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23-12-29 thu 「今年を振りかえる」
 
 去年から既にトカチェフの日々の開催は決まっていて、色々なことが決まりつつあった時に地震が来た。
 僕らも罹災した。
 最初に生きること。そして、生活をすること、仕事をすることを考えなくてはならなかった。音楽どころでは無かった。
  
 4月になって会場のジャンクボックスの無事が確認されて、僕らは真っ先に予定通りの開催を決意した。
  
 その一ヶ月くらいの間に考えたこと、話したこと。
 感じたこと、思ったこと。決めたこと、諦めたこと。
 その全てが、振り返らずとも今年を占める全て。かな。
  
 僕はトカチェフの最後、演奏が終わった時、終わったと言うより、これから始まる何かを感じたけど、あの場に居た他の全ての人たちはどう感じたのか、ちょっと知りたい。
 そして、今年はもうすぐ終わるけど、震災はまだ終わっていなくて。
 来年になって、震災が過去のものになってしまわないか、少し不安だ。
  
 なので、この全ては来年に続く。
  

23-12-15 thu 「サンタさんについて」
 
 12月になると、クリスマス、あるよね。
 キリストが磔になったことのお祝いに、血で染まった赤い服を着たサンタさんが子供達にキリストの肉片を配って歩いたことから始まったお祭り(←間違っています)。
 これは俺じゃなくて、職場の係長の話なんですけど。
 今月になると、お子さんがいると、どうしてもサンタさんの動向が気になるよね。
 係長のお子さん、仮面ライダーのベルト、サンタさんに頼んだんだって。
 あ、最新の仮面ライダーはベルトじゃなくて、ドライバーでした。フォーゼドライバー。今年の仮面ライダーは格好が悪くて、始まる前には「こりゃひどい」と思って全然観る気無かったけど、始まってみたらとても面白くて、俺は毎週欠かさず観ているけど、みんなも観たら良いと思うよ。
 でね、フォーゼドライバー、そんなに面白いこともあって、売れ行き好調で、なかなか手に入らないらしいのよ。
 定価6000円くらいなんだけど、今も尚、アマゾン商店では10000円じゃ買えないの。
  
 どうかと思うな。
 みんなさ、サンタさんの邪魔しちゃダメだと思うんだよね。
 どうせ25日以降になったら値段安くするんだろうけど。
 全国のサンタさんの苦労も少し考えてあげて欲しいな。頑張れ係長。
  
 あと、俺のサンタさんに言いたいんだけど。
 毎年言ってるけど、本当に俺、現金くれ。今年こそ、現金くれ。夜通し待ってるからな。
          

23-9-23 fri 「健康について」
   
 僕ももう立派な中年サラリーマンなので、健康とかそろそろ考えなくっちゃな、とか思うわけよ。
 ま、確かに気になるよね。
 でも、職場の飲み会とかいくと、みんな油っぽいもの食べて、ビール飲んで、それで健康の話とかするの。とても嫌なんだよね、俺。
 飲んだときに、健康の話とかするの禁止。あと仕事の話も。
 飲んだときは、音楽の話とか、映画の話とかにしよう。あと人生の話も許す。
  
 ところで、そう言う風に言いつつ、でも実は全身病気だらけだったらやっぱり凹むな、と思ったので、人間ドッグと言う奴に行きました。
 人間犬ではありません。人面犬でもないよ。もちろんムカデ人間でもないよ。
 人間ドッグとは、体の隅々まで検査して、悪いところがないかお医者さんに調べてもらう、と言うこと。健康診断のデカイ奴です。
 診てもらいましたよ。隅々まで。
  
 で、結果ですけど。
  
 完璧。健康。ランクA。
 最後に先生、言ったね。「まー、このままの生活を続けて頂ければ良いと思いますよ。」
  
 先生。まー、自分で言うのもなんですけど、先生、僕がどんな生活してるか良く分かんないくせに、お墨付き出しちゃったね。
 分かりました。先生が言うならば、仕方ありません。僕、引き続き、頑張って今の生活を続けて行きたいと思います。
   
 て言うか、まー、多分みんな俺の健康より、ムカデ人間の方が気になるんでしょうけど。
  

23-8-15 mon 「ワイエーについて」
   
 ワイエーという奴は、他のメンバーと比べて圧倒的に手が掛かるメンバーだった。
 練習の出席率は悪いし、性格的な問題、ここでは書けないようなことなどあって、その度に俺は相談に乗ったりしていた。
 面倒だったけど、彼は不思議と嫌な奴ではなかったし、何より音楽の才能はあった。瞬発力に長けてた。「制御できないドラえもんのポケット」と俺は呼んでた。
   
 彼の、ではなく家族の問題で、どうしても彼が色々と背負わなくてはならなくなり、相談に乗ったのは3年くらい前だった。
 あの時、彼は「バンドを辞めたい」と言っていたけど、俺は許さなかった。
 バンドを辞めてしまったら、彼がもう社会のどことも接点を持たなくなってしまうような気がして。
 弱気の奴を何度も励まして、ずーっと僕らは待って、そしてやっと彼がバンドに安定して戻って来れそうになった。11月にはライブも一緒にやった。
 本当にそんなところだったのに。
 彼が経営する職場を地震と津波が襲った。
  
 奴は、津波の直後、流れてる人を何人も救って、その後自分の職場を避難所にしている。今も。
 30人も棲んでいた。風呂とか造っちゃってた。
 ちょっとの間しか話が出来なかったけど、ミワゾー曰くobsの末っ子は、見違えるほどしっかりとした男になってた。
 「もう、音楽は無理っすね」と、はにかんでた。
 僕らは一つ、才能を失ったけど。
 社会は一人の男を手に入れた。
 そう考えれば、地震もまあ、悪くないかな。
 照れくさかったから、握手だけで別れたけど、本当は力いっぱい抱きしめたかった。
 言いたい事はいっばいあったのに、結局、大したことは話せなかった。
 まあ、もう二度と会えないわけじゃ無し。
  
 音楽が出来るようになったら帰って来いよ、俺ら、あと20年くらいは続けてるから。
 そう言ったら、奴は笑ってたけど。
  
        

23-6-11sat 「選挙とは」
 
 前田さんがトップ当選でした。AKB四十八。
 まあ、40人くらい居る中では、彼女はしっかりやっていると思うので、その結果には何の疑問も無いです。
 宮澤さんもそこそこの結果でしたし。
  
 僕はバンドマンなので、特にそう思うのでですが、一つの形あるものを築くために、一つの方向を見て、一つの志を持って苦楽を共にするのがメンバーで、仲間であると思うのですが。
 そのメンバー同士で投票の結果によって優劣を付けようと言うシステムには全く理解が出来ないし、嫌悪感があります。
 更には、CDを買って得た投票により、愛を示そうと言う考え方には、本当に辟易します。
 14万枚弱だそうです、前田さん。
 おまけに、そんなにたくさんの愛を背負わされた挙句に、一切の恋愛を禁止されている19才のいたいけな姿には、おじさんバカバカしくて涙が出てくるよ。
  
 僕らバンドマンにとって、CDって、とても大切なものなんだけど、今の若い子にとっちゃ、びっくりマンチェコのウエハースくらいの価値しかねぇのかなぁ、なんて言おうと思ったけど、良く考えたら今の若い子、びっくりマンチョコなんて知らねぇよな。おじさん一本とられちゃったなってな、バーか。
   
 あ、それからもう一つ。
 つい先ごろありました国会議員の不信任だの代表選なんたらについても、おじさん、言いたいんですけど。
 お前ら死ぬまでやってろ、バーか。
 お前らがそんなんだから、若い奴らが、あんなのにうつつ抜かすんだ。
  
 暑くて抜け毛が増えるぜ。
  

23-5-21 sat 「グロ注意」
 転んだ。
  
 自転車乗って仕事がえり。
  
 痛かった。
  
 以後の画像は痛いので注意!
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 

で、今現在。
 

       


23-3-21 mon 「えらいめにあった」
  
 ワイエーはまだ連絡つかない。部屋はまだとても住めるような状況じゃない。
 避難所生活は辛かったし、生活物資は何もかも欠けている。
 余震は怖い。放射能はそんなに怖くないけど。
 僕が好きだった海は壊れた。まだたくさんの人が泥の中に居る。
 毎日が寒い。
  
 ただ、僕はここから逃げることが出来ないから。 
 やれることはやったから。
 勇気を持って日常へ挑もうと思う。
  
 被害が少なかった者から、悲しみや苦痛に耐えて日常に戻ることが、大事なんじゃないかと思って。
 そう思って頑張る。
 
       

23-3-9 wed 「ロボノート2」
  
 スペースシャトル2号、ディスカバリー号の最後のフライトに人間型ロボットが搭乗すると言うニュースを見ました。
 彼の名は「ロボノート2」。
 先月末、無事にディスカバリー号は出発し、国際宇宙ステーションに到着しました。
 彼はそのまま国際宇宙ステーションに残り、もう地球に帰ることはないそうです。
 何か、ロマンだね。
 どんな気持ちなんだろう。もう地球に帰れないって。
  
 で、そのロボノートさんの画像を紹介します。
   
  
 人型ロボットで一番難しいと言われていたのが脚でした。
 僕が中学生の時に行った「つくば万博'85」。
 そこのテーマ館と言うところで、当時の国内最新鋭のロボットが展示されていて、エレクトーンを演奏するロボットとかと共に二足歩行のロボットはいました。
 二足歩行のロボットなんて初めて見た。凄い動きがゆっくりで、ちょっとの段差でつまづきそうだったけれど格好よかった。
 ただ、そのロボットは二足歩行のため「だけ」のロボットだったので、下半身だけだった。
 何でも上半身乗せるとバランス取れなくなっちゃうんだって。
 大変なんだな、何て思ってたら、あっと言う間にアシモ君というロボットがちょこちょこ小走り出来る時代になった。
  
 ロボノート2さんを見たとき、そんなこと思い出した。
 当時、日本のロボット開発者達は世界中から嘲笑されていたらしい。
 ロボットの二足歩行なんて、それだけために膨大な時間と費用を費やすなんて!
 アシモ君がアメリカの地下鉄の階段を上がってくるCMをみたら、あの下半身だけのロボットは何て思っただろうな。
  
 その反面、遥か宇宙という壮大なロマンを生業とするアメリカ航空宇宙局NASAのロボット担当者が目指した答えとは。
  
 「脚なんて飾りです!偉い人には、それが分からんのです!」...なんてね。
  
 まー、これが言いたかっただけ、てこた無いだろうな。俺は、画像みた瞬間、「ぜってー言った」と思ったけどね。
  
 も一つ確証があるのは、胸にGMって書いてあるしね。
 次は、ビグザム希望。
  
       

23-2-6 sun 「お勧め格闘技」
  
 僕は格闘技が結構好きです。
 関節技なんかするのが見ていてすきなのですが、格闘技の基本であるところの大相撲も大好きです。
  
 なんて始まり方をすると、今流行中の800何とかの話かと身構えられる方もいらっしゃるでしょうが、違います。その話は別の機会にします。
  
 今日、お勧めするのは知の格闘技。将棋です。
 相撲力士やプロレスラーと同じく、日本にはプロの知の格闘家「将棋棋士」が存在します。
 毎日毎日、ひたすらゲームだけしてる。ゲームをするのが職業。
 いいなあ、なんて思っちゃいけません。一説にはプロ棋士になるのは東大に入るより難しい、とまで言われています。
 凄いね。勉強と聴いただけで脳内フリーズする俺なんか、全然想像付かないね。
  
 現在、日本で最強の棋士は、羽生善治名人。通称・ハブちゃん。ハブちゃんがどんだけ凄いかと言うのは一言で言うのはとても難しいのですが、多分、ヒクソン・グレイシーや千代の富士より凄いと思います。
 そんな人が、現在、現役で将棋界に君臨しています。
 で、そのハブちゃんを頂点にして、その下にA級と呼ばれる10人のランカーがいます。
 一年を通して、リーグ戦を行い、トップの人がハブちゃんとガチンコ対決をします。それが名人戦です。
 今年、ハブちゃんの挑戦権を獲得できる可能性があるのは、通称・魔太郎こと渡辺竜王と、守りにかけては異常に強いハブちゃん最大のライバル森内九段の二人に絞られています。
 A級に居る、ということは、世界11位までに居る、という訳で。それはもう、とてつもなく凄いことで。
 当然、そんな想像だに出来ない頭脳をもった人達なんて、相当変わった奴らばかり。
 僕が好きな谷川九段もA級所属ですけど、正に人生そのもの棋士のよう。現代の侍みたい。
 去年、まさかのA級降格した佐藤九段なんて、キャッチコピーが「一秒で一億3手読む男」です。見た目も人間コンピューター。今年はB級で戦いましたが、当然のように来年昇級を決めてきました。
 あと、A級じゃないけど、加藤一二三九段なんて、存在そのものが全て現実離れしている。
 是非、ウィキペディアとかで見て、みんなも興味を持ってくれるといいな。
  
 で、どんだけ将棋が格闘技か、と言うと。例えば名人戦とかタイトル戦になると、一試合が二日間に及んだりするのよ。飯食ったり、おやつ食ったりしながら、狭い将棋盤二人でうんうん言いながら闘う訳よ。
 おまけにそんなに長い間、頭使った挙句、持ち時間なくなると一分以内に次の手ささないと負けになるので、俄然すぐに次の手考えなきゃいけない。
 長期戦の後に、急襲戦。
 カウンターの応酬。時には最後に泥仕合。
 その間、ずーっと頭使っている訳ですからね。格闘技じゃなくて、何なのよ。
  
 そして極めつけは「投了」と言うシステム。
 これ、何かと言うと。将棋と言うゲームは、相手の「王様」の駒を取っちゃえば勝ち、と言うゲーム何ですけど、プロともなると相手に王様取られるような恥ずかしいマネはしません。
 じゃ、どうするのか、と言うと。
 「あ、こりゃ負けたな」と思ったら、自ら「負けました」と言って頭を下げる。これが「投了」。
 凄いね。
 審判とかがいるんじゃなくて、自分から「負けた」と言うまで戦いを辞めない格闘技って。他のどの世界にあるって言うのよ。
 見てると、どこで勝負が付いたか全然わかんないような序盤で投了する人もいれば、王様が逃げまくって、最後の最後まで粘る人もいたり。
 頭が良くって、プライド高くて、負けず嫌いの人が「負けました」って頭下げなきゃなんないって、どんなシステムよ!
 震えるね。
  
 大晦日にやる格闘技が全然つまらなくなってしまっている昨今。
 春場所なくなっちゃう昨今。
 3/2に、A級リーグ戦最終日があって、いわゆる「将棋界で一番長い日」と呼ばれる日があります。NHK衛星とかで色々放送されると思います。
 A級から落ちる、それってトップ棋士達に取ってもの凄く必至なことなので、当然様々なドラマがあります。B級に落ちたら引退しそうな勢いの人もいます。
 そう言うの、ゴールデンタイムに生中継して、みんなが夢中になったら良いのに。
 八百長なんか無いよ。
   
 ただ、絵的には全然地味だけどね。  
 

 

 
  
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