第220回 脳ミソのメンテナンスは?

美しい女性と言えば、エストニアの女性を思い出す。
それぞれが自分流のファッションで存在感を発揮していた。
グルメやエステ、コピーファッションに狂奔する浮ついた雰囲気は
微塵も感じられなかった。

外国旅行から帰って日本の地に足をつけたとたんにウンザリする。
同じ髪型、同じマニュアル化粧、同じファッション。
コピーは中国国家の専売特許だと思っていたけれど
日本の若い女性の生活信条はコピーなの?

グルメだ、ファッションだ、エステだ、やれ癒しと
アンデルセンの「赤いくつ」のヒロインのように
死ぬまで情報や宣伝に踊らされ続けるつもりなのだろうか。

韓国旅行ならば口を揃えて「エステ」と、女子大生までが恥ずかしげもなく言う。

エステとは?

腹部に弛みが見られるようになったヨーロッパの上流階級の中年女性が
お金と時間をかけて「若さ」をメンテナンスするはずのものであるのに、
肌にツヤも張りもある若い女性たちが宣伝に煽られて〇〇真似をしている。

メンテナンスなら、マナーやらジョウシキやら、脳ミソやら
ほかの部分にも必要だと思っているけれど。

口癖のように<癒されたい>のキーワードを使いたがる女性たち。
ワタクシはグウタラなので、そのような言葉は口が腐っても吐きません。
それゆえに同じグウタラ女性がそれを口にすると怒り心頭!
(余計なお世話・・・)

たまには心の軌道修正を試みて、他の人を「癒してあげたい」とするならば、
今よりずっと素敵になれるはずなのに。

余計なお節介とお怒りでしょうが、
子どもを思う親心みたいなものだから許してちょうだい。

まれに、自分らしさを感じさせるファッションで、美しい日本語を使う若い女性に出会うと
もうそれだけで涙腺がモゾモゾしてきちゃう。

・・・年を取るってこういうことなの?


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