My Best Of 2023

今年もありがとうございました。日常が戻ってきた1年でしたね。昨年、もうここでは更新しないようなことを書いていましたが結局またここで年末の言葉を書いています。やめるつもりでいるから積極的な気分も昔よりは減退しているのですが、年の最後はしっかり締めたいので頑張って作成しました。とても辛かったです(笑)。

まず、Spotifyがまとめてくれた僕の今年1番良く聴いたアーティストはビートルズでした。新曲「Now And Then」の影響も大きかったですが結局?って感じです。それを前提に僕の年間ベストは見る必要ありそうです。僕はベタが好きだ。

今年は新譜60枚/旧譜40枚の計100枚でした。いつもの年よりはCDは買いませんでしたがフィジカルではないものも多く含まれるので手軽さゆえに新譜の数が増えました。極力CDリリースがあるものは買っています。60枚から漏れながらも良いアルバムはまだ10枚くらいあります。TFCの新譜を初めて外したかも・・前作よりも断然好きなのにね。旧譜は年の前半は結構買ったのですが後半はかなり減りました。新譜の年間ベストですが、ここ数年はどれも良盤でレベルは高いなかでもTOP3枚くらいはすんなり決まったのですが、今年に限っては圧倒的な1枚はなくて非常に迷いました。もっと言えば10枚に絞りこむことさえなかなか出来なかった。The Midnight Callers、Rinehearts、Cupids Carnival、Ronson Hngup、The Anderson Councilの5枚が目まぐるし行ったり来たりしながら最終的にはThe Midnight Callersの2ndに決定。バリエーションの関係で10枚に漏れてるDuncan ReidやRyan Hamiltonも年間TOPでもおかしくないです。本当ならKid Chameleonをベストに据えたいですが特別枠で我慢しました。でもカッコいいパワーポップがたくさん聴けたので満足です。

旧譜は新譜よりもいつも以上に充実していて名盤揃いでしょう。TOP10はいずれも最高。皆さんに聴いて欲しいやつばかりです。年の前半に旧譜を購入することが多かったのは2010年頃の「買うものリスト」が発見されたからです。当時欲しかったアルバムを調べてお安くゲットしていく活動は楽しかったし、気に入っていることは確定しているので安心かつ刺激もあった。まだまだ知らない名曲たくさんあるなと。旧譜ベストのSilvertwinはめっちゃ最高なのにフィジカルがない罪作りなバンドなのでサブスクでヘビロテしてましたが、サブスクから急に消えて聴けなくなることも結構増えてきたのを感じDLしました。あ、ちなみにフィジカルにないものは基本DLしてます。Billy Goodrum、Marc Valentineも最高です。正直新譜よりも注目して欲しです(笑)

ライブについてのトピックはまず4年ぶりにフジロックに3日間参加。音楽はもちろん久しぶりな人達とも再会できて楽しかった。来年も是非とも。サニーデイサービスの新譜が素晴らしく、その新譜を全て網羅したツアーライブも観ることが出来た。長女と2人で小さなライブにリーガルリリーを観に行ったのも感慨深かった。いくつかライブ決まっているのですがもっと積極的にライブ参戦できるように時間と、、あとお金を捻出したいですね・・めっちゃ高くなってるからね。

サイトの更新はほぼしませんでした。TOPジャケを1回変更したのは我ながら偉かったですね。繰返しになるけど、今後もここで[音の網]をやっていくのなら更新しても良いのですが、やめようと思っているのに更新してもって気持ちが。場末のサイトで悩むことじゃないけど20年以上積み重ねてきたものだから・・。正直更新はホームページは楽なんですけどね。でもスマホでめっちゃ見づらい。また先延ばしで考えていきます。

今年の訃報。やっぱKAN。洋楽をずっと聴いていました邦楽も大好き。でも購入までいたるアーティストは一部でKANもその一人だった。とにかく曲もライブも最高、そして通じて知る人柄がもう人生のお手本でさらにリスペクトは高まっていた。闘病は知っていたが急に訃報がとび込んできて辛かったなー。逆に闘病をしらなかったチバユウスケの驚きはさらにあった。Dr. Feelgoodの国内初CD化やThe Piratesベスト盤やThe Boys評価。紛れもなくTMGE盛上りの波及効果でした。感謝!パワーポップ界隈ではドワイト・トゥイリーも72歳で、KANは61歳だしチバユウスケも55歳。若すぎる。デニーレイン、ポーグスのシェイン・マガウアン。そしてジェフリーフォスケット。ライブの記憶を上書きさせて欲しかった。残念。良く聴いていたバンドで言えばイーグルスのランディ・マイズナーやザ・バンドのロビー・ロバートソン、バカラックやデヴィッド・クロスビーの大物ミュージシャン。テレヴィジョンのトム・ヴァーレインにボビー・コールドウェルも今年でした。キンクスのジョン・ゴスリングにスマッシュマウスのスティーヴ・ハーウェルの名前も出てきた。坂本龍一もか。とにかく音楽愛好家としては感謝しかない人達ですが、体は是非気遣って欲しい。

私生活は平々凡々と暮らしていますが、子供が皆どんどんと大きくなり普通にお金問題はありますが節制しながら趣味は充実させたい。やっぱリアルに飲んだりライブ行くのはやっぱ楽しいからね。起伏のない生活や人生に感じられてもピントを合わせると意外にいろんな出来事があって自分が一喜一憂している瞬間ばかりで、その均衡が幸せなことに保たれていることは平々凡々なんでしょうね。今これを書きながら頷きました。居酒屋に落とすことも増えそうだな・・自分自身も体を気遣う必要あり!
最後に念のためにまた書いときますが、この年間ベストはもしかしたらブログに転記するかもしれませんw。見づらくてすみません。良いお年を。

番外編は
こちら
◆今年発売のもの◆
  ◆BEST 『Rattled Humming Heart』 / The Midnight Callers
期待度の高かった2nd。今回もロックンロールファン・アルバムで最高。冒頭3曲続けてのチープトリック具合。それだけでなく「Girl On The Run」「Baby Let Me Be」「The Plan」と良い曲目白押しだ
  ◆次点   『Rainbow Child』 / Cupids Carnival
ビートルズの新曲で沸いた年ではあったが、ビートルズの遺伝子を受け継ぐアルバムもしっかりとリリースさせております(しかも国内盤あり!)期待通りの出来ばえでこれはビートルズファンはマストバイでしょう!
  ◆3位 『Centaurus』 / Ronson Hngup
旧盤でも挙げている『Ronson Hngup』をオススメされて気に入って聴いていたら新譜もあったので購入。ポップセンスが高く総じてハイクウォリティ。メンバーみたらオージパワーポップシーンの精鋭が揃っていた。納得!
  ◆4位 『Full Bloom』 / Rinehearts
豪パワーポップバンドでドム・マリアーニがプロデュースってことで期待が膨らんだまま聴いたら、さらに大きくなって評価がくだったって話。まさになオージーパワーポップサウンドで嬉しい。TFCやFOWの謳い文句も詐欺でなくうなずけます
  ◆5位   『The Devil, The Tower, The Star, The Moon』 / The Anderson Council
おそらくインディーズシーンにおいての今年1番のパワーポップ作品。信頼度の高いバンドだがいつも以上に僕の琴線に触れるメロディとリズム、コード進行が惜しげもなく流れてくる。トキメキしかないでしょう。最高傑作
  ◆6位 『Heart Shaped Eyes』/ No Tears
マークボランが歌うパワーポップチューンといえる「I Wanna Be With You (Tonight)」 をネット試聴して気に入りました。エクスプロディング・ハーツ〜ジェフ・ホエーランの系譜なのでコレだけで反応した人は間違いないでしょう
  ◆7位 『Butch Walker As... Glenn』 / Butch Walker
こんなにベタに胸アツなアルバムは久しぶりだ。1曲目から13曲目までずーっとビリージョエルやエルトンジョン、ドンヘンリーを聴いているかのような気分だ。ブリリアントな良盤だ
  ◆8位   『Love + Glory』 / Dave Kuchler
ソウル・エンジンズ時代を彷彿とさせるパワーポップ(未発表曲含んでいるよう)やニックロウ寄りな曲まで、今作もエヴァーグリーンなポップチューンが満載。クールで伸びやかな声がまた良い!捨て曲なく一気に1枚聴いてしまいます
  ◆9位   『Plan B』 / The Telepathic Butterflies
疾走感あふれるパワーポップ「Right Through It All」は今年のキラーチューンのなかでも群を抜いていた。さらに「The Girl Who Couldn't Be Named」「Flora」も最高。新生テレパティック・バターフィルスがここに
  ◆10位   『Nothingeveris』 / Armchair Oracles
繰返して何度も手に取った前作同様に今作も永遠にお気に入りなりそうなドラマチックでメロディックなポップロックが流れる。70sのラジオフレンドリーな楽曲はベテラン・リスナーにもリーチするでしょう
  ◆特別枠◆   『Tied Up In The Vines (III)』 / Kid Chameleon
ヘビロテの1枚。いや...2021-2022年の2年間で発表された3枚分(30曲)デジタルリリースの2枚組CDであるからヘビロテの3枚。ヴォリュームからくる訳ではない多種なサウンドで良い曲勢ぞろいなのだが、各盤で1曲ずつ「Fremdscham」「Goodbye You」「Swan Song」を挙げときます
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■11位〜15位 -順不同-
『And It's Goodbye From Him』 / Duncan Reid And The Big Heads
レジェンドが全盛期更新。今までのアルバムもいつも安定感あってとても良かったが、今作はよりダイナミックに。数年前観たライブのキャパではもう音が溢れだしそうだね
『Haunted By The Holy Ghost』 / Ryan Hamilton
毎回最高だが、前作『1221』はパワーポップとアメリカーナなロックチューンが混在して特に良かった。今作も引き続き良い。かの時代ならロックスターでしょうに...
『Kiss And Tell』 / Kid Gulliver
8曲入。初聴きだが女性版ローラスって感じでとても気に入った。ポップパンクだけだと飽きちゃんだけど純度の高いパワーポップもあるし、「I've Got A Picture Of You」のようなビターなギターポップも聴けて◎◎
『Exorcism Of Youth』 / The View
再結成後の復活作。徐々にロックテイストは減ってきていたがさらに垢抜けた音を出してきた。でもポップチューンとしての完成度がハンパないので最高。どの曲もシングルカットできるレベル。聴かなきゃ損
『Don't Look Back』 / Hurry
毎回ブレることのない作風。マンネリとの戦いはリスナーだけでなく当人にも襲ってくるはずだ。そして黙々とクウォリティが求められる。ナキメロ・美メロ匠人ハリー
■16位〜20位 -順不同-
『Buy This Now !』 / Uni Boys
昨年のアルバムも時代錯誤のビンテージなパワーポップで驚かせてくれましたが、今作も同様なのだがレモン・ツイッグスのプロデュースからなのかポップさが増した。僕的には断然良い変化だ◎◎
『What Matters Most』 / Ben Folds
8年ぶりのソロ作。ベンフォールズらしい名曲がいくつもある。特に「Winslow Gardens」「What Matters Most」感涙。ドライヴィングミュージックではなく、リビングで過ごすひと時に聞こえてきて欲しい音楽だ
『Dying Of The Light』 / The Parlophonics
押し引きある良いアルバム。メロディはゆったりとしながらも、骨格のしっかりしたフックを漂わせる。バッドフィンガー「Song For A Lost Friend」もカヴァー。手始めに「Reading Kerouac」を
  『S/T』 / Liquid Mike
びっくりするぐらい曲が短いがスーパードラッグに近しい感じで良い。曲によってはウィーザーだったり、パンキッシュさが勝つ曲もあるけどオルタナ寄りのパワーポップの紹介で間違いないでしょう◎◎
  『In The Black』 / The Lunar Laugh
速球で押すだけでなく7色の変化球で封じ込める的な?モダーンロック「Born Weird」ビートリッシュ「Fake It Till lWe Make It」。「Stranger Than Oz」も◎「Timeless Time」はまさにタイムレスメロディだ
■21位〜25位 -順不同-
『When Red Lights Flash』 / The Decibels
往年のデスベルズ60sロックに加えグリーンベリー・ウッズやFOW的なサウンド+レコーズ、エディー&ザ・ホット・ロッズなパワーポップも同居したポップンロール集
『Never Night Time On The Sun』 / Reno Bo
サイケ、ブルージー寄りだけど噛むほど味がするのを知っている。70sポップロックなギターサウンドがもう好み。全盛期のスーパーグラスのような「I Want It All」「See You In The Morning」◎
『Magic Shadow』 / The Foreign Films
1年間通して聴いた。レイデイビスやマークボランな要素をもちながら80sサウンドを鳴らすといった時代を超越した感じでめっちゃ良い・CDは曲順全然違うのは??だけどw
『Everything Harmony』 / The Lemon Twigs
ジョンデンバー?ってフォーク路線が顕著。カーペンターズやトッドラングレン風な曲も。ビッグスター的な「What You Are Doing」最高。気分によって聴き分けできるポップアルバムがもう4枚揃っている凄さ
『The Wireless Revolution』 / Dropkick
多作家アンドリュー・テイラー。ここ数年でこの人の評価は確固たるものになったのはハズレを引かさないからだ。今回もサプライズはないがメロウで自信に満ちた楽曲群
■26位〜30位 -順不同-
『PUFF』 / Vanity Mirror
2021年に良盤を出したエレクトリック・ルッキング・グラスのリズム隊2名による別バンド。レトロフィーリング溢れるところは全く同じだが宅録感(実際は違うと思われる)のような身近さがある◎
『Rock 'N' Roll Club』 / Kurt Baker
メロディアスに寄った新譜。セカサタのワイアットさん参加も大きいね。パンクロックや8ビートスタイルを基調にして欲しい人には賛否がありそうですが「She Don't Wanna Be Alone」聴いたらもう降参でしょ?
『An Otherwise Negative Situation』/ Geoff Palmer
またポップンロール番長の季節がやってきました。以前の様にポップパンク寄りの曲また増えました。サーフポップ調の「Surfin' Nebraska」や「Stuck With You」最高
『The Rest Is History』 / Thomas Walsh
バグウォッシュのフロントマンのソロ作。「A Good Day For Me」は僕が今年聴いた中では今のところ指折りのグッドメロディ。源流はポールマッカートニー。盟友ディヴァインコメディのニールも参加
『Tiny Injuries』 / Tamar Berk
「Sunday Driving」は今年のマイベストなパワーポップチューン。「1997」も◎。ウィーザーのような曲もあり。アルバム全体としてゆったりとした曲も半分を占め。祈りのような訴えかける美しさがある
■31位〜35位 -順不同-
『Perfect Crimes』 / Ransom And The Subset
1stの時点で50歳を越えていた(ハズ)のパワーポッパー。11年ぶりの2nd。楽曲のクウォリティと若さそのまま。「Should Have Said Nothing At All」オススメ。20/20「Fast Car」カヴァーあり
『Turning On The Century, Vol.2』/ Marc Jonson & Ramirez Exposure
強力タッグの続編で今回も◎「Happy Sparrow (In The Rain) 」〜「In The Rain (Reprise)」でカリフォルニアでパッケージ。「Striken Girls」「Valentino Nightingale」を60sガールズグループで出してたら大ヒットだね
『Here Comes Moonlight Parade』 / Moonlight Parade
初めて聴いたバンドなのだが曲良すぎてビビった。なんだかコンピレーション的なアルバムなのかな?18曲入。80sドリーミーな美しさを誰もが感じるでしょう。埋もれるにはもったいないバンド
『The Last Rock Band』 / Ryan Allen And His Extra Arms
ボウイ「Queen Bitch」なリフを携えた1曲目「The Last Rock Band」。「We Have Returned」でもボウイの影響。ラモーンズな曲やエナジー溢れる「Discovery」「Start A Band」、ポップな「Because I Have To」etc...
『Happy To See You』 / Meyerman
2012年の1stは男気溢れるジャケを裏切っての甘酸っぱいメロディにやられた訳ですが、今作は多少やんちゃ度上がってチープトリックやイナフズナフ寄りか?今回も捨て曲なしで最高です
■36位〜40位 -順不同-
『Bunny』 / Beach Fossils
以前「What A Pleasure」をコンピに入れてもらった。ずっと強力なドリーミーポップが続く。シューゲイズしながらの細い声だけど力強さもしっかりある。90s初期のミルタウン・ブラザーズなんかも思い出して聴いている
  『It Must Be Love』 / The Rallies
USバンドだが憂いあるUKの要素あり。前作よりは地味目だがエヴァーグリーンさはそのまま。だがスポンジトーンズ的な「Must Be Love」シューズのようなパワーポップ「Out Of The Blue」など聴きどころ
『Mess Of Everything』 / Local Drags
僕的には遠い目してしまうアオハルなサウンド。20代の頃だったらもっと熱烈に好きだったと思う。とか言って「Keep An Eye」「Heard About It」を聴いて今もビビっと反応しちゃってね・・
『Idiomatic』 / Dan Kibler
BigDealから出たルーツ系パワーポップ作『Capsule』は愛聴盤だった。安定感抜群で「This World」「Mystery Girl」「Rail Me Down」「Fear What You Know」と良い曲挙げたらきりない
『Don'ts And Dos』 / Radio Field
REOスピードワゴン「Keep On Loving You」をTFC風にカヴァーしていた独のサブタフュージ。そのメンバー数人でまたバンドを立上げていた。変わったのは名前だけ..素敵なギターポップ集
■41位〜45位 -順不同-
『Bivouac』 / Nick Frater
2年連続常連。23曲だが数珠つなぎの組曲構成で納得。オーケストラアレンジが効いてドラマティックさは高い。ポールマッカートニーやブライアンウィルソン、バカラックの影響大のポップ盤
『Continue?』 / Super Cassette
メロディックなパワーポップ、タテノリなリフでもっていかれるパワーポップ、デジポップ的なやつ、パンキッシュ、感傷的なミドルバラードetc・・こんな何でもありのアルバム定期的に出てきますね
『Cousin』 / Wilco
新規は分からないがファンはok。いつも通り実験性と大衆性、不安定と安心がシームレスに行き来していく様をジェフの声とバックの手練れがまとめる。「Evicted」「Soldier Child」「Meant To Be」etc..
『Cut Worms』 / Cut Worms
2018年『Hollow Ground』は思い出しては聴き返す1枚。声がとにかく好み。タワレコの情報誌で新譜をみかけて「おっ!」って。ちょうど求めていたゆったりハートウォーミングなサウンドに心温まりますよ♪
『Liminal Hiss』 / Onesie
2017年『Leos Consume』は好きな人は好きって方向性だった。今回シングル「What You Kill」がマジ脳裏にこびり付く感じの曲でヘビロテしてたからちょっと期待していたが、アルバムも中毒性高くて良い
■46位〜50位 -順不同-
『Aces Eights & Heartbreaks』 / The Shang Hi Los
グラムな「Takes One To Know One」と60sガールズポップな「Monsieur Valentine」の2曲でゲット。「Victoria's Garden」「Plymouth Rock」といったブロンディのようなパワーポップも◎
『I Saw A Star Behind Your Eyes, Don't Let It Die Away』 / Bennett Wilson Poole
1曲目「I Saw Love」にやられ即買い。年季の入った声からもベテラントリオであることは分かるが楽曲の質感も後期ジョージハリスンのような聴き触りだ
『Lullabies For Adults』 / Youth Valley
アテネのバンド!?適度なシューゲイズ加減のあるギターポップ。ニューウェイヴなサウンドも相まってまさに80s後半〜90s前半の空気感。このサウンドにはやっぱベルベットで低音vo.が合いますね
『Killer Mods From Inner Space』 / Dave Cope And The Sass
2年連続リリース。TOP10入の昨年のよりちょっと見劣りするなと思ったのだけど「Surprise Me」がめちゃ良くて評価アップ。ほか「Circles」も67年組のサイケポップで◎。パワーポップフリークには「Peeping Tom」「More」
『Collamer Circle』 / Justin Levinson
前作『Yes Man』収録の「Together Forever」はびっくりするくらい良くてヘビロテ。めでたく新譜。「Madeline For The Win」からフック効かせてグー。「I Need Somebody Now」も90sを思わせる
■51位〜55位 -順不同-
『Alter Ego』 / Paul McCann
「Lost In This Moment」「Divide And Conquer」「The Voice Of Reason」「Something Has Changed」の爽快/性急なパワーポップが最高。ゴールデンポップ「All Is Fair (In Love And War)」も
『The Summertimes』 / The Summertimes
豪パワーポップバンド。最初はメロディは良いのにちょっと迫力不足?って思ったいたけどイヤホンで爆音で聴いた瞬間に一気にのめり込むことが出来た。何といってもギターワークが良い!
『Attack, Sustain, Decay... Repeat』 / Star Collector
前半はいつも以上にザ・フーなバンドアンサブルやコード進行が顕著。AC/DC、チープトリックのような「Crashin」なロック#もノレる◎。後半はフェイセズ的な70sロックな雰囲気
『Off My Stars』 / Sam Blasucci
8月終わりにルーツ系の落ち着いた曲を好んで聴いていて、その中の1枚。まず「 Around The Corner」をヘビロテ、「Turn Yourself Around」もイイ。クランベリーズ「Linger」カヴァーあり
『Extra Blue And High』 / Ruler
前作2018年の「Winning Star Champion」が大好きで良く聴いたが、アルバム全体としてはちょっとワンパターンなきらいがあったが、今作はバリエーション豊か。でもRulerらしさは残っている
■56位〜60位 -順不同-
『Sanity Fare』 / Blood Rush Hour
玄人好みのバンドだが前作は万人向けのサウンドになった。さらに聴きやすくなるのかな?と思いきや2ndの頃を彷彿とさせる感じが戻ってる。いや僕はokですけどね。もうちょいキラーフックは欲しいけどね
『Autologous』 / Parallax Project
チェリーツイスターよりも好きだったので試聴無しでゲット。「Put It Out」に以前のポップ感があってグー!爽やかギターポップ「You Were Never There」にザ・フー使った「Nobody Cares」なども◎
『Elephonic』 / Elephonic
ブロウポップス/ラックラヴスのフロントマンの別バンド。この情報は後から知ったこと。ネットでスポンジトーンズぽい「Why Can't You Listen」を聴いたのが最初。自分の好みの曲を辿れば世界はせまい
『Breathe』 / Mothboxer
デイヴ・オーディによるソロユニット。曲自体を底上げするプロダクションスキル。「All The Things」「Everything Is Gonna Be Alright」オススメ
『As All Get Out』 / Matthew Logan Vasquez
雑多な影響が感じられるインディ・ポップ。鼻にかかってこもった声もアクセントで良い。ボスの影響下にあるロックンロールやビートルズやジョンのソロを感じさせる瞬間も
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◆今年発売以外のもの◆
  ◆BEST 『Silvertwin』 / Silvertwin
2021年。UKの極上ポップバンドのデビュー作にして名盤。ELO〜ポールマッカートニー、クイーン、スーパートランプそしてジュリーフィッシュの王道系譜。残念ながらフィジカルリリースはありません。
  ◆次点 『Weightless』 / Billy Goodrum
2010年。「I'll Stay With You」「Hold On」の冒頭2曲であっという間にファンになった。「Nerve Up」「One Last Kiss」「「Everasting」」などFOWに通じる曲も多くて、映画サントラ用だったみたいですが、僕用のアルバムでした。
  ◆3位 『Future Obscure』 / Marc Valentine
2022年。ファラーをもっとポップンロールなスタイルにした感じの良質サウンド。2022年の年間ベストに顔を出していたので送ればせながらのゲットでしたが。昨年なら僕もTOP10でしたね。レックレス・エリックやThe Boys(UK)のマット・デンジャーフィールドも参加。
  ◆4位 『Chris』 / Big Nothing
2019年。『Dog Hours』(2022年)の「A Lot Of Finding Out」にハマって遡った1stが、なんとさらに良かったって話。90sパワーポップファン行きのインディ・パワーポップバンドが現在においても産出されるアメリカ羨ましい・・。
  ◆5位 『Dogs And Cats / Living Together』 / The Stayawakes
2018年。『Pop Dreamz』(2021年)からの後追いでゲット。実際はSpecial Editionとして今年出たもの。やんちゃ度や迫力あるパワーポップは2ndに及ばないもののメロディの良さは十分、むしろ上?パワーポップファンは絶対気に入るでしょう
  ◆6位 『The Ronson Hangup』 / The Ronson Hangup
2009年。「Going Back」のフックを効かせた大陸的メロディと甘いハーモニーに卒倒しそうになる。ちょいサイケなポップナンバー「Shades of Stone」、中期ビートルズな「Hey Now」、純度の高いフレンドリーパワーポップ「Ticket Collector」etc..と楽しみが尽きないアルバム
  ◆7位 『Mutation』 / The Pink Spiders
2018年。グラム・パンクな「Modern Swinger」が好きでしたが、かなりポップになっているとの話を聞いて今年3作品ゲット。そしたら2018年のこれが1番良くて確かにポップ度が爆上がってました(*'▽')
  ◆8位 『A Beer Can And A Bouquet』 / Liquid Mike
2022年。とにかく「Idaho」を聴いて欲しい。いやこれスーパードラッグのエキス入り過ぎでしょう。トキメキました。「Lease Agreement」「The Only One I Want」も最高。新譜も良かったがこれはそれ以上だ
  ◆9位 『Sergeant』 / Sergeant
2009年。めっちゃ遅れてきたブリットポップ作品といえる。アルバム全体としてはCastの思い浮かべてもらえればズレはないでしょう。ただしこのシングルでもあるアルバム1曲目はワナダイズ等スウェディッシュポップばりにポップさが充満している
  ◆10位 『SZNZ: Spring・Summer・Autumn・Winter』 / Weezer
2022年。四季ごとのEPを出すと聞いてえげつない商魂だなと思ったものの結局4枚とも買ってた...w。ヴィヴァルディ「四季」のモチーフやインスパがあるもののしっかりとウィーザーサウンドになっていて納得いくものが多く安心します。
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■11位〜20位 -順不同-
『It's Here Where You Fall』 / The Wends
2022年。7曲入。「What A Heart Is For」がモロにバーズで「おっ」。で、「Worthy Of Nothing」がI.R.S.時代のR.E.M.のごとくアルペジオ・ギター全開で最高!正直この曲だけでも僕は十分満足です
『Hit To Hit』 / 2nd Grode
2020年。昨年の2ndで知ったバンドの1st。2nd同様に24曲だがほぼ1分台で生き急いでますw。比較すれば2ndのほうが良い曲が多いですが、「Velodrome」含め◎。欠片のようなメロディを集めて3分くらいのじっくり作って欲しい
『Let It Sway』 / Someone Still Loves You, Boris Yeltsin
2010年・良質インディポップSSLYBYの3rd。USインディはローファイに寄るバンドも多いなか、このバンドは分かりやすくポップでUK色あってどのアルバムも非常に良いですね。「Sink/Let It Sway」最高
『Yours, Mine & Ours』 / Pernice Brothers
2003年。名曲「The Weakest Shade Of Blue」を含むアルバム。ほか「Sometimes I Remember」しか知らなかったが「Baby In Two」もUS×UKのバランスとオーケストラルアレンジが絶妙で素晴らしかった
『Still Anyways』 / Anyway Gang
2022年。昨年の年間ベストにギリ間に合わず。カナダのバンド、その正体はサム・ロバーツやスローンのクリスやトーキョー・ポリス・クラブ等のポップ界隈の面子で構成されてる。まずは「Reckless Reckless」でアゲアゲ
『Once Around』 / The Autumn Defense
2010年。ウィルコのBa.ジョン複業バンドながらも実績十分。取り急ぎ「Back Of My Mind」が超絶イイ曲。この曲以外もルーツ寄りのアコースティックでチェンバーな楽曲が詰まっている
『Superaluxe』 / Superaluxe
2005年。あまりにも無名。一言で言えばポウジーズ直系哀愁パワーポップバンド。とくに「Oleander」はそれを表すのに1番最適な曲だ。ポップな「Love Sweet Love」など良い曲揃っているので是非聴いてみて
『World Record Player』 / The Drowners
1997年。スウェーデンのパワーポップバンド2nd..と思うが3rd『Is There Something On Your Mind?』と6曲も被っている。ヴァージョンが違って比較するとシンプルでデモトラックな感じだそれが逆良かったりする
『Where Do I Stand?』 / The Incredible Blondes
2005年。詳細は不明だが1985年にシングルのみで解散したネオアコバンドの時を越えての1stとのこと。最初聴いたときはまあまあとの感想をもったが、聴いているうちにとんでもなくハマりました。めちゃ良いです
『Flight Of Mavis』 / Flight Of Mavis
1989年。90s直前であるのでやはりR.E.M.の影響は外せない..どころか「Curious」なんてほぼクローンだ。The Wendsもなかなかのもんですが同じ時代を過ごした上でがプラスαですね。YFFな雰囲気もあり◎
■21位〜30位 -順不同-
『Love/Hate』 / Nine Black Alps
2007年。Spotifyのランダム再生で「Bitter End」が流れてきてドロウナーズみたいでハッとしてしまった。早速収録のアルバムを購入。なぜ知らなかったのか?とても好みのバンドでした。他のアルバムも揃えていく
『Meteor』 / The Shazam
2009年。Not Lameの解体で入手が厳しくなった今作。シャザム熱が上がったのでDL購入。発売当時は試聴して一旦保留にしたんですけど、今はちょっといろいろと挑戦している音がアクセントになって良いです
The Light Between Us』 / Scouting For Girls
2012年。1stも2ndも良いのできっと3rdも良いのだろうと思いつつ買わずじまいだったのだがお安く見つけてラッキー。内容は思っていた通り良かった。成熟したポップロック盤でマルーン5に近しい曲もある
『Folie A Deux』 / Fall Out Boy
2008年。2009年のフジ予習で聴いて以来。キャッチーでノリ良くて、特に7曲目までは一気聴きですね。ハッとする1曲や展開があります。ヒゲダンとの繋がりもあって類似サウンドといっても良い気がします
『Magic Sign』 / Martin Courtney
2022年。Real Estateのフロントマンのソロ作。昨年の年間ベストで見かけたので聴いてみると「Corncob」「Sailboat」「Exit Music」が好みの曲でじんわりとヘビロテ。3曲ともしっかり人気曲だった
『Wait For Me』 / The Pigeon Detectives
2007年。「I'm Always Right」のみ知っていたがアルバム通してカッコ良かった。The Exploding Hearts、The View、Bitersなんか好きなら一聴の価値ありですね
『Better Oblivion Community Center』 / Better Oblivion Community Center
2019年。USインディポップ盤。下地はフォークロックと思うが、味付けとして僕の好きなサウンドがごちゃ混ぜになって添えられている。男女2声コーラスも良かった。「Dylan Thomas」必聴
『English Graffiti』 / The Vaccines
2015年。2015年フジロックで「Handsome」を聴いた。プレスリーがUKロックを奏でたような出で立ちで最高だった。ここ数年で1st,2ndそして3rdをゲット。3枚とも良い内容で2010年以降のUKモノならかなり好き
『The Kiss Off』 / Pris
2007年。ウィーザー「My Name Is Jonas」関連としてはチョッパーワンがまず挙がるけど、このプリスのフロントマンもエンジニア参加したとのことで内容もかなりのフォロワー具合。まず「Doobie Down Down」から
『Middle Cyclone』 / Neko Case
2009年。オルカンの歌姫ですが、やっぱNPでのパワーポップ「Letter From An Occupant」。このソロ2作目はのカースティー・マッコールの後継のような出来。スパークスやニルソンのカヴァーもあり
■31位〜40位 -順不同-
『United Nations Of Sound』 / RPA & The United Nations Of Sound
2010年。「Born Again」「Royal Highness」はサザンロックな雰囲気だし、ブレイクビーツにブラックミュージックを演ったり多国籍なアルバム。ヴァーヴな「Good Lovin'」、バラード「She Brings Me The Music」もイイ曲
『Nightstand』 / Tancred
2018年。前作に比べるとオルタナ感が減退してポップさがほんのり上がった。僕好みで充実した内容。いつもスリーブにはパワーポップの言葉が並ぶが前作はともかく今作はok。「Queen Of New York」◎
『Ipdipdo』 / The Len Price 3
2022年。大好きなバンドなのですぐに欲しかったのだがちょっと高くて保留にしていた。ザ・フーな曲が金太郎飴状態で続くのは健在。「Waiting For The Trouble To Come」はマジで佳曲でずっと聴いてる
『If You're Feeling Sinister』 / Belle & Sebastian
1996年。ベルセバ2nd。ネオアコ的サウンドと浮遊感のあるフォーキーさ。まだアマチュア的な青臭さが強いし、細くて不安定なvo.にはむしろあっていて、僕がもっている中では1番好きだ
『First Prize For Everyone』 / Marc Anderson
2022年。ドイツのポップSSW。曲によって少し雰囲気は変わるが、振り幅は小さく所謂TFC的であるかローファイなインディポップかってくらい。親しみやすメロディで嫌いな人はいないでしょうね
『All Of This Will End In Tears』 / Popular Creeps
2022年。ベタなサウンドだし正直ほかで代替がきくんだけど、やっぱ好きだから結局1年遅れでゲット。まあ、皆に無理にオススメするような感じではないのだけど、マッツとかが好きなら一聴
『The Last Concert』 / Late Cambrian
2012年。ウィーザーな曲を集めるなかで、そういえばと記憶を辿って購入。当時は似ているけどあと一歩?って印象でした。ちゃんと聴いたら「Random Hearts」「Never For A Minute」「The Last Concert」「ND Passerby」など良かった
『Dark Horse』 / Nickelback
2008年。カナダのグランジバンドの6枚目。極太なH/Rサウンドはありますが「Gotta Be Somebody」「Never Gonna Be Alone」のようなパワー弱でのメロディック・ロックナンバーが長生きの秘訣ですね
『Kiss The Crystal Flake』 / The Mother Hips
2007年。歴の長いUSベテランバンド。土臭さも感じるいかにもなアメリカンロックが大変だがその辺も嫌いではないし、時折「Time We Had」のような僕好みの心地よいメロディ流れて来るのだっ
『The Singles』 / Suzy & Los Quattro
2015年。スペインのガールズポップパンクバンドのシングル集。大好きなフィル・セイモア「Baby It's You」やトゥイステッド・シスター「We're Not Gonna Take It」のカヴァーも入ってお得。カヴァー選曲センス良すぎ!
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