第23回 塀の中は天国? ある日の読売に、「治安再生〜外国人犯罪増長」の記事が目についた。 記事の要約は、中国人密航者の再入国がとても多いが、 外国人犯罪者が入国を繰り返すのは、日本が稼ぎ場だからというだけではなく 「刑務所等に入れられても待遇が良いから、運が悪いとしか思わず犯行を重ねる」 これは警視庁幹部の談話である。 「留置場は最高、食事はうまい。歯医者にも連れて行ってくれる」 という通訳の言葉に、捜査員は思わず調書を取る手を止めたという。 貴金属店を狙う強盗団の一員は「逮捕を恐れていない」と言い、 捜査員はまたしてもため息をついたとか。 外国人犯罪者の急増のために留置場があふれ、 各県の留置場にも影響が現れているようである。 容疑者を遠く離れた署に分散して収容せざるを得なくなり、 捜査員たちは取り調べるのに毎日1、2時間をかけて 収容先まで通うこともあるという。 警視庁の調べでは、 全収容者のうち外国人の占める割合はなんと33%にも及ぶ。 その通訳代は今年度の国の予算だけでも8億5千万円! 信じられない額! そのほかに各都道府県の予算からも支出されているというが、 愛知県の場合は80万円だった通訳代が、 5年後にはなんと6千万円に膨れ上がったというから尋常ではない。 外国人1人を、拘置期間の20日間調べれば通訳に120万円払う。 「お金がかかり過ぎて余罪追求を断念することも多い」と、 捜査員は打ち明けたという。 以前のテレビでも日本の刑務所における外国人受刑者の待遇をレポートしていたが、 そのときの受刑者の言葉は以下の内容であった。 「食事もおいしいし、出るときは働いた賃金までくれるから 日本の刑務所はとても待遇が良い」 それを聞いたコメンテーターは憮然とした表情で言いました。 「税金を払う立場としては、なにか釈然としない気持ちです!」 宗教上の理由を考慮した食事メニューも提供されるというが、 受刑者の1日の食費が1000円と聞いて、わたしも釈然としなかった。 先日のテレビで、主婦が3人家族で1月の食費が3万円と言っていた。 新聞や雑誌等で目にする家計簿診断の食費の平均金額も、 大抵がそのくらいで、多くても4万か5万というところ。 しかし、受刑者は3人で9万円に相当する。 単純に比較すると、汗水流して真面目に働いている国民よりも、 罪を犯した受刑者の方が食費にお金をかけている計算になる。 人は生活を維持するために働く。 究極にはゴハンを食べるために働く。 だが一生懸命真面目に働いても、食事が満足に出来ない身の上の人もいるが、 受刑者は働かなくても食べていけるのは当然で、働けば別に賃金が貰える。 単純に比較だけすると、どこかオカシイ気がする。 刑務所を劣悪な環境にしなさいと言っているのではない。 外国人受刑者から「日本は待遇が良い」と言われる状況は 他の国よりも国民の血税が多く使われているということになるが、 その点をどう捉えるべきなのか。 刑務所が「最高」などと言われて懲罰の意味を失っているとしたら、 この先、日本の治安はどうなるの。 日本は稼ぎやすいと評判を呼び、 犯罪集団の出稼ぎの巣にならなければいいけれど。 もう、そうなっている? HOME TOP NEXT |