My Rose Garden 1

Clinic 又は我が家で咲いているバラ・紫陽花・クレマチスなどを紹介します。


10.青雅(せいが)

この薔薇を皆様に見せたくて入口に一番近いところに置きました。
ブルーといわれても、実際はグレーであったり、バイオレットであったりの薔薇が
多い中で、 今最もブルーだと言われているものの1つが この薔薇です。
はっきりブルーと言えるのは、この「青雅」と青の大輪「清龍」の2つでしょう。
以前より、薔薇に存在しないカラー、ブルーローズを作るべきものすごい努力が
されてきましたが、虫や菌に弱い、樹勢も弱い、すぐに枯れてしまうなど素人が育てるには
難しい品種が多く、購入しても花が咲かないケースも多々。そんなことを繰り返して
だんだん手を出すのも引いてしまうこの頃です

珍しく、きれいに咲いてくれたので、皆様にも興味を持っていただければ幸いです。
                    H25.5.10記

 

9:モッコウバラ

毎年クリニックの芝生の北側に柵を覆い尽くすように生い茂り、咲き誇ってくれる
モッコウバラの生命力の強さには圧倒されます。これだけの数の花が咲いて
匂いもとても良く、当クリニックの4月後半〜5月の薔薇が咲く前に先がけて
咲いてくれます。枝の生長ぶりも大変なもので、毎年散髪しないと裏のPからクレームが
つくほど サーベルシュートします。薔薇ってタケノコよりも伸びるんじゃないって
時々思いますね。  H25.4.25記

8:サワダズドリーム(左)と「タローネガ」(右) 椿

 

左が我が家で今年最も美しい花をつけた椿(椿は木へんに春と書きます。冬の花ではありません
3月から4月上旬に最も咲きます。1月に咲いている花の大半はサザンカです)「サワダズドリーム」
美しいでしょ この幾重にも重なった造形美と、色のグラデーション 沢田さんの夢が叶った
というところでしょうか。散り方はともかくとして、椿の咲いているさなかの美しさは、多分
薔薇をもしのぐでしょう。 写真右も白椿で今最も美しい色を付ける「タローネガ」真っ白ではなく
少し黄色がかった色がなんとも美しい。今年はまだ咲かなかったいくつかの美しい椿達の様子が
今から気になっています。来年はもっと美しい花をたくさん付けてくれるといいなあ。 25.4.10記

7:ピース (マダム・アントワーヌ・メイアン) 薔薇

 

第二次世界大戦の前夜、薔薇造りの名家メイアン家の創始者アントワーヌ・メイアンの息子フランシスによって
開発され、フランスが一時ドイツに占領されかけた頃、命に替えてアメリカ大使館にフランシスが
携えた1つの薔薇の苗木が彼の亡き母の名をつけた「マダム・アントワーヌ・メイアン」。この黄色にピンクが
縁取る大輪の薔薇は、蓮のようなこの世の物とは思えない不思議な神々しさと神秘さを兼ね備えた
オーラを放つ。ひとつつぼみができるごとにこれほど期待感を持たせる薔薇もなかろう。
無事戦火を潜り、アメリカにわたった薔薇は大切に育てられ、1945年終戦と同時に広まった。
そして名付けられた名前が「ピース(平和)」である。その後ピースは世界バラ会連合初代殿堂入りを
果たし、「20世紀を代表するバラ」、 「奇跡のバラ」、「永遠の銘花」などと呼ばれ、今に至る。
フランシス・メイアンが自分の命の代償として託した、そんな難しいことを知らずしても十分その魅力を
味わうことができる、とてつもない存在感のある薔薇。薔薇栽培の代表者が一つもって 行けるなら
この薔薇と一押しなのも頷ける。                  H24.11.27記


6:ディスタント・ドラムス 薔薇

 

 

Distant Drums 「遠く(に聞こえる)太鼓の音」? この変な名前のバラは、今バラ界で
最も評価が上昇しているバラのひとつです。見て下さい この美しさ。ひとつひとつのバラの花の 
この品格のすばらしさ 内側がオレンジベージュ 外側が桃色のダブルカラー 不透明な色彩 が
西洋バラの色には無い色で、むしろ東洋のボタンかハスか睡蓮の雰囲気を持った独特のもの
それも四季咲きで次から次に順番に咲いてくれます。花もちもいい方で、形も崩れない 
虫や病気にも強そうで やたらに伸びず でも少しずつボリュームアップしてくれる
本当に 良いとこづくしのバラです 名前だけなんとかしてあげたいですね。香りは微香です。

我が家でも最も目立つところに植えられていて、別格に可愛がられている薔薇です。
バラをひとつ増やそうかなっていう方に、一押しです!      H24.11.4記
    


5:紅(くれない)山紫陽花


 

 

最初に咲き出した時には、「えっこれが紅??白でしょ」と言いたくなるような、見事な白い花
(写真1:5/17)  それが見る間に色づいて様が見事いうほかありません(写 真2:5/22、
写真3:5/27) そして最後には美しく紅に染まります(写真4:5/30) まさに七変化と
言われる紫陽花の中でも王様的な存在で、和紫陽花(山紫陽花)の中でも別格の人気です。
毎日みていても飽きないですよ。

和紫陽花は西洋紫陽花に比べて花も小ぶりで地味な物が多いのですが、色や形は思いの外
いろいろあって、マニアックに揃えるのが好きな佐野としては、あまり大きくならず、いろいろ
楽しめるという所がお気に入りポイントです。西洋紫陽花は大きくなるので殆ど地植えにして、
和紫陽花を鉢に残して、咲いた順に室内に持ち込んで楽しんでいます(この紅は地植えです)。

花屋さんでも売っているものは、殆ど西洋紫陽花ばかりなので、和紫陽花は余り知られておらず
日本各地で色々な物が見つかっており、独り楽しむには最適です。
しかし和紫陽花の中には、「清澄沢(きよすみざわ)」のように西洋紫陽花の片親になっている
品種もいくつかあり、新しい品種の開発には 和紫陽花のバリエーションの多さが生きてきている
ようです。
                          H24.7.3記

 

4:Dance Party (ダンスパーティー )西洋紫陽花

 

昨年の紫陽花ランキング No.1 だったダンスパーティー 写 真右はよく見るピンク。左は
珍しいブルーのダンスパーティー。今年は不作だった鉢ものの中で、最も気を吐いてくれ、
見事な花を付けてくれました。実は左のサイズと同じサイズのピンクのダンスパーティーも
一鉢有るのですが、全く不作でお見せできない状態でした。同じように育てているつもりなのに
難しいのもです。今年はもう一回り大きな鉢に移植し、ブルーには酸性土を、ピンクには
アルカリ土を加えてあげようとたくらんでいます。地植えでは土の酸性度を変えるのには
限界があるので、こういう所は鉢の独断場でしょうか。ほかの紫陽花は、垂れるとあまり
きれいに見えないのですが、ダンスパーティーだけは垂れる方が豪華に見えるのも魅力でしょうか。
今年は、昨年見事に咲いた「城ヶ崎の雨」や「コンペイトウ」が全く不作だったので、
このブルーダンスパーティーの花付きには満面の笑顔でした。    
                                H24.7.3記

 

3:Gabriel(ガブリエル)薔薇

 

写真左がクローズアップされたガブリエルなので分かりやすいと思いますが、白の中に
中心が薄くほんのり赤紫に染まります、品の良い香り(微香)といいい、花弁の成り立ち
といい、ほんのり紫の色合いといい、これ以上求められないほどの品の良い形のバラです。
ガブリエル(Gabriel)とは「天使」の一人です。
欠点としては枝が華奢で、写真右で分かるように、やや細めの枝に花がつくと、
自分の花の自重で 垂れたり、折れたりしやすいことです。発育も旺盛とは言えず、
品がある分、か弱さを感じるデリケートな所もあります。でも、この花を咲かせるために
大切に育てたい気持ちにさせられる気持ちにさせられるオーラをもった素敵なバラです。
安心して見ていくのではなく、守ってあげたくなるお嬢様というところでしょうか。
                             
                         H24.6.12記

 

2:つる Iceberg(アイスバーグ)薔薇

 

アイスバーグは四季咲きのフロリバンダ種 英語では氷山の意味ですがドイツ語では
白雪姫のことを指すようです。 普通は平植えの物が主ですが つるアイスバーグもあり、
これはそれに当たります。つるアイスバーグは一般に一季咲きと言われていますが、
これも初心者に育て易く、
ピエール・ドゥ・ロンサールに比べてにやや甘い香りが強く、
形の良い真っ白の花がついて これも初心者向きの代表です。  これもロンサールと
同時期に購入して、アイアンに絡めてみました。一年目は延びるばかりでしたが、
二年目からよく花がついています。 とても好きな香りです。 
初冬に咲くと、開花したままなんと1ヶ月近く枯れずに残ります。生きたプリザーブド
フラワーのようで、まさにアイスバーグ!?
                               H24.5.15記

 

1:Perre de Ronsard (ピエール・ドゥ・ロンサール)薔薇

数あるツルバラの中でもいつもトップの人気を誇るピエール・ドゥ・ロンサール。魅力の一番は
カップ咲きで中に行くほどピンクが濃くなり、素人でも鈴なりに花が咲く(本当?)ことです。
我が家でも一番先に求めてアイアンに絡めた物です。これは昨年の写真ですので、植えて
3年目の春の写真です。やはり絵になるツルバラのNo.1はこれですね。 2鉢目は地植えせずに
鉢のまま1年を向かえますが、そちらは大きくなりませんね。現在(H24.5.15)
やはり咲かせるならツルが似合いますね。庭のロンサールも、今年は昨年ほどの元気がなく、
気にかかっています。 ツルバラが植えたければまずはこれでしょう。香りはほんのり微香です。
             
                               H24.5.15記