キッズクリニック「絵本倶楽部」  

特集を組んで絵本を紹介しています。大人の心に残る絵本、こどもが喜ぶ絵本。遊び心
満載の絵本。 親子で一緒に楽しめるパズルや迷路・まちがいさがし。
それぞれの個性の
とびらを開いてみましょう。
とびらの向こうでお迎えの声が聞こえてきます。
「こんにちは、ようこそ。貴方が来るのを待っていました。」


特集1:「刀根さとえA〜E・今井あやのG〜L 2016年

院長が見つけてきた(大げさ)日本の新進気鋭の絵本作家を2人ご紹介します。

ひとりめは刀根里衣(さとえ)ボローニャ国際児童書展でイラストレーション賞を受賞し、作家デビュー
した、イタリア在住の作家。絵本を書くために生まれてきたような暖かい夢見タッチの画力で読む人の
気持ちをぐっと引き寄せます。そして優しいストーリー、絵の中に引き込まれて、気持ちが中にはいって
いるので、ぐぐぐっときやすいですね。お見事です。ぴっぽの旅の赤
C! きみへの贈り物の青D
夢見る羊のクリーム色
E! 表紙の絵を見るだけでその色の世界に融けていってしまいそう!
どれも素敵ですが、その中でも院長は「なんにもできなかったとり」
B を推薦します。ちょっときつい
といえばきつい題材ですが、本人の気持ちが乗り移った作品です。入門編には「大きな人参」
A がお薦め。
どの作品も、絵本の世界の中にどっぷりと染まることのできる希有な表現力を味わえます。 A〜E  
  
A B C 

D E 

いまいあやのさんの絵も優しい丁寧な筆致で、素敵な世界を描いています。本当に絵がうまい。いまいさんも
ボローニャ児童画展で毎年入選を果たしている実力派若手旗手のひとり。刀根さんのような独特の世界は
ないとしても、 絵のうまさだけで 家に飾っておきたくなる絵本たち。随所にみられる細かなディテールは
人気のバムケロを凌駕します。中でも「べるなるさんのぼうし」H の世界観はとても素敵で、いまいさんの
絵本の中でも群を抜いています。「チャッピィの家」Jのチャッピィの描写 は飼い主として凄く感情移入できる
素晴らしい筆致力だと思います。ストーリーの単純さは置いといて、犬の表情がとてもかわいいので、無条件で
受け入れてしまいます。今後もイソップのような古典ではなく、オリジナルな作品を増やしてくれることを
期待しています。まずは表紙の扉を開けて、その世界に飛び込んでみて下さい。

G H J

K L

特集2:「雨」 2015年 

A「あめふりうります」    平田 昌広 文/絵 講談社  院長推薦 
B「かたつむりハウス」    A.アールバーグ 文/J.タイラー 絵 児童図書館  院長推薦
C「カエルのおでかけ」    高畠 那生
 作/絵 フレーベル館  院長推薦
D「あめあめふれふれ ねずみくん」 なかえ よしを 文/上野 紀子 絵 ポプラ社 ねずみ君シリーズ
E「コッコさんとあめふり」  片山 健 文/絵 福音館書店 院長推薦 こっこさんシリーズ
F「ふたりはともだち」  アーノルド・ローベル 文/絵 文化出版局 絵本のバイブルのひとつ
G「あめぽぽぽ」        ひがし なおこ 文/きうち たつろう 絵 くもん出版 院長推薦
H「雨、あめ」          ピーター・スピアー 絵 評論社 院長推薦

J「せかいいち おおきなうち」    レオ=レオニ 作・絵  好学社  超有名作家シリーズ
K「絵本の森 5 あめふらし」 グリム 編/出久根 育 絵  パロル舎 院長秘蔵

L「うまれたよ カタツムリ」 図鑑 ポコヤマクリタ 文/武田 晋一 写真 岩崎書店 院長推薦
M「なめこ図鑑 四季編」  金谷 泉 作 KADOKAWA 流行どころ
N「おじさんのかさ」   佐野 洋子 文/絵           講談社 院長推薦
O「あめ ふりお くん」       大森 裕子 文 絵      教育画劇
P「ぴー かんこ ちゃん」      大森 裕子 文 絵      教育画劇
「あめのもりのおくりもの」    ふくざわ ゆみこ 文/絵        福音館書店  
「かさかしてあげる」     
  こいで やすこ 文/絵         福音館書店
「かさもっておむかえ」      征矢 清 文/長 新太 絵         福音館書店
「はっぱのおうち」        征矢 清 文/林 明子 絵
         福音館書店
「まほうのかさ」         小沢 正 文/はた こうしろう 絵     教育画劇

「あめぽったん」         ひろかわさえこ 文/絵        アリス館
「かたつむり ぴょんたのぼうけん」 いいづか ひろし
文/二木 ちかこ 絵  文芸社
「ヨンイのビニールがさ」     ユン ドンジェ 文/ キム ジェホン 絵  岩崎書店
「しろちゃんとはりちゃん あみのいちにち」 
                 
たしろちさと 文/絵         ひかりのくに
「ちいさなきいろいかさ」     もりひさし 文/にしやまかやこ 絵    金の星社
「プーさん絵本7 コブタと大こうずい」AA.ミルン 文/EH.シェパード 絵  岩波書店
「おひさん、あめさん」      金子みすず 文/森川百合香 絵     JULA出版局  
「かたつむりののんちゃん」    高塚 博成 文/仲川 道子 絵       童心社 
「てるてるぼうず」        おぐま こうじ 作            くもん出版
「雨がふったら、どこへいく?」  ゲルダ・ミューラー 作絵       児童図書館

 

特集3:「恐竜」 2014年 
  恐竜といえば宮西さんというほど恐竜シリーズは有名になりましたが、その他にも、恐竜を題材にした
  絵本、普通の物語から図鑑に至るまで、その中間的な物など、様々な企画を見ることができました。
  企画のおもしろさも含め、縦覧いただけたらと思います。

A「おまえうまそうだな」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2003.3 大ヒットシリーズ1作目 
B「あなたをずっとずっとあいしてる」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2006.1  シリーズ4作目
C「ぱっくんおおかみときょうりゅうたち」  木村 泰子作/絵 ポプラ 1982.12  推薦
D「きょうりゅうはパンツがだいすき」  C.フリードマン 文/B.コート 絵 講談社  2009.11 大ヒットシリーズ
E「きょうりゅうのたまご」  なかがわ ちひろ 文絵 徳間書店 2000.4   推薦

F「おとなしいきょうりゅうとうるさいちょう」  M.エンデ 文M.シュリューター 絵  ほるぷ出版 1987.7  推薦
G「きらきらきょうりゅう」  DA.スティール 文・絵 今人舎 1996.5 大ヒットシリーズ
H「恐竜がかいた恐竜のほん」  J.トプセル 作・絵・編集  原書房 1993.11 推薦
J「恐竜たちの大脱出」  羽田 節子 文/松岡 達英 絵 福音館書店 1999.5 推薦  
K「恐竜の飼いかた教えます」  ロバート・マッシュ 文・絵  平凡社 (1986.7 絶版) いちおし
L「よみがえる恐竜・大百科」  スティーブ・ブルサット ソフトバンククリエィティブ 2010.7  推薦
M「ビックリ3D図鑑 恐竜」  カールトンブックス 2013.12  推薦

その他 恐竜特集の絵本
「おれはティラノザウルスだ」     宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2004.1  シリーズ2作目 
「きみはほんとうにステキだね」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2004.9  シリーズ3作目
「であえてほんとうによかった」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2009.11  シリーズ8作目
「いちばんあいされているのはぼく」  宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2010.9  シリーズ9作目

「わたししんじてるの」        宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2011.6  シリーズ10作目

「きょうりゅうたちがかぜひいた」   J.ヨーレン 文/M.ティーグ 絵 小峰書店  2006.6
「きょうりゅうたちのおやすみなさい」 J.ヨーレン 文/M.ティーグ 絵 小峰書店  2003.6

「きょうりゅうくんとさんぽ」     シド・ホフ 文/絵 ペンギン社  1980.1
「きょうりゅうボブくん」       ウイリアム・ジョイス 文/絵 福武書店  1990.12
「ともだちはすんごくすんごくおっきなきょうりゅうくん」       
                   リチャード・バーン 文/絵  文化出版局 1990.12
「きょうりゅうかぶしきがいしゃ」   富田京一 文/古沢博士 絵   ほるぷ出版 2012.9 

「きょうりゅうのかいかた」      草野大輔 文/藪内正幸 絵   岩波書店  1983.11
「もしも?の図鑑 恐竜の飼い方」   土屋 健 文/絵      実業之日本社  2013.3
「恐竜の描き方」           伊藤 丙雄 文/絵      誠文堂新光社  2013.1
「大迷路 恐竜王国の秘宝」      原 裕朗・バースディ 作/絵   ポプラ社  2010.11
 
                                  H26.5.14記


特集4:「竜・ドラゴン」
2012年

A「でんでら竜がでてきたよ」     おのりえん 文/伊藤英一 絵    理論社  大推薦
B「竜のはなし」             宮沢賢治 作/戸田孝四郎 絵      戸田デザイン研究所  推薦
C「りゅうの目のなみだ(なみだの川)」  浜田廣介 作/植田真 絵        集英社  推薦
D「ドラゴン」              W.アンダーソン 文・絵        BL出版    秘蔵本
E「ドラゴンとあおいチョウのたび」    D.ピルキー 文・絵          メディアファクトリー   推薦
F「竜の子ラッキーと音楽師」       R.サトクリフ 文/EC.クラーク 絵    岩波書店 推薦
G「ドラゴン学」             DA.スティール 文・絵 今人舎    秘蔵本
H「ドラゴン 飼い方・育て方」     J.トプセル 作・絵・編集      原書房   大推薦
J「ドラゴン伝説」            D.パーシィズ 文/W.アンダースン 絵 BL出版 (絶版) 
K「たつのこたろう」           松谷みよ子 文/朝倉摂 絵       講談社  推薦
L「エルマーのぼうけん」3点セット    RS.ガネット 文/RC.ガネット 絵   福音館書店  推薦
M「騎士とドラゴン」           TD.パオラ 文・絵          ほるぷ出版   推薦
N「おぞましいりゅう」          D.ウィーズナー 文・絵        BL出版     推薦
O「もえよドラゴン」           手塚治虫 文・絵           河出書房        推薦  
P「ちいさなドラゴン ココナッツ」    インゴ・ジークナー 文・絵      ひくまの出版   推薦

     

「ほしになったりゅうのきば」       君島久子 挿話/赤羽末吉 絵     福音館書店
「ヒックとドラゴン 伝説の怪物」                       小峰書店
「うちのペットはドラゴン」      M.マーフィー 文/H.オクセンバリー 絵   徳間書店  (絶版)
「おうさまジャックとドラゴン」    P.ベントリー文/H.オクセンバリー 絵   岩崎書店
「お月さまをのみこんだドラゴン」     JD.レオン 文・絵          新世研  (絶版)
「ドラゴン だいかんげい?」       D.ラロシェル 文/脇山華子 絵    徳間書店
「ドラゴンはくいしんぼう」        茂市久美子 文/とよたかずひこ 絵  国土社
「とうめいの龍」             川本真琴 文/井ノ上 豪 絵      プレビジョン
「山をはこんだ九匹の竜」         松谷みよ子 文/司 修 絵       佼成出版社
「赤い目のドラゴン」         リンドグレーン 文/ヴィークランド 絵   岩波書店
「かぜっぴきのドラゴンたち」       SM.トーマス 文/J.プレカス 絵    評論社
「さびしがりやのドラゴンたち」      SM.トーマス 文/J.プレカス 絵    評論社
「どらゴンのともだち」          なかようこ 文/いけだほなみ 絵    長崎出版
「火に気をつけて、ドラゴンくん」     J.ペンジウォル 文/M.グルボー 絵   PHP研究所
「ラッキードラゴンのおはなし」      ヤノベ 賢治 文・絵          サンリード
「ハリーポッター No.1-7」        J.K.ローリング           静山社 
                                 H24.8.15記



当院スタッフの推薦図書 2011

    A  B  C

A:看護師 渡辺(優)さんの推薦図書
 
ごめんね ともだち」  内田麟太郎 著・絵          偕成社
  渡辺さんの推薦文 今言おうと思ったのに・・・ わかっているのに・・・
           本当は言いたいのに・・・ ともだちシリーズは人とのつき合いの
中で
           とても大切なことを子供にも大人にも教えてくれます。

B:看護師 葉桐さんの推薦図書 
  「モチモチの木」    斎藤 隆介 作/滝平二郎 絵   岩崎書店
  葉桐さんの推薦文 臆病な5歳の男の子のお話です。弱虫な豆太が、ある夜に大切な人のために
           勇気ある行動をとった場面で心うたれます。 

C:看護師 増田さんの推薦図書 
  「はがぬけたら どうするの」  C.ビーラー 作/G.B.カラス 絵   フレーベル館
  増田さんの推薦文 こどもの歯が生え変わる時、成長を感じられて嬉しい気持ちになります。
           この本は、いろいろな国の子供の歯が抜けた時に親がどうしているかが
           描かれています。国は違っても、きれいで丈夫な歯が生えてきてほしいと
           いう思いは一緒なのだと感じる一冊です。
 

 

  E 

D:事務主事 久保田さんの推薦図書
 
ぶたばあちゃん」   M.ワイルド 作 R.ブルックス 絵   あすなろ書店
  久保田さんの推薦文 ぶたばあちゃんと孫娘は毎日ふたり仲良く暮らしていました。そんな
            ふたりの結末は少し切ないですが、優しい気持ちになれる心暖まる
            お話です。ふたさんの絵もかわいいですよ。  
 

E:事務 渡辺(佐)さんの推薦図書 
  「きんのたまごのほん」  M.W.ブラウン/L.ワイスガード   童話館出版
  渡辺(佐)さんの推薦文 とっても絵が綺麗。眺めているだけでも幸せな気持ちになります。 

              タマゴから何が出てくるでしょう。想像しながら読んでみて下さい。

F:事務 飯田さんの推薦図書
  「まんぷくでぇす」   長谷川義史    PHP研究所
  飯田さんの推薦文  お父さん、お母さん、息子の3人でいろいろなレストランにいきます。
            食べて食べて食べまくる家族の結末は・・・? 
            ストーリーも絵も笑わせてくれます。お腹が空いてしまう一冊です。

 

ちょっと道徳的な絵本たち

G 「おこだでませんように」 くすのきしげのり 作 石井聖岳 絵   小学館  推薦
   感情表現のへたくそな男の子の姿が浮き彫りになって 本当 涙を誘います。
   絵本を侮ってはいけません あなたもきっと ぐっと来ますよ 大推薦の一冊です。

H 「ほんとうのことをいってもいいの?」 PCマキサック 作 Gポター 絵 BL出版  推薦 
   黒人の女の子が主人公で絵に少し抵抗がありますが(偏見!)、 いい作品だと
   思います。どう落とすのかなと思ってみていましたが、なかなかよくまとまって
   納得の1冊です。多少道徳臭いですが、
ほど押しが強くないので読後感◎です。

 「めちゃくちゃ はずかしかったこと」  Lフラマン 作 Eエカウト 絵   あすなろ書房 推薦
   こういう本 どーしても好きなんですね ぼやきみたいなやつ 一人で
   分かる分かる なんてくすくす笑いながら読める 男の自尊心を感じながら
   でもはなくそのような小さなプライドでさ 外から見れば でも大事なのね
   それが分かってあげられるかって言うのが
親子や友達かもしれません

 「さっちゃんのまほうのて」  たばたせいいいち 作・絵  偕成社
   障害のある子のことを いやむしろ 正常とは何かを考えるのにいい本だと思います

   これは小さい子でも読めるかもしれません。 小さい頃の方が感受性が豊かも。

 「けんかのきもち」  柴田愛子 作 伊藤秀男 絵  ポプラ社
   これも同様感情表現のへたくそな男の子を題材にした作品 単純なようで
   じんわりといい感じです。 男に生まれて良かった!

 「わたしのせいじゃない」  Lクリスチャンソン 文 Dステンベリ 絵   岩崎書店 
   少しお説教くささが強い作品だけど 少し我慢して読むと 含むところは大きい。
   ぜんぜん小さい子向けではありませんが・・・ 学童〜成人向き

M 「おねつをだしたピーパー」  Sコーワン 文 Sバンダ 絵  サイエンティスト社 
 「かぜをひいたケイティ」  Sコーワン 文 Kブラタン 絵  サイエンティスト社

 

黒井 健さんとお逢いしたお話

 先日、清里の「黒井健絵本ハウス」という所に行ってまいりました。黒井健さんといえば
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」などの古典的和風絵本で名高い作品の挿し絵作家として
つと有名なお方です。同絵本館はできてまだ2年くらいでしょうか、今まで寄る機会がなく、
タイミングを逸していたところに、今回時間がとれたので入り口の扉をあけてみると、
受付に「本日作者在宅 絵本お買いあげの方にサイン致します」のお触れ。
 あいにく現金の持ち合わせがあまりなかったが、ここは先生にお会いしておかなくてはと
思い、丁度原画の展示をしていた「かぜひき ころわん」を1冊購入、「これお願いします」
思ったよりお若い(ごんぎつねを見る限り、相当の年輩かしらと勝手に想像していた)のに
まずはびっくり、「小児科やっているんで絵本揃えているんです」てなことを言ってみたものの
(営業用なのに)「えっ1冊ですか?」現金が無いとも言いにくいので「すでに先生の作品は
すでに何冊か頂いておりまして」(まんざら嘘ではない)と言ってもじもじ・・・
私の前に絵本好きな親子が個人で5-6冊購入されたのを見ているだけに、なおのこと恥じ入る
限りで・・・でも気を取り直して「またいい絵本をいっぱい作って下さいね」とお願いして
その場を終えました。皆さんも清里にお寄りの際は覗いてみて下さい。もしかしてご在宅かも。

    ころわんの表紙の裏にサイン