キッズクリニック「絵本倶楽部」  

特集を組んで絵本を紹介しています。大人の心に残る絵本、こどもが喜ぶ絵本。遊び心
満載の絵本。 親子で一緒に楽しめるパズルや迷路・まちがいさがし。
それぞれの個性の
とびらを開いてみましょう。 とびらの向こうでお迎えの声が聞こえてきます。
「こんにちは、ようこそ。私たちは 貴方が来るのを待っていました。」

2021-特集1:「この本おもしろいよ

佐野が単純におもしろいと思った本を集めてみました
もっとあるけど、とりあえずこんなの読んで コロナ禍のうつうつとした気分を
おもいっきりぶっとばしちゃいましょう
題名と表紙の絵を見ただけでもそそられちゃうもの ありませんか
作家さんと感性がぴったりあったら その方の作品を揃えてみるのも良いですよ
日本人の笑いの感性も捨てたものではありません  壺にはまるかもよ

1  2  3

1:かあちゃん取扱説明書        いとうみく 佐藤真紀子 童心社
  
題名がすでに中身のおもしろさを補償してますよね 童話書ではありますが絵本では
  ありません たくさん字が書いてありますが おもしろいのでどんどん行きますよ
  外来では読み切れないんで 続きが読みたければ アマゾンでご注文を!!
2:れいぞうこのなつやすみ       村上しいこ 長谷川義史 PHP研究所
  
この発想はなかなか無い 長谷川さんのユーモアの世界に引き込まれます
3:しゃっくりがいこつ         M.カイラー S.D.シンドラー セーラー出版
  
「私の好きな絵本3冊」の1冊 外国もニッポンもやることは一緒ななんどと
  変なところでびっくりさせられる

4  5  6
4:ぼくがおっぱいをきらいなわけ    磯みゆき ポプラ社
  
もうこの辺は佐野が題名だけで衝動買いしてる感じありあり これが男の子だよ おかあさん
5:よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし 及川賢治 岩崎書店
  
これもなんか題名からして独特さが出ています 絵もおかしい なんと2007年絵本大賞作
6:きょうはこどもをたべてやる!      S.ドニオ D.ドモンフレッド  ほるぷ出版
  
題名と表紙絵のギャップが既に中身のおもしろさをお約束しています

7  8  9
7:もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう 土屋富士夫 徳間書店
  
内容がお約束されたような表題と絵 予想通 りのおもしろさです 経験ありますよね えっない?
8:やきざかなののろい         塚本やすし ポプラ社
  
これも長谷川さん同様 塚本さん独特の世界観にのっけからどっぷり浸かりましょう
9:おこだでませんように         くすのきしげのり 石井聖岳 小学館
  
お母さんからみてやっぱり男の子って説明抜きに可愛いんだよね でしょ!

10:まないたにりょうりをあげないこと  シゲタ サヤカ 講談社
11: どろんここぶた           アーノルド・ローベル 文化出版局
12:おおかみのおなかのなかで       M.バーネット ジョン クラッセン  などなど


2020-特集3:「ネコとらイオン」

今回はネコ科の動物を主体に集めてみました。案外多いですね。まだまだ出てきて、取りあえず
溢れちゃったんでこの辺で一休みにしました。犬もそうですが、ネコは身近な存在ですから
いちばんたくさん出てきて当然名存在かも知れません。特に7-9は身近に動物を飼っている
方達には自身を投影してしまいそうな語りで、読んでいて感情移入が半端ではありません。
懐かしい「チビ黒サンボ」から、最新ヒット作の「下僕」まで、十分お楽しみ下さい。

ネコだけ残しました  2021.3

【ネコ編】 やっぱりネコの本が一番多い

1 4 


1. なまえのないねこ 竹下文子(著)町田尚子(絵) 小峰書店  院長推薦
 
 渋いタイトル、飾り気のない表紙絵 凄いストーリーが待っているわけでもなく 日常の淡々とした
  何気ない様子が展開されていく、凄い結末が待っているわけでもない でも心に残るお話
  単純だけど心に届く説得力 絵本の王道ですね 後から数々の受賞作であると知りました

2. 長ぐつをはいたねこ C.ペロー(原作)H.フィッシャー(絵) 福音館書店
3. くつやのねこ いまいあやの(著・絵)  BL出版
4. 100万回生きたねこ 佐野洋子(著・絵)講談社  院長推薦
  ネコといったらこの本と言われるほどのネコ本の王者 大胆な発想の展開を越えて
  あなたはどうやって生きていますか?を問われる結末に大人の読者も唸らされる

5. おれはねこだぜ 佐野洋子(著・絵) 講談社
6. うきわねこ 蜂飼耳(著)牧野千穂(絵) ブロンズ新社  院長推薦
  
まずは槇野さんの絵がとても鮮やかで印象的、赤と黄色の色遣いがとても鮮やかで心の中に
  ぽっと灯がともる 蜂飼さんの優しくロマンチックな お話にぴったりな絵本になりました

7. わたしのげぼく 上野そら(著)くまくら珠美(絵) アルファポリス   院長推薦
8. 退屈をあげる 坂本千明(著・絵) 青土社  院長推薦
9. 私はネコが嫌いだ。 よこただいすけ (著・絵) つちや書店
  院長推薦
  
ペットを飼うものには堪らないストーリーなのが 上記3冊、いずれも飼い主の体験談に
  基づいたお話、「わたしのげぼく」はしゃべり口調とネコの立場でのお話が受けてけっこうの
  ヒット作で、読んでおもしろいが、ちょっとあくが強いかも。私個人は「退屈をあげる」の
  ストーリーが好きで、でもこれは絵本であって絵本ではないですね。大人対象の「絵のある詩集」
  みたいな感じ、けっしてこども向きではありません。 ということで外来には置いてないよ
  読みたい方は院長に直訴して下さい(大げさ)  「ネコは嫌いだ」はストレートなところが
  素敵です。最後のページには素直に感情移入してしまいますので、要注意の本です。

7 8 

10. ふたりのねこ ヒグチユウコ(著・絵) 祥伝社
11. ネコヅメのよる 町田尚子(著・絵) WAVE出版
12. 金持ちの家のねこと家のないねこ B.ウエーバー(著・絵) 童話館出版
13. サイモンは、ねこである G.バーンスタイン(著・絵) あすなろ書店
14. ちゅーちゅー 宮西達也(著・絵) 鈴木出版
15. にゃーご 宮西達也(著・絵) 鈴木出版
16-20. 11ぴきのねこ シリーズ 馬場 のぼる(著・絵) こぐま社

【ライオン編】ライオンも案外多い
21. ラチとらいおん M.ベロニカ(著・絵) 福音館書店  院長推薦
  
ライオンの古典的な推薦図書といえばこれ。弱虫少年ラチが大人になっていく課程を
  ライオンがずっと寄り添ってあげて、それがとっても素敵です。絵は単純で色も少なく
  そう言う意味では渋いですが、心に残る一冊になります。

22. としょかんライオン M.ヌードセン(著)K.ホークス(絵)  岩崎書店
  院長推薦
  
ライオンの本という意味では最近では(ライオンキングを除き)一番有名な絵本かも
  知れません。ニューヨークの図書館前の銅像からヒントを得た作品のひとつ。なかなか
  素敵なお話です。

23. ピエールとライオン M.センダック(著・絵) 冨山房
24. やさしいライオン やなせたかし(著・絵) フレーベル館
25. とこやにいったライオン サトシン(著)おくはらゆめ(絵) 教育画劇   院長推薦
  本のサイズも小さいし、絵も美しくはないし、全然教育的な絵本でもないし、でもこういう痛快な
  絵本もあっても良い。あっけらからんと笑える、それでいいと思う。小さな事で悩んでいるときに
  こういう本を読むと癒される気がする。

26. ライオンになるには エド・ヴィアー(著・絵) BL出版
27. ちかてつライオンせん サトウマサノリ (著・絵)  パイインターナショナル
28. 三びきのごきげんなライオン L.ファティオ(著)R.デュポアザン(絵)童話館出版
29. ごきげんならいおん L.ファティオ (著), R.デュボアザン (絵) 福音館書店
30. アンディとらいおん J.ドーハーティ(著・絵) 福音館書店
31. ライオン・キング(ディズニー)斎藤妙子(著) 講談社
32. ひとりになったライオン 夏目義一 (著・絵)  福音館書店  院長推薦
  とにかく絵がリアルで凄い、実写のようなリアリティーなうえに、その表情がなんともおかしい
  実写だとこんな都合の良い表情にはならないので、そこはやっぱり絵の強み こういうものを
  いうえが隣にあるときは、文章はたくさんは要らない。絵が教えてくれる説得力がある

33. 100年たったら 石井睦美(著)あべ弘士(絵) アリス館
34. ライオンをかくすには H.スティーブンス(著・絵) ブロンズ新社   院長推薦
  題名と表紙絵の感じが可愛くて購入、イメージにそぐわない中身に納得、安心して愛情を
  注ぐことができるストーリーと絵のタッチは好感度抜群 ストーリーの展開もおもしろい
  シリーズ本で、これがその第1話、人気で続編が数冊あります。絵・・かわいいでしょ

35. おばあちゃんからライオンをかくすには H.スティーブンス(著・絵) ブロンズ新社

トラ編 トラは東洋に多いけど、欧米では少ないかも

36. ちびくろ・さんぼ H.バンナーマン (著) F.ドビアス(絵) 瑞雲舎   院長推薦
  ご存じチビ黒サンボの第1話(えっ第二話・三話があるって知らなかったでしょ、教えてあげないよ
  興味のある方はご自分でご購入を。これは実は3冊セットの本ですよ) ぐりグラを書いた
  中川りえ子さんはこのストーリーに触発されてぐりグラ第1話を書いたそう あのホットケーキの話です

  一時題名が差別用語連発のため人権擁護団体から反対を食らって出版できなかったチビ黒サンボですが
  やっと復刻版が出てきてくれて 私は嬉しく思っております

37. おちゃのじかんにきたとら J.カー(著・絵) 童話館出版
  
この本、結構有名で取り上げられることが多いのですが、発想はおもしろいのですが
  どこがどう評価されて有名になったのか私にはよく分からない。

38. だるまちゃんととらのこちゃん 加古里子(著・絵)  福音館書店
39. はじめてのゆき なかがわりえこ(著) なかがわそうや(絵)福音館書店
40. 虎のじゅうたんになりたかったトラ ジェラルド・ローズ(著・絵) 岩波書店  院長推薦
  題名からして変です。絵も題名に負けじと変です。こういう徹底してばからしい「変さ」が
  とっても好きです。 絵本にはこういう明るさがほしいです。全部の本がとはいいませんが
  何冊かに1冊はこういう息抜きがあってもいい。人生を考える本もいいけど考えない本も必要だ。

  まあ、ナンセンスという意味では、この本も「おちゃ・・」も同じ様なものですが・・・
41. むかしむかしとらとねこは・・・ 大島英太郎(著・絵) 福音館書店
42. たいくつなトラ しまむらゆうこ(著)たるいしまこ(絵) 福音館書店
4 3. ジャスミンととらのスルタン E.S.カースター(著)W.ブランニング(絵) 講談社
44. 金剛山のトラ チョン スンガク(絵) 福音館書店
45. もしも、ぼくがトラになったら  D. マイヤー(著)F.ブルグハルト(絵) 光村教育図書  院長推薦
  ネズミさんが強いトラにあこがれてなっては見たものの、予想と勝手がちがって、やっぱり
  ねずみでいいやというお話なのですが、もう一ひねりあって、その発想がちょっとおもしろい
  まあその先は読んでのお楽しみ。こういう絵本がもう少し評価されて有名になって欲しいなと思う。

46. ウェン王子とトラ C. ジャンホン(著・絵) 徳間書店
47. おはなのすきなトラリーヌ どいかや(著・絵) 偕成社

2020-特集2:「ほっこり」

特集2のスタッフが選んだ絵本達とは違う いわゆる有名どころではないけれども
知り合って良かったと思える、心の中に暖かな炎をぽっとともしてくれるような本を
佐野が選択してみました。どの本もとても素敵なお話です。ぜひ一度手にとって下さい。
コロナで心まで閉ざされそうになっているこの時、少しほっこりしてくれたらと
願っております。

1「わたしのそばできいていて」 文・絵 リサ・パップ WAVE 出版 院長いちおし
2「エリック」         文・絵 ショーン・タン 河出書房新社 院長におし
3「あしなが」         文・絵 あきやま ただし 講談社
4「Life」  文 くすのきしげのり・絵 松本春野  講談社
5「ピアノはっぴょうかい」   文・絵 みやこしあきこ ブロンズ新社
6「くまと森のピアノ」     文・絵 Dリッチフィールド ポプラ社
7「むしむしとことこどこいくの」 文・絵 林 よしえ アリス館
8「たけのこにょきにょき」   文・絵 いもとようこ 至光社
9「バルト」          文・絵 Mカルネシ 徳間書店
10「だいすき。」       文・絵 アンドレ・ダーハン 学研プラス
11「たいせつなあなたに」   文・絵 Sポワロ-シェリフ 講談社
12「ぼく、おつきさまほしいんだ」 文 Jエメット・絵 Vキャバン 徳間書店

2020-特集1:「当院スタッフのお薦め絵本」

A B C

A;SAさんのお薦め絵本
「きつねとつきみそう」
文:こわせたまみ・絵:いもとようこ 金の星社  
月見草の下で知り合ったケンとノン、友情が深まっていく中で事件が起きます。
こわせさんの心温まるお話に、いもとさんが素敵なちぎり絵で彩ります。

B;AMさんのお薦め絵本
「めっきらもっきら どおんどん」
 文:長谷川摂子 絵:ふりやなな 福音館書店
かんたのめちゃくちゃな歌と動きのある絵で、一気に不思議な世界に行ける所が楽しいです。

C;事務長のお薦め絵本
「くれよんのくろくん」
文絵:なかやみわ 童心社   
黄色、赤、ピンクの暖色系。青、水色の寒色。緑、黄緑の中性色。無彩色の黒。
暖色系に入る黄土色、茶色。それぞれの個性が認め合えるって、素敵ですね。

E F G

D;MYさんのお薦め絵本
「たまごにいちゃん」
文絵:あきやまただし 鈴木出版   
いつまでも甘えたい年頃のたまご兄ちゃん。まだお兄ちゃんになりたくない。 卵のままなら、
ずっとお母さんのそばで甘えられるのに・・子どもの心境がよく伝わってくる絵本です。

E;MNさんのお薦め絵本
「こんとあき」
文絵:林 明子 福音館書店
こんとあきの仲の良さが伝わる心温まる物語。不朽の名作です。

F;MRさんのお薦め絵本
「もったいないばあさん」
文絵:真珠まりこ 福音館書店
小さい頃に母と一緒に読んで、心に残っている絵本です。今でもたまに思い出して、
もったいないなと思い返せるし、子どもたちにとっても良い教育になる絵本です。

G;SMさんのお薦め絵本
「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」
文:Pゲイシャイトー 絵:Dウォーカー 岩崎書店   
小さなお子さま向けの絵本です。何回か「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」という文が出てきます。
一緒に読みながら、ぎゅーっとしてあげると喜ぶと思いますよ。

H;WYさんのお薦め絵本
「ころべばいいのに」
文絵:ヨシタケシンスケ ブロンズ新社   
ネガティブな感情になった時、発想を変えてみようよ!と提案してくれる、
大人も楽しめて、ためになる絵本です。 ヨシタケワールド満載

I;SKさんのお薦め絵本
「14ひきのさむいふゆ」
文絵:いわむらかずお 童心社   
14匹シリーズでも一番よく読みました。絵が綺麗で優しくて、とても心温まる絵本です。

J ;IRさんのお薦め絵本
「スノーマン」
 文絵:レイモンド ブリッグズ 竹書房   
想像が膨らんで思考力が上がります。最後が悲しいですが、それ以上に
こんなスノーマンがいたら良いのになと思いました。

K;IYさんのお薦め絵本
「ぐりとぐら」
  文:なかがわりえこ 絵:おおむらゆりこ 福音館書店
ぐりとぐらが大きなパンケーキを作るお話。登場するパンケーキにほっぺたが
落ちそうになります。

L;KKさんのお薦め絵本
「ブタのたね」 文絵:佐々木マキ 絵本館   
一度もブタを食べたことのないオオカミがブタを食べるために種を蒔きます。まさかの
トラブルが面白い展開になっていて、笑ったり驚いたりしながら親子で楽しく読めます。
続編の「また ぶたのたね」もオススメです。

M N O

M;OMさんのお薦め絵本
「ぐるんぱのようちえん」
文:西内ミナミ・絵:堀内誠一 福音館書店   
ぐるんぱは独りぼっちの象です。仲間に嫌われ、行く先々で邪魔者扱いされますが、
行き着いた先に素晴らしい出会いがありました。多くの人に欠点だと思われてしまう個性も、
見方を変えれば誰かの(そして自分の)幸せに繋がるかもしれないことを教えてくれます。
大きな〇〇も一度食べてみたいです。

N;MKさんのお薦め絵本
「しりとりのだいすきなおうさま」
 文:中村翔子 絵:はたこうしろう 鈴木出版   
しりとりが大好きな王様は何をするにもしりとりに並んでいないと気が済みません。
食事を出す順もしりとりです。困った家来たちは考えました・・・。
読み終わったら親子でしりとりがしたくなる楽しい絵本です。

O;院長のお薦め絵本
「アライバル」
  文絵:ショーン・タン 河出書房新社   
Gバンサンの「アンジュール」、Aダーハンの「ぼくのともだち おつきさま」に次いでお薦めする、
3冊目の文字のない絵本。一口で言えば「移民の話」なのですが、政治色は強いし、戦争シーンは
出てくるし、どちらかといえば大人向の絵本です。でも書評を読むと、案外この作品がうける
子どもたちがいることに驚かされます。多分大人でもダメな人はダメ、感動する人には度肝の世界、
すごく温度差の大きな作品です。古本屋の奥から発掘されたようなセピア一色の色調、読むのに
1時間近くかかりそうなページ数と細かなコマ割り、独特の雰囲気に読み始めのハードルは高い。
最初に登場する家族の肖像シーンと、その絵と対となる最後のシーンの、本当に細部まで神経の
行き届いた描写の比較に惚れ込んで、最初から読み直し始めたところから時間が止まってしまいます。
言葉による押しつけがない分、政治色が強いにもかかわらず、受け入れやすいのかもしれません。
恐ろしいまでの描写力ですが、一方読む側の観察力も試される作品です。誰にも邪魔されずに
1日過ごせる雨の日に、表紙の扉を開いてみましょう。決して待合室で読む本ではありません(笑)。


特集:「怖い! 第一弾」2019年・「怖い! 第二弾」2019年

A:「あかいくつ」 アンデルセン・いわさきちひろ 偕成社
B:「雪女」 小泉八雲・伊勢英子 偕成社
C:「赤い蝋燭(ろうそく)と人魚」 小川未明・酒井駒子 偕成社
D:「すきになったら」 ヒグチユウコ 作・絵 ブロンズ新書
E:「セミ」 ショーン・タン 作・絵 河出書房新社
F: 「おともだち たべちゃった」 ハイディ・マッキノン 作・絵

特集:「カラダ」2019年

人体の仕組み(Newton)   絵本ではありません 薄いけど切り口が素晴らしい大人の図鑑
ほね :堀内誠一 作   
  こわいはずの骨がユーモラスでかわいい古典的傑作
おなら;長新太 作 
      五味さんの「みんなうんち」と双璧となる「からだの絵本」の原点
おへそのあな;長谷川義史 作 
視点の斬新さではピカ一 医学的にはちょっと変だけど・・・

特集:今をときめく「ヨシタケシンスケ」これだ! 2018年

A:りんごかもしれない      ブロンズ新社  *院長推薦
B:ぼくのにせものをつくるには  ブロンズ新社
C:このあとどうしちゃおう    
ブロンズ新社
D:なつみはなんにでもなれる      *院長推薦
E:
おしっこちょっぴりもれたろう
F:ふまんがあります
G:
よちよち父             *院長推薦
H:もう ぬ げない
J:
つまんない つまんない      Moe 特集「ヨシタケシンスケ」の付録で初版されました
K:じゃあ 君が好き
L:
あるかしら書店          すこし大人向きの絵本です
M:こねてのばして          
今までと少し違うシュールでおもしろい絵本
N:しかもフタがない         
ヨシタケワールド満載の大人の一こま漫画

以上に加えてMoe 特集「ヨシタケシンスケ」も揃えましたので、ヨシタケファンは待合室で全部読破しちゃおう!

特集:「食べ物を極めよう!」2017年

特集:「刀根さとえA〜E・今井あやのG〜L 2016年

院長が見つけてきた(大げさ)日本の新進気鋭の絵本作家を2人ご紹介します。

刀根さとえ
ひとりめは刀根里衣(さとえ)ボローニャ国際児童書展でイラストレーション賞を受賞し、作家デビュー
した、イタリア在住の作家。絵本を書くために生まれてきたような暖かい夢見タッチの画力で読む人の
気持ちをぐっと引き寄せます。そして優しいストーリー、絵の中に引き込まれて、気持ちが中にはいって
いるので、ぐぐぐっときやすいですね。お見事です。ぴっぽの旅の赤
C! きみへの贈り物の青D
夢見る羊のクリーム色
E! 表紙の絵を見るだけでその色の世界に融けていってしまいそう!
どれも素敵ですが、その中でも院長は「なんにもできなかったとり」
B を推薦します。ちょっときつい
といえばきつい題材ですが、本人の気持ちが乗り移った作品です。入門編には「大きな人参」
A がお薦め。
どの作品も、絵本の世界の中にどっぷりと染まることのできる希有な表現力を味わえます。 A〜E  

A:おおきなおおきなにんじん
B:なんにもできなかったとり
C:ぽっぽのたび
D:きみへのおくりもの
E:
ゆめみるひつじのおくりもの

A B D  

今井あやの   
いまいあやのさんの絵も優しい丁寧な筆致で、素敵な世界を描いています。本当に絵がうまい。いまいさんも
ボローニャ児童画展で毎年入選を果たしている実力派若手旗手のひとり。刀根さんのような独特の世界は
ないとしても、 絵のうまさだけで 家に飾っておきたくなる絵本たち。随所にみられる細かなディテールは
人気のバムケロを凌駕します。中でも「べるなるさんのぼうし」H の世界観はとても素敵で、いまいさんの
絵本の中でも群を抜いています。「チャッピィの家」Jのチャッピィの描写 は飼い主として凄く感情移入できる
素晴らしい筆致力だと思います。ストーリーの単純さは置いといて、犬の表情がとてもかわいいので、無条件で
受け入れてしまいます。今後もイソップのような古典ではなく、オリジナルな作品を増やしてくれることを
期待しています。まずは表紙の扉を開けて、その世界に飛び込んでみて下さい。

G H J

特集:「雨」 2015年 

A「あめふりうります」    平田 昌広 文/絵 講談社  院長推薦 
B「かたつむりハウス」    A.アールバーグ 文/J.タイラー 絵 児童図書館  院長推薦
C「カエルのおでかけ」    高畠 那生
 作/絵 フレーベル館  院長推薦
D「あめあめふれふれ ねずみくん」 なかえ よしを 文/上野 紀子 絵 ポプラ社 ねずみ君シリーズ
E「コッコさんとあめふり」  片山 健 文/絵 福音館書店 院長推薦 こっこさんシリーズ
F「ふたりはともだち」  アーノルド・ローベル 文/絵 文化出版局 絵本のバイブルのひとつ
G「あめぽぽぽ」        ひがし なおこ 文/きうち たつろう 絵 くもん出版 院長推薦
H「雨、あめ」          ピーター・スピアー 絵 評論社 院長推薦

J「せかいいち おおきなうち」    レオ=レオニ 作・絵  好学社  超有名作家シリーズ
K「絵本の森 5 あめふらし」 グリム 編/出久根 育 絵  パロル舎 院長秘蔵

L「うまれたよ カタツムリ」 図鑑 ポコヤマクリタ 文/武田 晋一 写真 岩崎書店 院長推薦
M「なめこ図鑑 四季編」  金谷 泉 作 KADOKAWA 流行どころ
N「おじさんのかさ」   佐野 洋子 文/絵           講談社 院長推薦
O「あめ ふりお くん」       大森 裕子 文 絵      教育画劇
P「ぴー かんこ ちゃん」      大森 裕子 文 絵      教育画劇
「あめのもりのおくりもの」    ふくざわ ゆみこ 文/絵        福音館書店  
「かさかしてあげる」       こいで やすこ 文/絵         福音館書店
「かさもっておむかえ」      征矢 清 文/長 新太 絵         福音館書店
「はっぱのおうち」        征矢 清 文/林 明子 絵         福音館書店
「まほうのかさ」         小沢 正 文/はた こうしろう 絵     教育画劇
「あめぽったん」         ひろかわさえこ 文/絵        アリス館
「かたつむり ぴょんたのぼうけん」 いいづか ひろし 文/二木 ちかこ 絵  文芸社
「ヨンイのビニールがさ」     ユン ドンジェ 文/ キム ジェホン 絵  岩崎書店
「しろちゃんとはりちゃん あみのいちにち」 
                 
たしろちさと 文/絵         ひかりのくに
「ちいさなきいろいかさ」     もりひさし 文/にしやまかやこ 絵    金の星社
「プーさん絵本7 コブタと大こうずい」AA.ミルン 文/EH.シェパード 絵  岩波書店
「おひさん、あめさん」      金子みすず 文/森川百合香 絵     JULA出版局  
「かたつむりののんちゃん」    高塚 博成 文/仲川 道子 絵       童心社 
「てるてるぼうず」        おぐま こうじ 作            くもん出版
「雨がふったら、どこへいく?」  ゲルダ・ミューラー 作絵       児童図書館

 

特集4-1:「恐竜」 2014年 
  恐竜といえば宮西さんというほど恐竜シリーズは有名になりましたが、その他にも、恐竜を題材にした
  絵本、普通の物語から図鑑に至るまで、その中間的な物など、様々な企画を見ることができました。
  企画のおもしろさも含め、縦覧いただけたらと思います。

A「おまえうまそうだな」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2003.3 大ヒットシリーズ1作目 
B「あなたをずっとずっとあいしてる」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2006.1  シリーズ4作目
C「ぱっくんおおかみときょうりゅうたち」  木村 泰子作/絵 ポプラ 1982.12  推薦
D「きょうりゅうはパンツがだいすき」  C.フリードマン 文/B.コート 絵 講談社  2009.11 大ヒットシリーズ
E「きょうりゅうのたまご」  なかがわ ちひろ 文絵 徳間書店 2000.4   推薦
F「おとなしいきょうりゅうとうるさいちょう」  M.エンデ 文M.シュリューター 絵  ほるぷ出版 1987.7  推薦
G「きらきらきょうりゅう」  DA.スティール 文・絵 今人舎 1996.5 大ヒットシリーズ
H「恐竜がかいた恐竜のほん」  J.トプセル 作・絵・編集  原書房 1993.11 推薦
J「恐竜たちの大脱出」  羽田 節子 文/松岡 達英 絵 福音館書店 1999.5 推薦  
K「恐竜の飼いかた教えます」  ロバート・マッシュ 文・絵  平凡社 (1986.7 絶版) いちおし
L「よみがえる恐竜・大百科」  スティーブ・ブルサット ソフトバンククリエィティブ 2010.7  推薦

M「ビックリ3D図鑑 恐竜」  カールトンブックス 2013.12  推薦

その他 恐竜特集の絵本
「おれはティラノザウルスだ」     宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2004.1  シリーズ2作目 
「きみはほんとうにステキだね」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2004.9  シリーズ3作目
「であえてほんとうによかった」    宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2009.11  シリーズ8作目
「いちばんあいされているのはぼく」  宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2010.9  シリーズ9作目

「わたししんじてるの」        宮西 達也 文/絵 ポプラ社 2011.6  シリーズ10作目

「きょうりゅうたちがかぜひいた」   J.ヨーレン 文/M.ティーグ 絵 小峰書店  2006.6
「きょうりゅうたちのおやすみなさい」 J.ヨーレン 文/M.ティーグ 絵 小峰書店  2003.6

「きょうりゅうくんとさんぽ」     シド・ホフ 文/絵 ペンギン社  1980.1
「きょうりゅうボブくん」       ウイリアム・ジョイス 文/絵 福武書店  1990.12
「ともだちはすんごくすんごくおっきなきょうりゅうくん」       
                   リチャード・バーン 文/絵  文化出版局 1990.12
「きょうりゅうかぶしきがいしゃ」   富田京一 文/古沢博士 絵   ほるぷ出版 2012.9 

「きょうりゅうのかいかた」      草野大輔 文/藪内正幸 絵   岩波書店  1983.11
「もしも?の図鑑 恐竜の飼い方」   土屋 健 文/絵      実業之日本社  2013.3
「恐竜の描き方」           伊藤 丙雄 文/絵      誠文堂新光社  2013.1
「大迷路 恐竜王国の秘宝」      原 裕朗・バースディ 作/絵   ポプラ社  2010.11 
                                  H26.5.14記



特集4-2:「竜・ドラゴン」
2012年

A「でんでら竜がでてきたよ」     おのりえん 文/伊藤英一 絵    理論社  大推薦
B「竜のはなし」             宮沢賢治 作/戸田孝四郎 絵      戸田デザイン研究所  推薦
C「りゅうの目のなみだ(なみだの川)」  浜田廣介 作/植田真 絵        集英社  推薦
D「ドラゴン」              W.アンダーソン 文・絵        BL出版    秘蔵本
E「ドラゴンとあおいチョウのたび」    D.ピルキー 文・絵          メディアファクトリー   推薦
F「竜の子ラッキーと音楽師」       R.サトクリフ 文/EC.クラーク 絵    岩波書店 推薦
G「ドラゴン学」             DA.スティール 文・絵 今人舎    秘蔵本
H「ドラゴン 飼い方・育て方」     J.トプセル 作・絵・編集      原書房   大推薦
J「ドラゴン伝説」            D.パーシィズ 文/W.アンダースン 絵 BL出版 (絶版) 
K「たつのこたろう」           松谷みよ子 文/朝倉摂 絵       講談社  推薦
L「エルマーのぼうけん」3点セット    RS.ガネット 文/RC.ガネット 絵   福音館書店  推薦
M「騎士とドラゴン」           TD.パオラ 文・絵          ほるぷ出版   推薦
N「おぞましいりゅう」          D.ウィーズナー 文・絵        BL出版     推薦
O「もえよドラゴン」           手塚治虫 文・絵           河出書房        推薦  
P「ちいさなドラゴン ココナッツ」    インゴ・ジークナー 文・絵      ひくまの出版   推薦

     

「ほしになったりゅうのきば」       君島久子 挿話/赤羽末吉 絵     福音館書店
「ヒックとドラゴン 伝説の怪物」                       小峰書店
「うちのペットはドラゴン」      M.マーフィー 文/H.オクセンバリー 絵   徳間書店  (絶版)
「おうさまジャックとドラゴン」    P.ベントリー文/H.オクセンバリー 絵   岩崎書店
「お月さまをのみこんだドラゴン」     JD.レオン 文・絵          新世研  (絶版)
「ドラゴン だいかんげい?」       D.ラロシェル 文/脇山華子 絵    徳間書店
「ドラゴンはくいしんぼう」        茂市久美子 文/とよたかずひこ 絵  国土社
「とうめいの龍」             川本真琴 文/井ノ上 豪 絵      プレビジョン
「山をはこんだ九匹の竜」         松谷みよ子 文/司 修 絵       佼成出版社
「赤い目のドラゴン」         リンドグレーン 文/ヴィークランド 絵   岩波書店
「かぜっぴきのドラゴンたち」       SM.トーマス 文/J.プレカス 絵    評論社
「さびしがりやのドラゴンたち」      SM.トーマス 文/J.プレカス 絵    評論社
「どらゴンのともだち」          なかようこ 文/いけだほなみ 絵    長崎出版
「火に気をつけて、ドラゴンくん」     J.ペンジウォル 文/M.グルボー 絵   PHP研究所
「ラッキードラゴンのおはなし」      ヤノベ 賢治 文・絵          サンリード
「ハリーポッター No.1-7」        J.K.ローリング           静山社 
                                 H24.8.15記



当院スタッフの推薦図書 2011

  A:看護師 WYさんの推薦図書
 
ごめんね ともだち」  内田麟太郎 著・絵          偕成社
  WYさんの推薦文 今言おうと思ったのに・・・ わかっているのに・・・
           本当は言いたいのに・・・ ともだちシリーズは人とのつき合いの
中で
           とても大切なことを子供にも大人にも教えてくれます。

B:看護師 Hさんの推薦図書 
  「モチモチの木」    斎藤 隆介 作/滝平二郎 絵   岩崎書店
  Hさんの推薦文 臆病な5歳の男の子のお話です。弱虫な豆太が、ある夜に大切な人のために
          勇気ある行動をとった場面で心うたれます。 

C:看護師 Mさんの推薦図書 
  「はがぬけたら どうするの」  C.ビーラー 作/G.B.カラス 絵   フレーベル館
  Mさんの推薦文 こどもの歯が生え変わる時、成長を感じられて嬉しい気持ちになります。
          この本は、いろいろな国の子供の歯が抜けた時に親がどうしているかが
          描かれています。国は違っても、きれいで丈夫な歯が生えてきてほしいと
          いう思いは一緒なのだと感じる一冊です。
 

D:事務主事 Kさんの推薦図書
 
ぶたばあちゃん」   M.ワイルド 作 R.ブルックス 絵   あすなろ書店
  さんの推薦文 ぶたばあちゃんと孫娘は毎日ふたり仲良く暮らしていました。そんな
          ふたりの結末は少し切ないですが、優しい気持ちになれる心暖まる
          お話です。ふたさんの絵もかわいいですよ。  
 

E:事務 WSさんの推薦図書 
  「きんのたまごのほん」  M.W.ブラウン/L.ワイスガード   童話館出版
  WSさんの推薦文 とっても絵が綺麗。眺めているだけでも幸せな気持ちになります。 

           タマゴから何が出てくるでしょう。想像しながら読んでみて下さい。

F:事務 Iさんの推薦図書
  「まんぷくでぇす」   長谷川義史    PHP研究所
  Iさんの推薦文  お父さん、お母さん、息子の3人でいろいろなレストランにいきます。
           食べて食べて食べまくる家族の結末は・・・? 
           ストーリーも絵も笑わせてくれます。お腹が空いてしまう一冊です。

ちょっと道徳的な絵本たち

G 「おこだでませんように」 くすのきしげのり 作 石井聖岳 絵   小学館  大推薦

H 「ほんとうのことをいってもいいの?」 PCマキサック 作 Gポター 絵 BL出版  推薦 

I 「めちゃくちゃ はずかしかったこと」  Lフラマン 作 Eエカウト 絵   あすなろ書房 推薦

J 「さっちゃんのまほうのて」  たばたせいいいち 作・絵  偕成社

K 「けんかのきもち」  柴田愛子 作 伊藤秀男 絵  ポプラ社

L 「わたしのせいじゃない」  Lクリスチャンソン 文 Dステンベリ 絵   岩崎書店 

M 「おねつをだしたピーパー」  Sコーワン 文 Sバンダ 絵  サイエンティスト社 

N 「かぜをひいたケイティ」  Sコーワン 文 Kブラタン 絵  サイエンティスト社

 

黒井 健さんとお逢いしたお話

 先日、清里の「黒井健絵本ハウス」という所に行ってまいりました。黒井健さんといえば
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」などの古典的和風絵本で名高い作品の挿し絵作家として
つと有名なお方です。同絵本館はできてまだ2年くらいでしょうか、今まで寄る機会がなく、
タイミングを逸していたところに、今回時間がとれたので入り口の扉をあけてみると、
受付に「本日作者在宅 絵本お買いあげの方にサイン致します」のお触れ。
 あいにく現金の持ち合わせがあまりなかったが、ここは先生にお会いしておかなくてはと
思い、丁度原画の展示をしていた「かぜひき ころわん」を1冊購入、「これお願いします」
思ったよりお若い(ごんぎつねを見る限り、相当の年輩かしらと勝手に想像していた)のに
まずはびっくり、「小児科やっているんで絵本揃えているんです」てなことを言ってみたものの
(営業用なのに)「えっ1冊ですか?」現金が無いとも言いにくいので「すでに先生の作品は
すでに何冊か頂いておりまして」(まんざら嘘ではない)と言ってもじもじ・・・
私の前に絵本好きな親子が個人で5-6冊購入されたのを見ているだけに、なおのこと恥じ入る
限りで・・・でも気を取り直して「またいい絵本をいっぱい作って下さいね」とお願いして
その場を終えました。皆さんも清里にお寄りの際は覗いてみて下さい。もしかしてご在宅かも。

    ころわんの表紙の裏にサイン