フォトアルバム”豪華寝台特急トワイライトエクスプレス
乗っちゃいましたルポ”〜その1
というわけで、今年の夏大阪で執り行われました全日OB会に参加するために去る8月26日、あたしは札幌を発ったのでございます。
OB会から2ヶ月近くも経ってからなんだよという声も上がるかもしれませんが、大阪から帰ってきた後も何回もJR札幌駅に通いつめて車内の写真とか取りまくったりして、 まあいろいろと大変だったのよー取材活動が(笑)。
そして大変といえば、
今まで過去2年連続で予約を取れなかったA個室ロイヤルのチケット
が3度目の正直の今年、ついに取れたんですねえ ^^(おととしは結局B個室に乗って帰り、昨年は切符が取れなかったので潔く飛行機で行った)。過去2年分の想いを込めて、めいっぱい楽しもうっと。
というわけで、旅の終了後2ヶ月という長い期間を経てようやく日の目を見ましたあたしの旅日記−札幌〜大阪間1500Km、22時間30分の長旅をぜひこのHP上にて ご堪能くださいませ。
これがウワサのプラチナチケット
というわけで旅立ちのプラットホーム
ぼくらの夢を乗せるため・・・・・
札幌駅へとすべり込む豪華寝台列車
ただいまホームに停車中
上品な深緑色の車体
トワイライトエクスプレスのロゴマーク。なお、ロゴマークはこのほかに2つあり、全部で3種類存在します。他の2つについては追い追い紹介していきます。
というわけで乗り込みま〜す
入り口から中へ入り
長い通路を歩く
あったあった、ここだ。
これから1日あたしがお世話になる部屋
※オマケ:荷物置いたところ
出発!
A個室の乗客には、乗車後まもなくウエルカムドリンクが室内に届けられます(もちろん無料)。コーヒー、紅茶、オレンジジュース、ワイン、ウイスキー等から選べるので、わたくしは ワインを注文したのですが、いざ届けられたのはこのような感じのボトルワイン(しかもよく見ると、ボトルはトワイライトエクスプレスのロゴ入り)で、てっきりグラスワインが来ると ばかり思っていたあたしはちょっとびっくり。さすがに22時間半の乗車でワイン1本をまるまる空けられる自信はちょっとなかったので、このボトルはそのまま札幌まで「お持ち帰り」と なりました(注:10月30日現在、まだ飲んでいません)。
ちなみに、飲み終わったあとはこのトレーをドアの外に出しておけば係の人が片付けてくれるのですが、あとで見たらA個室の他の人はみんなコーヒー、紅茶等のソフトドリンクを注文 しており、昼間っから酒を注文していたのはあたしだけだった。
ここでちょっと室内探索
まずは、ソファ兼ベッドに腰掛けて室内を見回してみます。
トイレ兼シャワールームです。お湯の使用時間は20分間。真ん中へんの電光表示が赤く”20:00”と光っているのがそれです。
天井近くのスペースを撮影。いちお、この部屋は2人利用も可能なので、ここに枕・毛布等といったオプションの寝具一式が置いてあります。
ドライヤーとインターホン。インターホンは食堂車につながっており、ルームサービスが受けられる・・・・・らしい。
ドライヤー&インターホンユニットのすぐ下には液晶テレビがあります。3チャンネルのビデオ放送となっており、往年の名画がこのテレビで鑑賞できます。
スイート、ロイヤル利用者限定のアメニティグッズ。ケースにはトワイライトエクスプレスのロゴが。
中を開けてみたところです。シャンプー、リンス、歯ブラシ、カミソリ、せっけん、男性用&女性用化粧品その他、何でも入ってま〜す。
部屋への出入りはスマートにカードキー。降車後は記念に持ち帰ることができます。
ここから他の車両探検
まずはスイートルーム探検。スイートルームは1号車と2号車に1室づつございます。人気が高いのは壁面が3面にわたって窓になってる1号車スイート(別名展望ルーム)の方 なのですが、1号車はスイートはいつ行っても必ず乗客がいるため、撮影が不可能でした。てなわけで今回ご紹介いたしますのは2号車スイートの方です。もしどうしても1号車の 内部が知りたいという方は
こちらのサイト
なんぞをご覧になるとよろしいかと存じます(こちらはくわしい料金体系とかも 掲載されていますし、非常に見やすいです)。でも、2号車も負けずに室内は広いしトイレ・シャワー別だし、おすすめですよ。とりあえず、入り口から室内を見回したアングルで 撮影しておりますので、どうぞご堪能くださいませ。
2号車スイートを窓の外から眺めたところです。生意気にも(笑)薄型液晶テレビが設置されています。
というわけで、1号車と2号車はどちらもスイートルームが1室とロイヤルルームが4室の計5室で構成されております。
3号車は食堂車です。夜はパプラウンジに早変わり。
ロゴマークその2。食堂車”ダイナープレヤデス”のロゴ
食堂車の内部。ここではフランス料理のフルコースディナーが味わえます。ムードたっぷりです。
※ 余談:
このコーナーの冒頭で、以前もこの列車に乗ったことがあると申し上げましたが、その際に乗ったのは大阪発の下り列車でした。で、その時はこの食堂車がランチタイム営業をしておりまして、あたしは琵琶湖を眺めながらビーフシチューセットをおいしくいただきました。
でもって、その感覚で今回も車内でランチをいただこうかなあと思ってお腹をすかせて乗り込んだら、あろうことか
ランチの提供は下り便だけ
。札幌発の上り便では飲み物の提供しかしてないんですね。まあ、発車時刻を考えれば当たり前だが。
おかげであたしは、夕食までの間は車内の自動販売機で売ってたカロリーメイトやドリンクで申し訳程度に空腹をまぎらわせ、それ以外の時間はなるべくエネルギーを使わないようベッドで横になって過ごすハメになりました。札幌発の上りを利用する皆さん、乗車前にはしっかりと腹ごしらえをしましょう。
4号車はサロンカー。乗客の皆さんが自由にくつろげるフリースペースです。3チャンネルのテレビがあり、映画も見れます(スイート、ロイヤルの室内テレビと放送内容は同じ)。
ロゴマークその3。サロンカー”サロン・デュ・ノール”のロゴ
天井近くまで窓があるため、開放感があって室内が広く感じます。もちろん車窓風景も抜群。ちなみにこの写真の奥にはスタンプコーナーが見えます。 わかるかな?(ピンクの矢印で指したトコ)
これがそのスタンプコーナーです。旅の記念にぜひ押しましょう。
なお、4号車にはサロンと併設して有料のシャワースペースがあります。料金は310円で使用時間は30分間(お湯の出る時間は6分間)。入浴道具がない、という方にはタオル、歯磨き等の シャワーセットが3号車のダイナープレヤデスで販売されています(1セット410円)。
シャワー室の内部。ドライヤーもついてます。
5号車〜9号車はB寝台車両です。B寝台にはB個室とBコンパートの2種類があるのですが、まずはB個室の説明から。
B個室には1人用(シングルツイン)と2人用(ツイン)があります。5号車、6号車もそれぞれこのシングルツインとツインがひとつの車両に混在する形で構成されています。
この通路の両側にシングルツインがあります。
シングルツイン内部。いちおう一人用個室なのですが、下のソファを動かせばベッドに早変わりするので、上下二段ベッドの二人用個室として利用することも可能です。
そして、この通路の壁側にツインが並んでいます。
ツイン内部。こちらは本当に二人利用専門で作られているだけあって室内はひろびろ。窓も2つあって明るいです。
7号車はツインとミニサロン。ミニサロンにはカード式公衆電話、飲み物の自販機等があり、こちらもまた憩いのスペースです。
ミニサロン内部。
8、9号車はBコンパート。いわゆる寝台列車の寝台ですね。
8号車通路。なお、9号車もほぼ同じつくりです。
二段ベッドが二つあり、4人ひと部屋の寝台ルーム。入り口にはガラスの扉がついているので気の置けない仲間と集団で旅してワイワイやるのもいいでしょう
というわけであ〜やれやれ、長い車両紹介が終わってやっと旅日記です(笑)
車窓風景です。社台(白老郡白老町)付近を通過。のんびりと馬が草を食んでいます
北海道内最後の停車駅となる洞爺駅(虻田郡虻田町)に停車。以後この列車は、翌日朝4時ごろに停車する新津駅(新潟県新津市)まで停まりません。
大沼付近を通過。特徴的なフォルムが魅力的な駒ケ岳もばっちり収まっています。
日没直後の大沼です。あたしの写真の取り方がヘタだからこんなだけど、ほんとはもっとキレーなんだよ(笑)
で、このあと函館で車両付け替えのために15分ほど停まり、その頃と前後してフランス料理のフルコースディナータイムが始まります。
ですがこのディナー、おひとり様12000円と非常に高いです。それで、お金がない人とかあたしのように
ひとりでフルコースディナー食べてもしょうがない
とかって考える人のために、別売りの車内販売弁当が用意されています。こちらは1300円。まあ、若干高めですが、列車内特別価格ということでぎりぎり許しましょう (笑)。ピンクのかわいい和紙風風呂敷に包まれて届けられるのがよいです。お味の方は関西風のうす味風味。北海道人にはあまりなじみのない味付けですが、結構おいしいです。 ボリュームもまあまあ。
ちなみに、このお弁当の写真もやはり
先ほどご紹介しましたサイト
に掲載されています(サイトの真ん中よりちょっと下の 「彡☆3号車レストランカー(ダイナープレヤデス)」の所)。
お弁当食べ終わった後しばらくして列車は青函トンネルに入ります。車窓風景も見えず、することがなくて手持ち無沙汰になったのでギターを弾くあたし。
やがて電車は青森に到着。ここでまた列車付け替えのためしばらく停車いたします。
というわけで、ディナータイムが終わってパブラウンジでの営業となった3号車ダイナープレヤデスに行き、グラスワインを傾けるあたし。ソフトフォーカスっぽい 写り方がいいムードを醸し出していますが、実は単に手ブレでピンボケただけです(笑)。
というわけで、驚きがいっぱいの豪華寝台列車の旅は、興奮の冷めやらぬまま第1日目が過ぎてゆくのでありました。レポートはまた明日引き続きお送りいたします。
おやすみなさい