3月1日〜8日



3/1(木)
そのままAM1:00の巡視までは起きていたが、いつの間にか朝になっていた。
朝の検温は昨日の日勤でもあった“去年の10月からこの病院に勤務し始めたという、昭和41年生まれの
背が高いナース”だった。昨日から風邪気味だったのが深夜勤務をして一段と悪化したらしく、検温後に2階の
ナースステーションに降りて行ったら鼻水をすすっていた。今夜はもう一晩、深夜勤務があるという。
ご老体にムチ打ってお疲れ様・・・っていう感じかな。

順番は前後するが昨日の昼間から微熱が出ていて、37.0℃→37.4℃(昨日の準夜)→36.9℃(今朝)→
37.4℃(本日PM)というふうになっている。抗生剤を月曜日までしかやってないからだと思うのだが・・・。
火曜日の朝に採血をした結果を今日になって言ってくる若ドクターIなので「知ってる。そんなのナースに聞いた」
と言ってやった。こいつに肝心なことを喋る元気はないので、明日にでも部長さんに聞こうと思っている。
こんな奴に説明すると思うだけで熱が出るもんね!

日勤の担当は久々にお顔を拝見することになった“卒後4.5年目と思われるbeautifulというよりはprettyという
方が適切なナース”だった。相変わらずのキャラクターを前面にかもしだしていた。いるだけで楽しくなってくる・・・と
いうタイプの人だと感じている。嫌味がないのがよろしい!
午後から少しおしゃべりの時間があったのだが、どうやら看護研究でパソコンを使用していたらしく、悪戦苦闘して
いた時があり「こういう時にどうして〇〇さん(私のこと)がどうしてうちの病棟じゃないんだろう・・・と皆で言っていた」
と言っていた。私が産婦人科メインの混合病棟にいる時のことらしい。私も大して詳しい訳ではないし、人様に教え
られるものがあるかどうかは分からない。なんたって全てが独学だから・・・。看護研究は既に発表も終わっており、
今回は役に立てなかった。
当てにされていたのかもしれないが、私でよければ今後も協力していきたいと思っていると伝えた。

前後するが、午後の検温で37.4℃、準夜で37.1℃という微熱だ。
特に自覚症状はないが、うちの処置係(今回の担当医)はこれすら知らないと思う。ま、いいか!
なんせ2/16の夕刻以降、ドクターは誰1人として私の左膝に触れていないのだ。
いい加減を通り越してアホらしくなってきた。
細かいことはどうでもいいとするしかないし、早い所OP(滑膜切除と抜釘)をやつてもらい、苦痛なことを取り除いて
もらいたいものだ。明日は部長回診の前に担当ナースに相談だ。もしかしたら回診前に話を通しておいてくれるかも
しれないので、朝の検温に来たナースに「回診前に私のところに来てもらって」と伝えよう。

書き忘れる所だったけど、今日はKママが来てくれた。
先々週にスキーに行ったまでは良かったけど、帰宅して生ガキを食べたら当たってしまったという。
それでお見舞いに来られなかった・・・と言っていた。
私は入院していればどうにかなると思うけど、食当たりだけは避けたいものだ。


3/2(金)
昨夜は消灯後に「渡る世間は鬼ばかり」を見てから、約1時間ほどは本を読んだりしていたがいつの間にか
寝てしまったようである。夜間の巡視は3回とも知らなかったんだけど、これは2/13に入院以来初めての事で
ある。やはり「2人部屋に移ってから最低1週間はゆっくり寝かしてくれ」と言ったのは間違いではなかったんだ!
特別気分が良いという訳でもないのだが、朝1番に検温に来た割には眠気が残ってないんだなぁ〜、これが!
よろしい!・・・って感じかな。
今朝の検温は“去年の10月からこの病院に勤務し始めたという、恐らく昭和41年生まれの背が高いナース”が
やってきた。2晩も続けて深夜勤務だったとのことで、疲労が蓄積している様子が伺えた。深夜を2日間やった
だけで2kgの減量が出来たというが、果たして喜ぶべきことなのか・・・。本人はストレスだと言っていた。
今日は早く帰宅して寝て下さいマシ・・・。

日勤の担当は、今回の入院で整形外科病棟に移動してからも退院までの受け持ちになってしまった不運な
“卒後2年目のKナース”であった。朝の検温でもお願いしておいたのだが、部長回診の前に担当ナースに話を
しておくことによって、回診で病室に回ってきた時に1から喋らなくても良いようにしておく為である。
彼女はAM8:30きっかりにこの病室にやってきた。
朝の挨拶を済ませておいてから「OPに臨むにあたって整えておくべき環境」について、私の考えを話した。
何回も私の受け持ちをしているせいもあるのか、私が意図する所は1回で通じたようだ。
それから約2時間後のAM10:30に回診の放送があり、この部屋には11:00頃にやって来た。

 1,3/9(金)午後から滑膜切除と抜釘(左大腿部に残っている物)を行う。
 2,執刀医はY部長、麻酔はルンバール(腰椎麻酔)
 3,OP後の疼痛対策としてエピドラはどうなのか→麻酔科に頼んでおく。
 4,OP前に内科にかかりたい→月曜日に処方を書きに来るので、その時に。

以上4点を確認した。これでOPまでの大方の行動計画が立てられたという感じである。
前日には剃毛(手術部位を含めて広範囲に体毛を剃ること)・入浴があるのだが、剃毛は可能な限り自分で
行えるし、風呂は病院の風呂よりは自宅の泡風呂の方が良いに決まっている!
従って、木曜日までに松葉杖なしでもスタスタと歩けるようにしておかないとね。

午後の検温で“何回も私の担当になった不運な、卒後2年目のKナース”にも同様のことを伝えた。
OPそのものに対する不安はないけれど、OP後の尿閉だけが嫌なので「麻酔がかかって感覚がなくなってから
バルン(尿の管のこと)を入れてもらうようにしたい」という事も言っておいた。

これを読んでいるあなたがドクターやナースなら分かると思うけど・・・。
腰椎麻酔というのは腰から下の感覚が無くすことによって手術をしやすくしようという目的で行われるんだけど、
時々副作用も出るわけよね。麻酔薬の比重の関係で頭痛がしたり、時には吐く人もいるかな。
いくつかの中で私が1番嫌なのが“尿閉”ってやつなのよねぇ〜。
麻酔がだんだんさめてくると、感覚も次第に上から戻ってくるんだけど膀胱周辺だけが鈍って「尿がたまって
トイレに行きたいという感覚(尿意)は分かるけど、たまった尿を出せなくなる」っていうのが尿閉と言われる症状
なんだなぁ。

平成10年11月11日に行われた1回目の滑膜切除の後に尿閉になってしまったのよ、アタクシ。
そうなったら導尿という処置をしてもらって、膀胱にたまった尿を外に出さなくゃ大変なことになっちゃう訳よ。
感覚が戻りきってなくて「何かお腹が変な感じなんだけど」と言ってナースに見てもらったら、既に膀胱は
凄いことになってたらしい・・・。その時のナースがすぐに「こりゃ導尿だね」と言って管で尿を取ったんだけど、
こっちは感覚があるようでないようで・・・ってな状況だから、多少はあの辺にムズムズした感じはあっただけで
いつの間にか終わってたね。
その時、私の膀胱には1000ml、要するに1リットルの尿がたまりにたまっていたんだって!

そういうのを繰り返したくないから、今回で4回目になるOPを受けるにあたって「避けられそうな事は極力事前に
手配しておく」ってことにしたいんだよね。分かるでしょう?
何としてもこれだけは避けたい、って気持ち。


3/3(土)
世間では今日のことを雛祭りというらしいが、私にはトント関係ないんだな、これが。
昨夜は久し振りにテレ朝のニューススーテションでスポーツキャスターをしている真中瞳さんの出番を見ようと
思っていたのに、いつの間にか寝てたみたい。ありゃりゃ・・・って感じ。
気付いたら今朝6時になってたもの。
前日に引き続いて夜間の巡視は3回とも知らなかったんだけど、一昨日の夜から昨日の朝にかけては途中覚醒
が数回あったのに、昨夜から昨日にかけてはそれもなかった。本当に良く眠れたんだろうな。

眠気が残ってるのに検温で起こされた・・・っていう感覚がないんだよなぁ。
うん、よろしい!
検温にやってきたのは“卒後1年目のうち背の高いのが印象的なナース”だった。
相変わらず元気さを前面に押しだしていた。本当に元気なんだよね。
おっはぁ〜!・・・という半ば定例化した朝の挨拶をした後で、私が午後から松葉杖を使わないで歩く練習を
しようと思ってる、って言ったもんだから、彼女はやたらと慎重にってのをアピールしていたな。気を付けよう。
OP前に怪我しちゃあ、元も子もないもんね。

週末はナースの数が少なくなるだけでなく、どうやら重症者がいるらしく点滴を持ってくるのがAM10:40を
過ぎていた。この時間から行っても昼にかかるし、たまには点滴に繋がれないで食事を食べるのも良いかと
思ったのでBed−sideに置いといてもらうことにし、昼食が終わり次第自分で繋げることにした。
までは良かったのだが、2/18(日)に左手背に刺したこの24Gは既に寿命を過ぎているのか、滴下がとても
遅いように感じる。結局、終わったのは準夜のPM8:00位だったと思う。
終了時にペパリン入りの生理食塩水(ルートと針は留置したままにしておくので、ルート内で血液が固まらない
ようにする事をいう)でルート内を流すと血管痛があったので、ナースと相談の結果抜く事にした。
久し振りに両手で顔を洗える!
こんなに当たり前のことが嬉しく感じるなんて、やはり病院という所は一般社会から隔離されている特殊な世界
なんだ改めて思ったのである。早く抜けださなくちゃ!

前後するが午後の検温で37.4℃、準夜で37.2℃となっていた。
担当医はこれを知っているのだろうか?ま、どうでも良いけどね。
何たって2/16の夕方以来、この左膝を診察してないんだもの、カルテが見てみたいな。
抗生剤の点滴が、ここの整形病棟に移動した2/26(月)までだったから、たぶん指示を出し忘れているんだ
と思うけどね。あえて言わないことにしてやる。抗生剤の投与を一端中止にするという説明も何も無いので、
アンタに落ち度があるからだと自覚させてやりたいのだが、こちとら4回目のOPに臨まないといけないし、
お馬鹿さんを相手にしてる余裕はないんだ。


3/4(日)
朝の検温は“12/11からこの病院に勤務し始めたという、元OLナース”がやってきたが、
まだ慣れないせいか、昨夜の微熱を再検していかなかった。ま、いいか!

左手背に入っていたサーフローを昨夜のうちに抜いたので、再度刺される前に色々と用事を済ませておかない
といけない。まずは熱いお湯と清拭用のタオルで石鹸を使って身体を拭くこと、そしてシャンプーをしておくこと、
この2つを両手でやっておきたかった。サーフロー(点滴用の留置針)を入れられると、どうしてもかばってしまう
ので、両手があいているうちに・・・ってことなのだ。
朝の検温であらかじめ頼んでおいたので、タオルとお湯は日勤が始まったら間もなく持ってきてくれた。
続いてシャンプーも行ったので、急いだ割には気分も良かったんだなぁ〜、これが。

私は血管(点滴や採血に使われるのは表面に出てくる静脈)が出にくいので、ナースは苦労していた。
これはもう、お気の毒としか言い様がないが、2人のナースが何回も何回も何回も・・・。
そのかいあってか、右前腕に前回より少し太い22Gのものが留置された。お疲れ様、って感じかな。
そんなこんなで実際に点滴が開始されたのは、お昼前になっていた。

しかし、今度は滴下が良好だったので数時間で終わり、午後の時間はホームページのネタを考えたり、
あるいはテレビで女子バレーVリーグ・決勝ラウンドを観戦したりしていた。
夕飯の配膳の少し前にフランス料理人でもあるMちゃんがドーナツを持ってお見舞いに来てくれた。
何日か前からメールがきていたりしたが、どうやら仕事上でのストレスが溜まっていたとのことで、そういう
のを愚痴りにきたらしい。そりゃあ、毎日毎日オヤジ3人衆に囲まれてちゃあ大変だよね。
女は1人、しかもMちゃんの代わりにデザート職人がいるのかと思ったらいないみたいで、おちおち風邪も
ひけないって困っていたなぁ。

ちょうどMちゃんが来たとほぼ同時に夕食の配膳があった。
“卒後4.5年目と思われるprettyナース”が持ってきてくれたのだが、Mちゃんの店を紹介していた後だったので、
この人がそうよ・・・という感じでご対面となった。
「予約をいれるときはこの人を呼びだして、私(ナースのおばちゃん)から紹介された〇〇病院の者だけど」と言う
ように・・・と伝えた。
このナースを始めとして4人のナースが3月末で退職するらしい。

◎卒後4.5年目と思われる、パソコンに興味を持っているナース
◎卒後5.6年目と思われる、スリム&beautifulな元整形病棟にいたナース
 (産婦人科メインの混合にいる間の担当になってしまった不運なナース)
◎自称・昭和41年生まれの体格も元気も良く、体脂肪率のことで何回も握手をかわした
 元整形外科病棟のナース
◎卒後4.5年目と思われるprettyナース

たった1つの病棟から4人も退職者が出ると、退職理由は関係なく管理能力を問われるので、
退職すると分かっているのに「当院で新しいことを覚える必要性が・・・」とか何とか言ってこじつけといてから、
配置転換をせまられるのである。今回の犠牲者は見て分かる通り真ん中の2人であるのは明白である。
この2人を勤務交代させておけば、1つの病棟から4人も退職者が出るという形はなくなるんだなぁ。
数年前に勤務していた病院であった出来事と同じことが行われているんだなぁ〜、と感じた。
この4人がどうのこうの・・・と言っているのではなく、管理職は頭が良いとなれないんだと改めて思った。
彼女達がナースという職業自体を止めようと思わなければ良いのだが・・・。
縦社会って、こういう事もあるのよね。影のイジメって奴かしら??



3/5(月)
夜間はまあまあ眠れたのではないだろうか・・・。

日勤の担当は“またしても私担当になってしまった、卒後2年目の不運なKナース”だった。
時間は忘れたが「私(ナース)がやっといた方が良いかな、と思って」と言い、OP前オリエンテーションなる
ものが行われた。これは一般の人に分かりやすく言うと「手術前から手術後の一連の流れと必要物品を
説明すること」とでもなるのだろうか。
麻酔や必要物品、前日や当日の流れと注意事項がおおまかに書かれてあるものを渡される。
どこの病院でも行われているんだなぁ〜、と思いつつもとりあえず聞いておいた。

午後の検温後に2階へ降りて両足の膝から下を洗った。
その最中に内科で喘息薬を処方してもらっているDr.Sがやって来たので、廊下のソファーに腰かけて
少し話をしていった。
私としては、現在施行中の鉄剤の点滴は整形のドクターが内科に聞いて指示を出したのかと思っていた・・・と
言うとDr.Sは「え?I君は僕に何も言わないよ」というので、やはり・・・と思いつつも1月からの貧血の経過に
ついてDr.Sに話した。そりゃあ胃カメラ飲んだほうが良いかもよ、と言われたのだが、とりあえずは詳しい内容の
採血をすることになった。
また整形のOPが全身麻酔になるかもしれない・・・というか、いつ何があるか分からないというのも理解は出来る。
しかし、服薬していればここ数年来症状が出ていない喘息だとしても、他人よりリスクがあるというのも事実だ。
それをこの内科のDr.Sに聞いてみたら「大丈夫だと思うけど」と言いつつも、呼吸機能検査を指示したらしい。
ほんの1時間程度で呼吸機能検査に呼ばれた。結局このDr.Sに次の3つのことを頼むことになった。

1.OP前の呼吸機能評価
  →呼吸機能検査を施行して、もしも全身麻酔になった時に備える。
    整形の若ドクターIは自ら「内科に呼吸機能を評価してもらう」とか言っていたのに、
    肝心のDr.Sには何も言ってないらしい・・・。もぉぉぉおおおっ!
2.OPで絶飲食にしている間の点滴や発作時の指示を出してもらう。
  →整形のドクターは不慣れで緊急の対処が出来ないと困るから。
    抜釘の時も同様にしてDr.Sに事前に指示を聞いていた。
3.貧血の検査(採血と検便)
  →整形のOP前ということで今回はこの程度。でも胃カメラは避けたいんだなぁ。
    たぶん鉄欠乏性のものだと思うので、整形のOP後に鉄剤の内服が始まるかも・・・。

今回の担当医でもある若ドクターIは「人の話を語尾まで聞かない」「自分が言ったことなのに記憶してない」
そして究極の場合は「忘れてた」って事になるから、患者としては自分の疾患と戦うだけでなく、こいつの面倒
まで見なくてはならないのだ。そんなのはハッキリ言ってナンセンス・・・というか、やってられないから、あえて
シカトすることにしたんであ〜る。こいつを相手に出来るほど、私に余裕はないんだもんね。


3/6(火)
朝の検温は“今回も私の担当になってしまった不運な卒後2年目のナース”だった。
内科からの指示で採血と検便があるとのことだったが、まずは採血を行った。整形からの指示は出てない
というので「え?ほんと?あの人(若ドクターI)自分で毎週・火曜日に採血するから、って言いに来たんだけど。
それにOP前に何も採血しないつもりのかね?」と言うとナースも同意して、伝票を確認しに行ったのだが
やはり整形の指示は出ていないらしい。
そこで、2人で相談し、とりあえず採血するだけしておいて後から伝票を書かせよう、ってことになった。
全く、気がきく患者と良く出来たナースで良かっただろ、アンタ!・・・って感じだわ。
こういう無駄なところでエネルギーを使わなくちゃいけないなんてご免よねぇ〜。

毎週火曜日はシーツ交換をやることになっているので、定例行事としてやってもらった。
熱いお湯にタオルを漬けてきてくれたので、気分良く身体を拭くことが出来た。何も言わなくても持ってきて
くれたのは、本日の部屋担当でもある“ほぼ同じ年代と思われる毒舌ナース”だった。
毎日はいなくて良いので肝心なときにいてくれれば患者は助かる・・・と言った記憶があり、その時の答えが
またこの人らしく「毎日、勤務なんてやってられない」というものだった。この人はこれで良いんである。

PM4:00前にいきなり整形外科部長のDr.Yと病棟婦長がやってきた。
話の内容からするとOPに関する説明が目的だったのだろう。昨日、担当ナースに「承諾書は部長さんだね」
と言っておいたのだが、その部長さんが署名・捺印した承諾書を朝の回診時に若ドクターIから渡されて
いたので「承諾書はきた?」というのから始まった。

まずは私の発言から・・・。
比較的短期間に2回も同じ事を繰り返しているし、今後もこうなる事は私にも予想できる。
しかし次にこうなる迄の期間を出来るだけ長くして欲しい。ナース達には伝わっていると思うけど、
私は別に疾患から逃げている訳でもないし、社会復帰する意思がない訳でもない。
そして戦う姿勢もkeepしているつもりなんだけど、余りに長いと時々疲れる事があるのも事実。
今回の滑膜切除を何回か繰り返して最終的には人工関節になるのは分かっているし、
今回の入院前に身障者手帳の申請方法も勉強してきた。
それと今回の手術(滑膜切除と抜釘)は2つを同時にやるけど痛みに対する処置さえやってくれれば
一晩位は我慢出来ると思う。

次に部長さんの返答。
1.炎症や化膿を繰り返して深部に及ぶ事も考えられるけど、今回はまだそこ(ビスのある位置)まで
  及んでないし、ビスの脇にある後から出来た骨も悪さはしていない。
  しかし今後の事を考えると悪さをしない可能性がないという訳でもないし、結局は身体にとって
  異物だから無いに越したことはないから今回一緒に抜く。

2.自分の目は顕微鏡じゃないけど、目に見える範囲のものはちゃんとやる。

3.OP後の痛みに関しては既に麻酔科に頼んだ。

4.自分が執刀する。この位置にあるビスを大腿骨の表面から見て「ここにある」と分かる整形外科医は
  オレしかいないから。

とのこと。4は私が「先生(Y部長)がやってくれるんでしょ?」と言ったものに対する返答だった。
ちょっと、こういう自慢する所があるのよねぇ〜、この人。でも、まあ良いか!
消去法でいったら、この病院の整形外科医3人のうちでこの人が残ったのは事実だし、
よろしくお願いします・・・と頭を下げておいた。だって、ここから先は自分じゃあ出来ない事だもんね。

それと、この病院の整形のドクターは1年毎に交代するらしいので、今回で4回目になる左膝のOPを
最初から全て知っているのはDr.Yしかいなくなってしまった。
ナース達にことごとく「外来はY先生が良いと思う」と勧められているんだけど、いよいよその言葉が現実味
を帯びてきつつある。一応、今回の担当医でもある若ドクターIは視界に入らなくなってきた。
ウザイだけだ。
この予想外のDr.Yと病棟婦長の訪問だったけど、とりあえずDr.Y本人から話が聞けたのでそれで
ヨシとしようと思う。OP前に何かしら言ってくるとは思っていたけど・・・。

そして、この2人が私の病室を去った直後、それと入れ替わるようにして“去年の10月からこの病院に勤務
し始めたと言う、恐らく昭和41年生まれと思われる背の高いナース”がやってきた。
特に用事はなかったらしいが、いつものように(?)マシンガントークしていった。楽しいおしゃべりタイムだ。
自分の仕事が終わったらしく、順番に病室周りをしているらしい。
PM4:00位から約30分間に渡って色々と話をしていった。
彼女は、私の4回目のOPとなる3/9(金)に準夜勤務だそうだ。それもあったのだろうと思うが、
もう日が迫ってきているので・・・という事で気にしてくれているらしいのだ。
ちょうどDr.Yと婦長氏が去った後だったので、それと同様のことを話したりしていた。
ほとんど私が喋りまくったという感じなんだけど、向こうは相変わらず「この病院の古い体質」に文句を
言っていた。何日か前に書いた保身の為だけの人事移動のことも含めて・・・。
それと「若ドクターIのいい加減さ」についてはナース達の間でも話題になっているらしく、このナースにも
「外来は部長が良いだろう」と言われた。特別に良いという感じではないんだけど、とにかく消去法でいくと
この部長さんしか残らないという現実を認めなくてはならない。

準夜は“卒後2年目の沖縄出身・天然(?)ナース”に点滴の指示が今日までになっている事を確認して
もらってから、右前腕に留置されていたサーフローを抜去してもらった。
ここでまた若ドクターIのいい加減さがでた。ナースに指示を出しても患者に説明しないし、回診時以外は
病室に来た試しがない。また患者やナースに指摘されるまで何もしない・・・。もう、いいか。こいつは捨てる。

夕食後に廊下のソファーに座って、隣の部屋のお姉さんと約1時間マシンガントークしていた。
このお姉さんは19才で右前十字靭帯断裂だそうで先月末にOPしたらしい。
色々と話していると、スキーで怪我したことや、病室が大部屋でストレスが溜まってきていること、
そして早く退院したい事こと・・・等についていた。茅ヶ崎からきているらしい。
何日か前から少しずつ話をしていたのだが、不思議と19才の子と話している感覚がなくなってくる。
う〜ん、ミステリアス!


3/7(水)
今朝の検温は昨日と同じく“今回も私の担当になってしまった、とても不運な卒後2年目のナース”だった。
どうやら2晩連続の深夜勤務だったらしい。彼女は看護婦になってまだ2年目だけど、いくら若くても真夜中の
勤務が2晩も続くというのは、体力的にかなりキツイと分かっているつもりである。お疲れ様、って感じかな。
半ば義務化されている「前日からの排泄回数」を報告した後で、昨日の夕方に整形外科部長さんと病棟婦長
がやって来た時のことを話しておいた。彼女はうなずきながら聞いていたが、部長さんの「あの位置にあるビスを
骨の上から“ここだ”と分かる医者はオレしかいない」という発言に対して「あの先生らしいですよね」と笑っていた。

鉄剤の点滴は昨日までで終了しているし、今日は1日中何もなくゆっくりしている。
明日からはそうも言ってられなくなるので、こんな日がOP前に1日位はあっても良いのではないかと思っている。
既に明日の外出許可も取ってあるし用紙も手元にあるので、明日の部屋担当ナースと相談して時間を決めて
から一時帰宅しようと思っている。
風邪を引かないように・・・という注意を幾度と無くうけており、今更ながらに大切なことだと思う。

昼前にKママが来てくれたので、お買い物を依頼した。
いつもながら・・・とはいうものの感謝するばかりである。
本屋にない本が何冊かあったので、明日の一時帰宅までに再確認し、外出時に本屋で注文しておけば受け取る
位はするよ・・・とのことだった。
今日は僕が午前保育で「早帰り」だとのことで早々に引き上げていった。
ありがたや。


3/8(木)
昨夜は見ようと思っていたTV番組がPM10:00からあったのに、文庫本を読んでいたらいつの間にか眠って
しまったようで、気付いたら今朝になっていた。なんだかなぁ〜!
でも、まあ、いいとするか!OP前に点滴も何もないのは今日だけだし、こんな日が1日位はあっても良いんじゃ
ないのかな。今日からは毎日決められたスケジュールにのっとって動かされる訳だから・・・。
てな言い訳をつけてしまったのだ。
朝の検温は“ほぼ同じ年代と思われる毒舌ナース”だったが、相変わらずの毒舌ぶりでそつなく仕事をこなして
去っていった。この人はこれで良いんである。にこやかにされると、こっちが気持ち悪い、ってなもんだ。

AM8:30頃、1人のナースがこの部屋にやって来た。
一昨日も遊びに(?)来たり、あるいは前回の入院時からよくおしゃべりをするようになった“去年の10月から
この病院に勤務し始めたという、恐らく昭和41年生まれと思われる背が高いナース”だった。
深夜明けなので、今から勤務を終えて帰宅する所だという。
特に用事は無く、いつものようなマシンガントークではなかったのだが「明日はよろしくお願いします」と
言っておいた。・・・というのも彼女の明日の勤務が準夜らしく、PM on−callという呼びだし待ち状態の私が
OP室から病室に戻ると思われる時間帯に勤務しているので、ご挨拶となった訳である。
何か、ちょっと意外に感じた・・・というと失礼だけど、こういう気遣いは案外嬉しいものだと感じている。

朝食が終わって間もなくAM9:10〜PM0:50まで一時帰宅してきた。
目的はOP部位の剃毛・入浴であるが、私としては入浴のほうに重点が置かれていた。
なんたって入院寸前のとても具合が悪かった2/10位から風呂には入れてないので、とにかく身体全体を
お湯の中にドボンと入れたかったのである。
そして私のうちには“泡風呂(商品名・あわゆ)”なる秘密兵器があるので、気持ち良く入浴出来るんだなぁ〜。
まずは泡風呂でふやかしておかないと、いきなりゴシゴシじゃあ皮膚を傷つけるだけだもんね。
いやあ、久々の風呂は気持ち良いもんだなぁ〜。
子どもの頃のテレビ番組「8時だよ全員集合」を思い出しちゃったね。マジで。
泡風呂後はシャンプーと身体こすりを各々3回ずつこなしたけど、私の感覚では「3層の垢のうち、
2層は取れた」って感じかな。まだ残ってる気がするけど、これはOP後にとっておくことにしよう。

日勤の担当は“いつも元気な、卒後4.5年目と思われるprettyナース”だった。
本日のOP患者をも受け持っているようで、とても忙しそうだった。
ルンバール(腰から下の感覚がなくなる麻酔のこと)の予定なんだけど、背中は幾ら何でも自分では
剃れないのでナースにやってもらうことにした・・・。までは良かったのだが、前述のように忙しいらしく
交代で“同じく卒後4.5年目と思われる、パソコンに興味を持っているナース”がやって来た。
剃毛は滞り無く終わったのだが、話の途中でIE(インターネット・エクスプローラー)の話題が出てきて、
どうやら彼女のマシン(SHARPのメビウスらしい)のIEのバージョンが5.0らしい事が分かった。
印刷プレビューは便利だと言うと「私のにはない」と気付いたらしく、パソコン雑誌に付いている付録の
CD−ROMをプレゼントした。ついでにその雑誌に付いていた説明書きの部分もね。
彼女は同僚に私(ナースのおばちゃん)のホームページを印刷して見せてくれと言われているみたいなのだが、
ページ数がとても多く少しずつにしたいんだけど・・・というのが話の始まりだった。
雑誌の付録からインストールするのは初めてらしいので、少しだけど教えてあげた。
この職人肌のナースはきっと出来るだろうと思っている。

書き忘れる所だったのだが・・・。
外出から帰宅したのがPM0:50なので昼食は置いといてもらうように言ってあったので、そのようになっていた。
・・・までは良かったのだが、毎回お膳に付いてくる患者共用の湯のみが、とんでもない事になっていたのだ。
どう見ても茶碗蒸しの後がクッキリついており、洗浄が不充分なのが一目瞭然なのである。
こういうのは現物を見せないと何も言えないのでナースを通じて婦長へ、婦長から栄養課の方へと話がいった
みたいで、時間は忘れたが栄養課所属と思われる人が謝りに来た。
「こちらのミスです。済みませんでした」とだけ言えばいいものを、自動販売機で買ったというのが直ぐに分かる
フルーツジュースを持っており「これ、どうぞ」と差し出したので効果は半減した。

どうも“子ども騙し”にあったような気がしてならない。
ジュースなしで謝るだけで良いのに余計なことをしてしまったな。この病院の悪いところだ。
きっと、この種のことは日常茶飯事とされており、対応マニュアルの中に「謝罪に行くときはジュース持参」とでも
書いてあるのかと疑ってしまった。

準夜に入りPM7:30頃、OP室のナースが術前訪問にやってきた。
一通りのことを説明して帰っていった。特にこれと言って珍しいことでもないと感じている。
OP後の尿閉だけが嫌なので、麻酔がかかって分からなくなってからバルンを入れといてもらいたいとお願いした。
その後、あらかじめ約束しておいたGE(グリセリン浣腸の略)を自分で行った。とても気持ちの悪いものだけど、
OP室で垂れ流しになるよりはマシだと思った。



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