ACT3 BLACK DOG
〜黒き獣はラムの夢を見るか〜

                                                   4.<ヴィシャス>の気配

新たなる敵、<ヴィシャス>の気配。正義の”悪魔憑き”、<マイト>たちはどのような行動をとるのでしょうか。


■真白&ビスマルク理科室へ

真白:彼は今回の件の依頼人で、ここの職員の笹見宗男さんです。
ビスマルク:あんたが依頼人か。よろしくな。”悪魔憑き”を前にして随分と落ち着いているな。
GM:「はは…、実は私の身近にもおりますからね」なんて宗男さんと会話をしながら校舎に入りましょう。

2階へ向かうために校舎に入ると校内放送が流れます。
「事務連絡です。笹見先生、至急体育館へお越しください」

GM:「しまった。私はダンスパーティーの照明当番でした。申し訳ありませんが、理科室にクックという名の雄鶏がおります。彼も”悪魔憑き”です。先程貴方が感じた”悪魔憑き”の気配…、彼に関係しているのではないかと心配でなりません。どうか様子を見てきて頂けないでしょうか」。宗男は体育館へ行ってしまった。
ビスマルク:ああ、コスプレダンスパーティーか。俺がさっき“悪魔化”して参加したアレだな。何気に『衝動』1点蓄積済みです。
真白:こすぷれ?
大馬:何やってんだよ。
ビスマルク:それよりも俺たちは鶏にも会わなきゃいけないようだな…。真白を見る。
真白:とりあえず、理科室へ向かいましょう。校内で鶏は目立つから道中で出会えるかもしれませんし。


■クックと真白&ビスマルクすれ違う

GM:クックは屋外の飼育小屋に向かいますので、まず1階に下ります。1階主事室&職員室へ向かう生物部の生徒達は「またクックが勝手に歩き回ってるよ」。「放っとけば?また食事に行くんじゃないの?ホントよく食べる鶏だよね」といつもの会話。

そこで校内放送が流れます。
「事務連絡です。笹見先生、至急体育館へお越しください」

GM:「えー、ササミー体育館に行くの?面倒くさー」と職員室へ行く予定だった生徒は言います。そしてクックは1階へ着くと、大型犬アフガンハウンドを連れた美女と遭遇するのでした。

クック:素知らぬ振りして、お食事です。その後体育館へと参ります。
ビスマルク:ん?さっきのセントバーナード犬もそうだが、なんで学園内を白色レグホンが歩いてるんだ。おかしいぞこの学校。
大馬:サファリパークみたいだね。
ビスマルク:「理科室にいる鶏」に用がありますので、深く考えずにスルーですね。
GM:真白の足元を鶏がテクテクと通り抜ける。で、クックに気付かず2階へ行ってしまう真白(笑)。
真白:面白いのでそれで行きましょう(笑)。
GM:…(汗)。

裏コメント:いいのかそれで(笑)。GMの期待を裏切るロールプレイ。こういう展開もまた面白いですね。

クックは飼育小屋で餌を食べて【エナジー】と『衝動』を回復する。”悪魔憑き”は食事でエナジーを回復するのだ!念のため…。

クック:…満足いたしましたし、宗男さんを探しに体育館へ向かいます。
GM:ところで、クックってどうやって飼育小屋に入っているんですか?
クック:嘴と翼をつかって小器用に。
一同:(笑)。


■父娘のひととき

GM:大馬は繭と2人で3階にある1−B教室の喫茶店に来ました。親子水入らずの時間をお過ごし下さい。
大馬:お茶でも頂こう。

そこで校内放送が流れます。
「事務連絡です。笹見先生、至急体育館へお越しください」

GM:「あたしも後で行かなくっちゃ。他の学校の人と知り合えるチャンスなんだよね」と魔女の格好の繭は言う。
大馬:ブフゥーッとお茶を吹く。こ、こら繭、お前は16才だ。彼氏なんてまだ早いぞ(汗)。お父さんの目の黒いうちは…(ブツブツ続く)。

GM:そこで大馬は気付きます。双子の妹、咲江の姿がありません。
大馬:あれ?家に遊びに来たあの双子の子が見当たらないな。体育館に行ったのかな?
GM:教室内を見渡し、「あれ?ホントだ。咲江どこ行っちゃたのかな…」と繭が探しているのに気づいた見つけた生徒が、「咲江ならトイレ行ったんじゃないかしら?コンタクトが外れたみたいで、目を真っ赤にしてたわよ」と教えてくれる。
大馬:赤い目…。クックが言っていた<ヴィシャス>も赤い目だったな。

凄まじい勢いで喫茶店のメニューを全て平らげる大馬。【エナジー】と『衝動』を回復する。そんな父親を恥ずかしがる繭。他の生徒はクスクス笑っている。

大馬:あー。食った食った。
GM:机に肘をついて、手の平に顔を載せて大馬を眺めてる繭、「信じられないよ、お父さんの食欲…。あ〜あ。結局、鏡さん(ビスマルクの飼い主の弁護士)来てくれなかったな〜」。
大馬:そりゃ、鏡さんは弁護士なんだから。普通のサラリーマンのお父さんみたいに定休日はないさ。忙しいんだよ。と、お茶を一口。
GM:「合コン、セッティングしてくれるって言ってたのに…」。
大馬:ブフゥーッとお茶を噴出す。ご!合コンっ?!
GM:「ねえねえ。鏡さんて彼女いるの?」と身を乗り出して聞く繭。
大馬:机をせっせと拭きながら。し、知らないよ、鏡さんだっていい年なんだから彼女くらいいるだろ、そりゃ。
GM:「そっかー、いい人いるんだけどな〜。学校の近所の”リポーゾ”て喫茶店の女主人。すっごく美人なんだから」。
大馬:へぇー。と再びお茶を一口。
GM:「まあ、私が彼女になってあげてもいいんだけどね」とニッコリ。
大馬:ブフゥーッとお茶を噴出す。

裏コメント:大馬も娘の前では形無しですね(笑)。ちなみに”リポーゾ”の女主人は真白のことです。

GM:「あ、マユとマユのお父さん。来てくれたんだ。うれしい。…ってなんですか、その皿の量?なにかの罰ゲームですか?」と右目に眼帯をした咲江が戻ってきた。

「今、お父さんと合コンの話してなかった?まさか、これから体育館に相手探しに行く事、言ってないでしょうね?」
咲江は繭に詰め寄る。
「ば、ばかぁ!自分で言ってどうすんのよ」
慌てる繭。

GM:「よし、行きますか。おじさん、ちょっとマユちゃん借りますね」。エプロン姿の咲江は魔法使いの姿の繭の手を取って体育館へ向かいます。
大馬:気をつけて行けよ〜。…さてと、赤い目の<ヴィシャス>か。ちょっと学園内をブラついてみるかな。


■理科室の真白&ビスマルク

GM:真白とビスマルクは2階の理科室に到着しました。パンフレットによると「幻獣お化け屋敷〜二人の恋もUMAくいくかも?〜」という催し物がやっているはずですが、入口のドアが外れていて、「ただいま休憩Chu〜!」という張り紙が貼ってある。理科室の中には職員室前で声をかけてくれた女の子がいます。真白は彼女が生物部の部長、松戸佐絵子である事を思い出しました。

「あ、真白さん。来てくれたんですね!ごめんなさい。今こんな調子でお休み中なんです」
真白に気付いた佐絵子が片付けをしながら声をかけてきた。
「教室に野鳥が迷い込んできて、学校の鶏と格闘してたみたいなの…」
その鶏の姿は無いようです。

ビスマルク:俺は真白のジャケットを咥えて窓側へ引っ張って行き小声で話す。さっき1階で鶏とすれ違ったが、あいつがそうか。
真白:…なんで教えてくれなかったんですか?プレイヤーは気付いてて通り過ぎましたが(笑)。
ビスマルク:すまん。さっきのセントバーナード犬といい、「生物との共存で命の尊さを学ぶ」がこの学園の校風かと思ってな。動物がうろついていている点には深く突っ込まなかったんだ。と、しれっと答える。

ビスマルク:もう”悪魔化”した奴の気配を感じないところをみると、鶏が”悪魔化”して野鳥の<ヴィシャス>と戦った後だな。俺たちの仕事は終わりか?
真白:いえ、あの赤い目をしたセントバーナードが気になります。それに紛れ込んだと言う野鳥も…。


■”悪魔化”の気配

GM:お待たせしました。ここから急展開です。みなさん【幸運】又は[直感]技能で判定してください。”悪魔化”の気配を感じ取れたかの判定です。達成値が高いほど詳しい位置が分かります。クックは飼育小屋、大馬は1−B、真白は理科室でそれに気付くことになります。

各PCの判定の結果は…。

GM:クックは何かが”悪魔化”した事には気付きますが、詳しいことは分からないといった状況です。
クック:まさか大馬さんが?と思いながらも、宗男さんへの報告を優先しましょう。セラフィムから来た方の情報もいただきたいところですし。
GM:まずは宗男に報告ですね。クックは体育館へ向かいました。

GM:大馬は学園内の異変に全然気付いてません。どうぞ学園をブラついてください(笑)。
ビスマルク:オメーは完全に遊びに来てるだろー!
大馬:ふふん。気のせいか…。

真白:お。効果的成功!
大馬:いいぞ♪
ビスマルク:また何かが”悪魔化”したぞ、と言う思いを込めて真白に目を向ける。
GM:真白はビンビンに感じてます。この学園の中に”悪魔化”した何かがいることを!
真白:ではビスマルクを見て一度うなずいてから、その「何か」に向かって走り出します!
GM:速っ(笑)!そして、理科室から飛び出した途端、女子生徒にぶつかります。
真白:はぶっ!あいたたた…。…あ、ごめんなさい、大丈夫ですか?

GM:その子は先程、素子と一緒に1階へ降りた生物部の部員です。彼女はかなり慌てている様子です。「あいたた…。ぶ、部長、大変!素子が大きな犬に追いかけられて!素子、屋上に逃げたけど職員室には先生が誰もいなくって。ど、どうしよう…」倒れたままの姿勢で涙目で部長に助けを求めている。「屋上」、それは真白の目指す方向と一致します!
真白:大きな犬ってまさか…。素子ちゃんの事は任せて。私が助けに行くわ。手を差し出して倒れた女子生徒を立たせようとします。
GM:「あれ、真白さん?ご、ごめんなさい。ありがとうございます」。彼女も「リポーゾ」の常連客のようですね。まったく生物部員はみんな寄り道しているのか。生物部の中で「リポーゾ」を知らないのは顧問の宗男ぐらいかも。
真白:佐絵子ちゃん、屋上には私が行くから、この子のことはお願いね!
GM:「お願いします。私は体育館にいる先生に報告してきます」と佐絵子。
真白:急ぎましょう、ビスマルク。屋上へ向かいます。


■クックの報告

GM:体育館では既に「コスプレダンスパーティ」なるものが始まっています。入口の扉は開いていて、黒いカーテンがかかっているだけですので、容易に侵入する事が可能です。体育館内は、窓を暗幕で塞ぎ、真っ暗な状態のなか、黄色や赤のスポットライトや天井から吊るされたミラーボールなどが部分的にキラキラ輝いています。仮装した生徒や教師がビートの効いた大音響のリズムに合わせて踊っています。そして、ステージにはバンド演奏用のセットも用意されていますが、今は誰もいません。
クック:いやはや、優雅さのかけらもありませんね…。

GM:さて、照明係の宗男がいる場所はというと、体育館2階にある機械室ですね。会場を突き抜け、ステージの裏手にある階段から上ると行けます。

クック:この渦中に飛び込むのは気が引けますが、仕方有りませんか…。ため息1つついて、突っ切ってゆくとしましょう。
GM:若者たちが激しく踊る足元を、テトテト鶏が歩いている訳ですね。クックはダンサーの足をうまく避けながらステージに到着しました。そして「機械室」という表示のあるドアの前まで進みました。
クック:宗男さんいらっしゃいますか?
GM:ガチャっとドアが開く。出てきたのは宗男です。
クック:お忙しい所申し訳ございません、報告することが出来ましたので参りました。先程、生物部の催し物に”悪魔憑き”が現れました。ああ、大丈夫でございますよ。少々難を得ましたが、ワタクシの方で処理しておきましたので。
GM:「そうでしたか。ご苦労をお掛けしました」と宗男。
クック:ですが、それは彼の赤目の獣ではなく、ただの鳥でございました。さらに、どなたかは存じませんが”悪魔化”の気配をまた感じます。

GM:「鳥と、更に別の悪魔化した気配ですか…。一体どうしたというのでしょうか?」。少し深刻な表情になり、「この様子ですと、まだ私達の把握していない”悪魔寄生体”が、他にも潜伏している可能性がありますね。クックさん、セラフィムの方と協力して対処の方、よろしく頼みましたよ」。
クック:<ヴィシャス>で無ければよいのですが、この広い校内、こうも度々騒がれてはワタクシの身一つではいかようにもしがたく。大仰に翼の影に顔を隠す。そういえば、セラフィムから来られると言う方は、もう?
GM:「え?先程、女性の方とアフガンハウンド犬が理科室へ向かった筈ですが…。どうやらすれ違いがあった様ですね」。
クック:バサッと翼を広げて口元を隠し思案げに、…もしや先程すれ違った…。1階で出会った場面を思い出してひとりごちます。

GM:「では、私の方からも報告があります。学園の裏手で赤目のセントバーナード犬を目撃しました。ただし、”悪魔憑き”であるかは定かではありませんが、クックさんが嵐の夜に遭遇した獣と関係があるかもしれませんね。残念な事に、その犬は取り逃がしてしましました」と申し訳なさそうに言う。
クック:いえいえ、その犬が<ヴィシャス>だとすれば、不用意に手を出すと危険かと。宗男さんに怪我でもされては、ワタクシが比奈子さんに合わす顔がありません。ご自愛を。餅は餅屋とも申しますし。
GM:「今頃、セラフィムの方が校舎内を捜索している事と思いますが、生徒たちが心配ですね」と不安な表情を見せる。
クック:ワタクシも心配になってまいりました。セラフィムの方達にお会い出来るかもしれませんし、戻るといたします。足早に理科室へと戻ることにいたします。
大馬:なんかやりとりがほのぼのしてていいな〜。内容はシリアスだけどね。
クック:そうですね、じわっと染み出るような自然な信頼を感じてます。



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