きかんしゃトーマス号キット組み立て(その4)

 (株)ネコ・パブリッシングから発売になった「大井川鉄道きかんしゃトーマス号」を組み立てて、ディテールアップしていきます。
簡単(?)に行程を記載していきます。

ランボード本体(D-9)は、動力化する際は、左右を繋ぐ部分をカットします。

補助オイルポンプ箱(矢印)も削り取ってしまいます。
ボイラーを2.2mm短くした関係で、ランボード後部も2.2mm短くしておきます。

前端梁左側にある解放テコ受け(矢印)は実際にはないので、削り取ってしまいます。

ステップ(赤矢印)の表現が物足りなく、シリンダー点検ハッチ(緑矢印)の把手も別体化します。
ステップ中央に1つ、ハッチ部分には1mm間隔で2つ穴を開けます。

ステップ、テールライト(C-16)、シリンダー点検ハッチを取り付けた状態です。

バネ箱前面のモールドが全く無いので、点検口をプラペーパー(1mmX4mm)で作り、赤矢印部分に貼付け。

バネ箱上部にはプラペーパーを貼付け、少々飛び出た先端(矢印)部分は斜め上に向けます。

バネ箱の前にはわずかなモールドがあります。
これを削り取り、0.8mmX0.2mmの洋白板を差し込んで固定します。
突き出た頭の部分は丸く整形します。

ステップ、排障器(例では強度も考えて0.6mmX0.6mmの角棒)を取り付け
排障器は線路に当らないように注意して下さい。

開放テコ(燐青銅線より製作)、ヘッドライト(D-7)、連結器(C-8)、
つかみ棒(銀河モデルパーツ)、エアホースも取り付け

オイルポンプ作用ロッド(矢印)を取り付け
これは最後にモーションプレート部分に接着します。

ジャンクボックスにあった単式コンプレッサーの下部を切取り、ランボード下(赤矢印)に固定。
ボイラー側のコンプレッサーの位置と合うようにして下さい。
黒矢印部分はφ1.0mmの真鍮線を取り付けています。

ランボード部分は完成です。

<塗装・仕上げ>

加工が終わったパーツ類です。

全体的に透明感があるので、全体(顔部分を除く)を黒に塗装します。

マスキングをして塗装を行い、細部は筆塗りをしました。
これからステッカーを貼っていきます。

ステッカー
トーマスでは上半分を用います。
下半分はラスティー、客車用のステッカーです。

ステッカーを地道に貼り、組み立てた状態です。
ボイラーバンドは、ボイラー単体の時に貼付けた方が作業が楽です。
ステッカー貼りはとてつもなく時間がかかりました。
焦って行わないようにして下さい。

オイルポンプ作動ロッドは、モーションプレートの矢印部分の裏に接着します。

サイドタンク部分のステッカーは、まず赤線の外側で切り出し、そのまま貼付け。
それから丁寧にカッターナイフを用いて、赤線の内側、「1」の外側に切り込みを入れて、
ゆっくりと透明なデカール部分を剥がし取りました。

トーマスのベースとなっているC11227は北海道仕様であり、公式側キャブ前窓は旋回窓となっています。
そこで、銀河モデルの旋回窓(例ではC58用)を用い、窓のサイズに合わせた後、塗装をして、旋回窓部分を剥がします。

旋回窓をはめて、裏側から接着した状態です。

最後にクリアーを吹き付け、上廻りの加工が終了した状態です。

このまま完成ではちょっと寂しいので、炭庫部分に石炭取り出し口、
ATS機器箱、ハンドブレーキ(やえもんデザイン製)を追加しました。

キャブ内部もきちんと塗り分けしています。

窓から見ると、ATS機器箱がよく見えます。
組み上げてしまえば、モーターで見えなくなりますが。
自己満足の世界です。

透明プラ板を窓ピッタリのサイズにカットし、はめ込みます。

空気作用管など、ディテールを引き立たせるために、墨入れを行いました。

***** 完  成 *****

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