左膝に関する一考察

去年の10/23に発症した「左化膿性膝関節炎」だが、元々は平成10年に同様の症状(開業医での関節穿刺が原因?)で
1回目の手術を受けていた。それが一旦は治っていたので、新たに靱帯再建(H11.6.18)の手術をした。
つまり靱帯再建の時は感染していなかったのである。
この時の担当医・O医師にも「感染が少しでもあれば(靱帯が切れてても死なないので)OPはしない」と言われており、
確かにその通りだと思ったものだ。靱帯再建をして左膝関節内を目一杯いじっても何ともなかったし、その後の10ヶ月間のBED待ちの
期間も何ともなかった。定期的に受診していましたので、これはカルテにも書かれてあるだろう。

ところが抜釘(H12.9.14)の後H12.10.23に再発してしまったのだが、これは当時の担当医・Y澤医師の「抜釘の時の関節鏡が
原因でしょう」という言葉が音声で証拠に残っているし、すんなりと労災認定された。

感染症というのに分類されるが、私の左膝から採取された関節液からはただの1度も細菌が検出されたことはない。
これは入院中に検査伝票を見せてもらって自分の目で確認しているので間違いない。
この事をDrに質問してみたら、そのような感染症もあるとのことで、膝関節内にあるのは関節液だけではないので
奥の細かい組織(例えば滑膜)に感染していると関節液からは検出されないそうなのだ。

このホームページの「3回目の感染編」にも書いたが、6/9まで入院していた病院は移転を控えており、縮小から閉鎖へと向けて
職員だけでなく患者も遠ざけているような感じで動いている。地元の評判はここ数年ですこぶる悪くなっている。
元々、この病院の医師から提示された治療方針自体には納得していたのだが、有識者に相談したら
この先長期戦になることを考えた場合、転院が妥当な線だというアドバイスを頂いた。

新しい病院には6/13・水曜日に診察に行ってきましたが、さすがに初診患者をいきなり「手術目的で入院」とは出来なかったようだし、
そうされるとかえって恐ろしかったりして・・・。もちろん紹介状には「OPENで(関節鏡でなく、関節自体を開けて)滑膜切除を予定していました」
という一言が書かれていたのだが。

私自身は「早く手術でも何でもして職場復帰したい」という思いが強かったのか、「直ぐに関節を開ける気にならない」という新しい医師の
言葉に少しムッとしたけど、経過を診させてくれという言葉にも納得していた。
ただ「経過を診ている途中に再発するのがとても恐い」とは言ったけど・・・。
そういうのも含めて“お互いが様子見”という感じだったのだと解釈しているのだ。

ある方にご指摘を頂いたように「入院して徹底的に治療」というのを私も希望しているが、なんせ初対面の医師なので
治療方針すら決められない状況ではないかと察する部分もある。しかし、検査予定も組まなかったのも、これまた事実なのだ。
治りきる疾患でないのは分かっているので、とりあえずは働ける足にしてもらわないと
どうにもならないというのが正直な所である。



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