紹介状と共に持参した現病歴一覧

《左膝に関する病歴》
H10,5,1
腰痛(ギックリ腰)でS整形外科を受診中、特に左膝痛を訴えてもいないし、自覚症状は全くなかったのに、
いきなり説明なく左膝関節外側から関節液穿刺が施行された。この時は10ml程度だったが、これ以降は以下に列記する通りで
ある。また穿刺時以外にもアルツ・ケナコルト・1〜2%のキシロカイン等を頻回にわたり左膝関節内に注入していた。
 5/13 40ml、5/28 77ml、7/16 55ml、8/3  66ml、
 8/17 66ml、9/10 80ml、10/2  60ml、10/3  70ml、
尚、S整形外科での病名はH10,5月には“左漿液性膝関節炎”だったのに、同年10月には“左変形性膝関節症”となっていた。

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以後の治療は全てT総合病院でのものである。
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H10,10,22
それまで同様、左膝がソフトボール大に腫脹して痛みと発熱、膝関節屈伸困難、歩行困難等があり、T総合病院整形外科初診。
病名は左化膿性膝関節炎。即入院を勧められたが翌日のH10,10,23〜11,26まで入院。
入院初期は関節内洗浄1日1回と抗生剤投与(DIVと内服)で経過観察していたが、
H10,11,11 腰椎麻酔下にて滑膜切除術施行。(関節鏡視下にて)


H11,5,21
早朝7時過ぎ、通勤途中に転倒し左膝に激痛が走り、再度T総合病院の整形外科受診。(左前十字靭帯損傷)
これ以降は通勤途中のことなので労災扱いになる。
この時点で左化膿性膝関節炎は治癒しているだろうとの診断があり、新たにACL再建となる。

第2回目入院(H11,6,14〜9,15まで)
 ◎H11,6,18
 全身麻酔下にて左ACL再建術施行。(関節鏡とエピドラ)

   
 ※ACL再建前に当時の担当医・O医師から「半年後に抜釘、抜釘から更に半年で症状固定(労災の為)にします」と
  言われていた事もあり、H11,12月に抜釘予定だったが空きBEDがなかなか出ない為、結局は10ヶ月間BED待ち
  をしたのちに抜釘となった。

第3回目入院(H12,9,11〜10,9まで)
 ◎H11,9,14
 腰椎麻酔下にて抜釘(左下腿部分のみ)+ハンコン形成+関節鏡

退院後、初の外来受診前に平成10年と同様の症状が出てきて、左膝の腫脹、発熱、激痛、膝関節屈伸困難、
歩行困難等がありT総合病院受診。(H12.10.23)

第4回目入院(H12,10,24〜12,10まで)
 ◎当時の担当医から「抜釘時の関節鏡が原因だろう」との説明あり。
  病名は左化膿性膝関節炎となり、関節鏡が原因との事で労災扱いとなった。
 ◎抗生剤投与+左膝関節内洗浄(入院後1週間程度)


(この間、約2ヶ月は外来にて経過観察しており職場復帰に向けて、外来担当医の
 指示と許可の元にH13,1月中旬よりスポーツプラザに通っていた)


第5回目入院(H13,2,13〜4,22まで)
 ◎前回と同様の症状が出てきた為、2/13T総合病院受診し、即日入院となった。
 ◎H13,3,9 腰椎麻酔下にて自身2回目となる滑膜切除(関節鏡)+抜釘(左大腿部分)

4/22に退院後初外来(H13,5,14)では有意な所見もなく、左膝関節に膿が溜まっているような気配はないとのコメントだった。
採血も施行した。この日(5/14)以降の方針として「今後は月に1回の割り合いで診察・レントゲン・採血」を施行しましょう・・・との
提案があり、納得・了承していた。尚、スポーツプラザ通いはまだ時期的に早いとのコメントだった。

第6回目入院(H13,5,24〜6.9)
 ◎またしても前回までと同様の症状が出た為、5/24T総合病院受診後、即日入院。
 ◎入院時から6月6日まで点滴にて抗生剤投与(パンスポリン1gを1日2回)
 ◎6月7日より抗生剤が内服薬になる(フロモックス3錠、分3)
 ◎今回、提示された選択肢は4つ
 
 (どこまでも保存的、膝関節を開けて滑膜切除、持続洗浄A、持続洗浄B)
 →保存的療法は去年10/24〜12/10まで施行した結果、見事に再発しているので対象外だと自分でも思っている。


ACL再建以外の5回の入院に際して穿刺した関節液培養の結果はいずれも陰性であり、これらは全て伝票を見せてもらって
確認した。採取は当然、いずれの場合も抗生剤投与前に施行したものである。また血液データーに関しても同様で
伝票を見せてもらっていた。急性症状の時期はCRPが10〜12程度にまで上昇していたが、WBCは7000以上に
なったことがなく、CRPは抗生剤の投与と安静、局所24時間coolingにて自覚症状の軽快と共に段々低下していったが、
(−)になることはほとんどなかった。陰性(−)になったのはH13,3,9の滑膜切除術を施行してから5/14の採血までの
短い期間だった。尚、最新の血液データーは別紙の通りである。

T総合病院は移転が決定しており、現在は縮小・閉鎖傾向である。
従って今後の治療が長期化すると言われた事もあり、今回転院を決意した。


《その他の既往歴》→インターネット上では省略とする。

《現在服用中の内服薬》 T総合病院・内科より。
  テオロング(200)4錠 分4
  オノン       4錠 分2(朝・夕)
  ブロンコリン    1錠 分1(夕)
  ブロニカ      1錠 分1(夕)

  頓服薬  ネオフィリン1錠+ベネトリン2錠
  吸入   アルデシン 4吸入を1日4回
       サルタノール(頓用)


《アレルギー》
  薬剤  記憶なし
  食べ物 ナマモノで発赤疹が出たことあり

《平成13年5/14以降の採血データー》
     5月14日    5月24日    5月29日    6月5日    6月8日
R    437万     426万     392万    402万    431万
W    5200      6700       4900     4000      4500
Hb    12.5       12.1       11.4      11.7      12.6
Ht    37.7       37.2       34.6      35.6      37.8
Plt   37.1万   32.6万    35.2万    39.7万   39.7万
CRP  (-)0.04    (2+)3.89    (1+)1.48    (±)0.08    (-)0.04




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