面パトに捕まっているのではやる気持ちをおさえつつ安全運転。いつものペンションに到着したのは11時30分前でした。ペンションの方に挨拶して早速準備に取り掛かる。すでに雨が酷かったので完全防備で自転車は使わずに徒歩で向うことにした。11:30からの毛皮のマリーズを観たかったのだけどすでに開始時刻。それでも何とか最後の方でもと道を急ぐ。がー!やっぱ初日なのでリストバンド交換にめっちゃ時間取られて終了。樹くんとメールでやりとり。毛皮のマリーズ良かったとの返信。羨ましい・・幸先悪いなあ。やっとのことでリストバンドを交換しゲートをくぐったのは12時20分。とりあえずはオアシスにて腹ごしらえ。苗場食堂でとろろ飯と冷やしきゅうり&ビールの組み合わせ。やっぱ美味い♪とろろ飯を喉越しで一気食いした後ビール片手にグリーンへ。すでに大きな音で演奏がスタートしている。12:00[The Vaccines]。あれだけの準備不足のなか参加アーティストのチェックなどほとんど出来ていない。それでもこのバンドが注目新人であることは今朝確認してきた。でも音はまったく聞いていないので興味津々。到着するとかなりの盛り上がりを見せていた。曲もなかなか良くって何よりvoの声がちゃんと出ていて好感触。ライブで声が出ていないとテンション下がるからなー。ホワイトのソウル・フラワー・ユニオンも気になったが時間的なこともありレッドの[Belakiss]を覗きに行く。朝のチェックでサイケロックとの謳い文句だけは確認していたのでもしかしたら好みの音かもしれないと期待したがちょっとイメージと違ったので1曲でグリーンに引き返した。その比較となってヴァクシーンズがさらに良い感じに聞こえた。ヴァクシーンズ終了後2杯目のビール。この日早速のかぶりの時間帯。ホワイトのサニーデイサービスとヘブンのノア・アンド・ザ・ウェール。どちらもすごく観たい!とりあえず10分早く始まるノア・アンド・ザ・ウェールのためにFIELD OF HEAVENへ向う。ボードウォークを通ってひたすら歩く。ヘブン到着もそれほど混み合っていなかった。3年前かにはまったスープカレーは今回も無かった。仕方が無いので夏野菜カレーを食す。まあまあ。ハイボールを飲みながら閑散としたステージ前に移動。あんまり人気無いのでしょうかね。ヴァイオリンがセッティングされているだけでもワクワクする。14:00[Noah and The Whale]。予定時間から5分ほど遅れてメンバー登場。皆細身のスーツ姿でカッコイイ。で、最初の一音なって歌が始まった瞬間にもう確信しました。すごく良い!ライブが悪いわけないなーって。刻一刻とサニーデイの時間が迫るのだけど頭の中では「コレ観なくて良いのかな・・」って。でもファン歴の長さで結局後ろ髪を引かれながらホワイトに向けて出発。僕は2曲しか聴けなかったけど最後まで観られた方にとってはおそらくベストライブなったのでは?アヴァロンを通って坂を下る頃に「恋におちたら」が聞こえてきた。[サニーデイ・サービス]。昨年の単独ライブも最高に楽しくて、でもまだまだ聴きたい曲もあるし今回楽しみにしていました。「白い恋人」「若者たち」「青春狂走曲」「NOW」と立て続けに聞かされてテンションあがる。そして名曲「サマーソルジャー」と。この曲は一気に会場を包み込む魔法の歌ですね。「ふたつのハート」「胸いっぱい」「スロウライダー」。最後は時間が余ったらしく「コーヒーと恋愛」。選曲にそれほどサプライズ的なのはありませんでしたが一緒に歌えるってのはやっぱ良いなー♪。今回も楽しかった!ライブ終了と同時にレッドに向けて歩き出す。天候は一向に良くならずゲンナリ・・。オアシスに到着。とりあえずタイラーメンが食べたかったのでビールと一緒に購入。食べながらレッドの脇の出入口に。結構な人。ライブはすでにスタートしている。[GRUFF RHYS]。スーパー・ファーリー・アニマルズは大好きですが彼のソロ作は今まで聴いたことがありませんでした。そんな中でライブ参戦。流れる曲はSFAとさほど変わらなく独特で心地よいポップナンバー。程よいローファイ感がまた良い。グリフの佇まいはレイ・デイヴィスにも通じてとても好きだ。何度も日本語を垂れ幕に掲げコミュニケーションを図ってました(笑)アルバム買おうかな。この後は予定も無いのでTシャツでも見に行くことする。するとグリーンはめちゃくちゃ盛り上がっていた。[MANU CHAO LA VENTURA]。まったく持って知らないバンドでしたがジャングル調と思いきやパンクロック的でもありとにかくハイテンションな音。これが盛り上がらない訳ないですね。後ろの通路とTシャツの列の並びながらマヌ・チャオを聞く。このTシャツ売り場の周りは特にぬかるんでいて歩くのも嫌になるな。Tシャツはと言えば結構な時間かけてやっと順番になったのだけど欲しかったウィルコが本日分が売切れてしまっていたので断念。明日早めに来ようかな。次はヘブンなのでとりあえずところ天国へ行く。さすがに今日の天候で川で戯れている人はいなかった。とりあえずビール買う。結構なハイペースで飲んでいる。酔っているのか疲れているのか足取りは重い。今日何度目か分からないボードウォーク。さっき通った時も感じたんだけど木道亭がかなり混み合う感じ。今までは演者の前を横切るように歩けたのだけど、今は歩行者が後ろに迂回する感じで通る。通路脇でやっている感じ良かったけどなあ。で、今回。木道亭が近づいてくると女性の声。音がギターポップ調でベルセバぽい。ちょっと聴いていこうと覗き込むと・・アレ?声から想像していたのとは180度違うぞと。思いっきりアジア人。歌は英詩だったので東南アジアの人かなと思ったのですがMCは日本語。で、MC中も若干の違和感を感じつつも女性と思っていたのですが・・何と男でした!!。いやあびっくりした。でも歌いだすと美声で英詩。何が何なんだか分かりませんでしたがなかなか良かったです。グリーン・ステージに出たかったのでココで良かった的なとんちの効いた事を行ってました。[OLDE WORLDE]というソロユニットでした。ヘブン到着。実はこの時間帯はこの日2度目のかぶり。グリーンのジミー・イート・ワールドとこのヘブンのロン・セクスミス。今年出たロン・セクスミスの新作がとても良くて迷いはなかったのだけど時間帯がずれていれば楽しみ倍増だったな。サニーデイとノア〜のかぶりもそうだけど。で、ロンセクスミス。もっと人がいると思ったんだけどそうでもなかった。たしかに裏でサケロックとJEWを演っていれば音楽的には分が悪いかもしれない。17:10[RON SEXSMITH]。僕は1stアルバムと今回の新作しか持っていないので知らない曲ばかりだろうなと思いきや序盤で新作の冒頭を飾るカントリー/フォークポップ「get in line」「the reason why」と演ってくれて興奮した!後半にも特に聴いてる暖かいメロディが最高な「Believe it when I see it」も聴けた。サビはおぼろげながら一緒に歌えた。あと数曲は新譜から演ってくれたのだけど、この曲も聞き覚えあるぞと後で確認した「love shines」もとても良かった!他の曲もとても良かったのでアルバム揃えようかなと思います。ロンさん終了後ヘブンをウロツク。天気悪い中歩きっぱなしでかなり腰にきてる。失敗したのが携帯イスを車から持ってこなかったこと。雨の日は必需品ですね。明日は忘れないようにしようと頭の中でメモ。と、見覚えのある金髪の外国人。おおっとFOWのクリスではないか!どうしよう握手してもらおうか。でもプライベートぽいし軽くストーキング。何人か気がついた人が手を振ったり握手したりしていた。アヴァロン抜けてホワイトそしてところ天国まで。とホワイトの川を写真に撮るクリスの隣で挙動不審の男が。明らかにクリスを意識している(笑)・・アレはもしかして?とメールを打つ。すぐに返信あり。やっぱり樹くんでした!こんな形で再会出来るとはびっくり。聴けばロンさん観て、同じようにクリスを発見してストーキングしてきたって事。同じ行動しているのが笑えた。この後はお互いに目当てのバンドも無かったので乾杯をするためにオアシスへ向う。彼とは2年ぶり3回目。乾杯後もウロツク、話すと一緒に行動を共にしました。コールドプレイはとりあえず観たいよねってことで僕も頑張ることにしました。すでに体力は尽きているのでホワイトへの行動はムリ。僕の為にこの辺でウロツクしかなく付き合わせてしまって申し訳なかった。ちなみにノア・アンド・ザ・ウェールは全部観たらしくとても良かったとの話。あーやっぱそうだよねと。1番良かったのはマヌ・チャオでモッシュピットに居たって若くて良いなあ・・。去年の話でもジョン・フォガティ良かったとか羨ましい限り。19時を回ったのでとりあえずグリーンに移動してアークティック・モンキーズを後ろから観る事にした。19:20[ARCTIC MONKEYS]。って感想書きたいのだけどお互いに1曲も知らず、雨もきつかったのですぐに退散。連れションしてアルコール買ってまたダベってました。コールドプレイの話としてはお互いに1stしか印象に無く追いかけていない。僕は今回の為に2ndをレンタルしたが良かった。なので僕の方がコールドプレイの曲は知っている。など低いレベルの話。目的としては「yellow」を聴こうって事になりました。そしてついにコールドプレイ直前ステージ向って左側のめっちゃ後ろ側。とにかくすごい人だ。バック・トゥ・ザ・フューチャーのテーマソングが嫌でもテンションを上げる。ちょっとワクワクしてきた。で、2曲目にして僕らの目的は達成する。「yellow」!!ステージングも華やか。うーんめっちゃ良い曲だね。続けざまに「in my place」。予習の賜物です。コレも良い。とにかくカラフルなライティングに大玉風船にシャボン玉、花火まで打ちあがったステージングが圧巻だった。これ雨じゃなかったらなおさら良かったのに。何度か反応できる曲があったのだけど樹くんへは「2ndの1曲目」を3回ほど使いました。でも「politik」は演った。あと間違えたのは「the scientist」とアンコールで演った「clocks」。「clocks」に関しては1stの曲かなと断片的な聞き覚えで適当に答えていました。スミマセン。圧巻だったのは「Viva La Vida」。現代のウォール・オブ・サウンドと呼べる素晴らしい曲だった。こんな高揚感ある曲だったなんてちょっと感動してしまった。この曲終了後に2人で「アルバム買おうね」と遅ればせながら誓ったのでした。この曲の後に演ったのも良かったしライブ最後の曲も良かったな(「every teardrop is a waterfall」って曲らしい)。まあとにかく観られて良かった。きっと1人だったら帰ってしまっていたかもしれないので助かりました。また機会があれば観たいです。キャンプ組の樹くんとはココで別れる。また明日。今日は自転車でゲートまで来ていないのでペンションまでの道がつらい。結局天気が悪いままだった1日目。だらだらと歩くとそこはプレス・オブ・ワンダー。前を通りかかるとちょうどルーキー・ア・ゴーゴー1組目が始まったところだった。そのイントロの音がヤケに楽しそうだったので疲れをおして進入。23:00[AWAYOKUBA]。4人編成のノリの良いソウルロックバンドですかね。とにかく楽しかった。はねるキーボードがノリノリで、vo.も◎。まさにライブバンド、これぞパーティーバンドと言う感じで良かったです。多くの外国人の箍を外したテンションがソレを物語っていました。来年以降のフジロックの各メインステージの選考も兼ねているというアナウンスが流れていたが僕が投票するならきっと彼らでしょう。と言っても彼らしか観ていないのだけど・・。最後に気持ちよい気分になり帰り道の足取りも少し軽くなった気がした。なんとか1日目終了。風呂で体をほぐし車中泊。雨が上がることを祈りつつ就寝。

2日目に続く

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