・北星炭礦美流渡専用線2719

 アメリカ製B6(2500型)は他のB6に比べて軸重が重く、現場の人から不評でした。その2500型の従台車を2軸に改造し、軸重を減らそうという考えの元で誕生した形式が2700型です。本機2719は国鉄(現JR)としては昭和23年に廃車になりますが、昭和25年に北海道の雄別炭礦鉄道に払い下げを受け、その後昭和28年に美流渡専用線に移り、昭和41年まで活躍しました。
 モデルは河井商会製をベースに、従台車の変更や炭庫の拡大など、大幅な加工を施しています。ナンバープレートはくろま屋のインレタを用いています。

ナンバープレートは他のものと異なり、ナンバー上部に形式名が入るという独特な物です。
写真では判りにくいですが、前端梁の下にスノープロウ開閉用のシリンダーが付いています。

大型のスノープロウ
構造は前面のシリンダーにより横に開くようになっています。

側面ナンバープレートの下の放熱管を再現するのが大変でした。

キャブ側面にはスノープロウ作動用のコックが2つ並んでいます。

この2700形の特徴でもある2軸従台車は、カトーC11用を短縮して使用しています。

キャブ屋根まで嵩上げされた炭庫、そして右横にある見通し用の窓が本機の特徴です。
またスノープロウ上下シリンダーも付き、他のB6には見られない外見です。

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