フォトアルバム”豪華寝台特急トワイライトエクスプレス
乗っちゃいましたルポ”〜その2















           というわけで翌朝です。ぐっもーにん















             

   時刻は朝6時頃です。ベッドで寝たまんま出入り口の方に向かって撮影しました。ふあ〜いおはよ。
























              

 これがあたしの寝ていたベッドです。今度は出入り口からベッドを撮影してみました。でもってこのベッド、セミダブルサイズがウリのひとつということで ガイドブックとかでも大々的にそれをアピールしておりまして、まあそれはいいことなのですが、でも組み立てるとご覧のとおり部屋の4分の3くらいがベッド になってしまうんですね。正直、かなり荷物の置き場所に困りました。でもって苦肉の策でギターはベッドの下にもぐりこませております。
 でも、そんなことするぐらいだったらいっそ、ギターをあたしの隣において一緒に添い寝すればよかったわね。






























 でもって、朝起きるとスイート・ロイヤルのA個室の乗客にはモーニングコーヒーが届けられます。ですが、あたしは非常に寝覚めが悪く朝はたいがいボーッとしているため、このコーヒーの 写真を撮影するのを失念してしまいました。スミマセン・・・・




























           というわけで、モーニングコーヒーの後は朝食タイムです

              

 和定食と洋定食(どちらも1500円)から好きな方をチョイスできます。あたしが選んだのは洋定食のほうでメニューはこんな感じ。

 でも、あとで和定食を食べてる他の乗客のお膳を覗き込んだら、和定食には朝から刺身が入っていた。がーん!そっちの方が豪華で おいしそうじゃん!

































              

 そして、朝食から帰ってくると部屋の前にはこの日の新聞が届けられていました。B個室&Bコンパートの皆さんには朝車内販売が1部50円で売って廻るんだけど、 あたしたちA個室の人間には無料でサービスしてくれるんです。
 でも、新聞を床にそのまんま置くの、何とかならないかな(笑)。まあ、新聞受けもないし、しょうがないか。

































 というわけで、新聞を読み終わったら朝シャワーの時間です。
シャワーの水の出も決してチョロチョロではなく勢いがよくて、使いやすいシャワーでした。けど・・・・
最初の5分くらいはずーっと水が出ていました。あたしゃ思わずいったんシャワーをやめて上がってしまいましたよ。うーさむさむ。いくら 8月とはいえ、水シャワーは体にこたえるよ(--;)
 で、仕切りなおしてもう一度シャワーを使ったら、今度はちゃんとお湯が出ました。
 というわけで今度は優雅にシャワータイムです−












              

 この写真は、シャワーからあがった直後のシャワールームの写真です。残り時間が”9:00”と表示されているのがわかりますでしょうか?
 いうまでもなく、これはあたしがシャワーを11分間使ったという意味です(お湯を使える時間はトータル20分間だからね)。この時シャワーに入っていた時間は正味30分 ちょいだから、お湯を使った時間はその半分程度か。しかも、はじめの5分はずっと水が出ていたわけだから、30分のシャワー時間中実質的にお湯を出していたのは約6分・・・・

 シャワー(お風呂)タイムの中で占める水の使用時間て、実はそんなに長くないのね。ちょっと新発見。



























          というわけで電車はさらに日本海沿いを南下し、金沢に到着です。

              


 停車時間は約16分と長いので、金沢駅のホームに降り立つことにしました。ですが、ご覧のとおり駅のホームは通勤とおぼしきサラリーマン風の方が多数。そんな中、 旅気分で華やいだ空気をまとったあたし達と豪華なルックスの寝台列車は明らかに周りから浮いていました。もしかするとこの駅をこの時間に毎朝利用するサラリーマンの皆さんから、
”なんだい、オレらはこれから仕事なのにあんたらはお遊び気分ではしゃいじゃってさ”
なんて思われてたりしてね(笑)。でもいーもん。あたしらだって年がら年中遊び呆けてるわけじゃなし、やる時ゃきちんと仕事してんだからさ。

































              

 実は、この駅に降り立つのは2回生時の金沢での全日以来ちょうど10年ぶり。懐かしさのあまり、別に意味のない写真を撮ってしまいました。ちなみに電光掲示板のちょうど真ん中 には時計があるのですが、白く光っていて何だかわかりませんね。ちなみにこの時、時刻は午前8時50分頃です。




































              

 意味のない写真その2。窓の外からあたしの部屋を映したところです。だからなんだと言われると困るけど(笑)。室内にギターのケースが置いてあるのがわかりますでしょうか?































      そしてまた電車は日本海沿いをトットコトットコとひた走り、敦賀(福井県敦賀市)に到着です。




              

              この駅では機関車の付け替えのため、やはり15分ほど停車いたします。




































              

              青森からあたし達とずっと旅を共にした機関車EF81型。




 そいやあ「EF81型」と電車の型番言ったところで思い出したけど、この駅でちょいと下車してホームをぶらぶらしていたら、やはり駅に降り立って記念撮影をしていた 若い女性数人のグループが
「さすが北海道の電車やなあ。電車の横側にちゃんと”スシ””カニ”って書いて観光をアピールしとるんやあ。」
と口々に言っていました。
”へ?なんのこっちゃ?”
と思ってあわててトワイライトエクスプレスの車両を先頭1号車から最後尾9号車まで走って見渡してみると、確かにありました。


















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これは3号車の写真です。ちょいとわかりにくいですが、左側の写真のピンクの線で四角く囲んだ所のアップが右側の写真です。確かに”スシ”と書いてあります。














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こちらは最後尾9号車で、同じく”カニ”。こちらも左側の写真でピンクで囲んだところのアップが右側の写真です。



































 なろほど、”スシ””カニ”かあ。確かにそういう受け取り方もあるかもなあ。けど・・・・・

違います。

 ここでの”スシ””カニ”は”寿司””蟹”ではありません。

 くわしく書くと長〜くなりますから詳細は省きますが、”スシ”の”シ”は食堂車、”カニ”の”ニ”は荷物車を表す記号です(註:この場合の「荷物」とは私達一般乗客の荷物ではなくて 、業務用の荷物と思ってください)。では”ス”とか”カ”は何なのかと言うと、車体の重さを表す記号です。”ス”のついた車両は車体の重量37.5〜42.5t未満、”カ”のついた車両は47.5t以上 を表します。
 では、なぜ車体の重さを表す必要があるのかと言うと、彼らは自力では動力を持たず、誰か(誰かって・・・・要するに機関車なんだけどね^^;)に引っ張ってもらわないと動けない「客車」 なので、車両の重さに合わせてそれに見合ったパワーの機関車を選ばないといけないからなのですが、では、自力では動けないという一見時代遅れの車両がなぜ今まで生き残ってきたのかと言うと・・・・・

 ああ、もうやめましょうこの話は(笑)。このテの話に入るとあたし、長いです。本気で書こうとするとこれだけで1本の読み物が出来上がってしまうので、今回はここまでにしておきます。 もし客車をはじめ、鉄道車両のお話をもう少し深くお知りになりたい方はこちらなどを参考になさるとよいでしょう。ついでに もちろん”スシ””カニ”に続く数字の「24 1」や「24 10」にもちゃんと意味があるんですよ。




 それにしても、はあ、なるほど。「スシ」「カニ」ねえ・・・・・。私ら鉄道マニアにとってはごく普通の知識なのだが、普通の人から見るとそう思えるんだぁ−

 なんか、勉強になりましたm(__)m


























              

           電車は敦賀駅を出て、琵琶湖湖畔を走ります。長い列車の旅ももうすぐ終わりです。






































                          

             というわけでついに大阪駅にとうちゃ〜く。駅名看板をバックにVサインです。

 お疲れさまでした。これにてわたくしの札幌〜大阪1500Kmの旅は終わりです。ここまでわたくしの乗車体験記にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました






























※オマケ



              

                          旅の終わりは切なくて・・・・・



でも、切ながっているヒマはない。ここからがまた新たな旅(修羅場?)の始まりなのであった。