辛口コラム 第242回 回春・買春・改悛

<飛び込み自殺した男の家に中2女子の遺体>
新聞記事の見出しのひとつです。
男の年齢は58歳。
独身者のその男は「○○ちゃんの元に行きます」とメモを残していた。
教師や警察官、高裁判事、国税調査官等の女子高生買春記事も多く、
幼女を「可愛いかったから」と誘拐した中年男もいました。

分別盛りの男性が未成熟な女性に興味を抱く傾向が急増しています。
女性が近年とみに強くなったという現象に関係しているとの
分析結果を読んだことがあります。

つまり、気の弱い男性は成人女性が怖くて近寄れない。
そのかわりに無抵抗な幼女や力の弱い未成熟な女の子に
歪んだ興味を注いでしまう結果らしい。

それが「幼女買春」にもつながるということにもなるのでしょうか?

過去の読売新聞記事に
<子ども買春・ポルノ一掃をめざす世界会議>の記事が掲載されました。
1996年のストックホルムでの第1回会議の席上で、
「東南アジアで買春する日本人が多い、加害国だ」との批判が集中したとのこと。
とても恥ずかしい話で、怒りがこみあげます。

その後、1998年の国際刑事警察機構の席上でも
「子どものサイバーポルノの80%が日本からの発進」と指摘されたそうです。

世界の80%!
驚くべき数字です。

アジアの児童買春阻止を訴える会の代表、近藤美津枝さんの活動記録によると、
1989年にアジアに幼女買春があることを知り、ショックを受け、
当初は勤めの傍ら活動をしていたが時間的に余裕がなくなり、
20年間勤めた会社を辞めて活動を続けているとのこと。

世界中の元首、外務省、大きなボランティア団体に
「東南アジア方面の子供達が大変です!早く救済活動を行って下さい」と
資料を送ったところ、それぞれからお礼や励ましの返事が届けられたが、
2度も送ったはずの日本の総理からは、返事がこなかったようです。

当時の総理がどなたかは知りませんが
一番の加害国の総理から返事が来なかったという事実は
日本において幼女買春問題が、いかに軽視されてきたかとの現れでもあるのでしょう。

サイバーポルノ、幼女買春問題は間違いなく日本の大いなる恥部であるはず。
長い間、この種の問題は日本においてはまともに議論さえ
されることがありませんでした。
最近になり遅まきながらようやく日本の恥部にスポットが
当てられるようになったと思うのは早計なのでしょうか。

相変わらず連日のようにすでに熟年や老年の域にいたっている男性の、
幼女や未成年相手の性犯罪が多発しています。

日本を牽引してこられた分別盛りの男性の方々、
回春から買春に走り、改悛をうっちゃってはイケマセン。


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