あなたの宇宙飛行士適性チェック!


 9月といえば中秋の名月、お月見の季節ですよね。それになんだか今年は火星が6万年ぶりに大接近ということもあり、 世の中ではいつになく天文に対する関心が高いようです。
それでというわけでもないけれど、今回はあたしからマジメな頭の体操をお送りしたいと思います。

問題

 あなた方は月を旅行する宇宙飛行船乗組員です。計画では、明るい方の月面上で迎えに来る母船とランデブーすることになっていました。 ところが、あなた方の宇宙船は、機械の故障で着陸予定地点(母船とのランデブー地点)から200キロメートル離れた所に着陸してしまいました。 その上、再突入と月面着陸に際して、搭載していた機械の多くは破損してしまったのです。生存したいならば、あなた方はどうにかして母船の着陸地点に たどり着かなければなりません。そこで、月面上200キロメートルの徒歩旅行に際して、携行するのに不可欠な荷物を選択する必要に迫られています。 以下に、着陸の際に破損を逃れ完全なままで残った15の物品リストがあります。
 課題は、あなた方乗組員グループがランデブー地点に到達するための必要度(重要度)に応じて、これらの物品に順位をつけることです。最も不可欠と 思われるものを1とし、その次に重要なものを2、以下順に3,4、・・・・・・一番必要でないと思われるものを15と言う具合に、全品目の順位を記入してください。

A、マッチの入った箱
B、宇宙食(流動食)
C、ナイロンのテープ15メートル
D、パラシュートの絹布
E、ポータブルの暖房機
F、45口径ピストル2挺
G、粉乳1ケース
H、100ポンドの酸素入りボンベ2個(1ポンド=約453グラム)
I、月から見た星座図
J、救命いかだ
K、磁石の羅針儀
L、5ガロンの水(1ガロン=約4.54リットル※)
M、発火信号
N、注射器の入った救急箱
O、太陽で作動するFMの送受信機

※ただしこれはイギリスガロン。アメリカ、日本では1ガロンは 約3.785リットルになります。



よろしければ集計表もアップいたしますので、適宜プリントアウトして書き込んでくださいませ




































 この問題、実は1970年代くらいに作られたものとのことなので、今から見ると若干古くさいきらいもあるかもしれません。 でも、これから述べます解答とその理由は、NASAの専門家がきちんと検討を重ねた上で出したものだそうですので、みなさん 心してかかってくださいね。



































   ・・・・・・ご記入は終わりましたか?
それでは正解です。


1・・・・・H、100ポンドの酸素ボンベ2個
2・・・・・L、5ガロンの水
3・・・・・I、月から見た星座図
4・・・・・B、宇宙食(流動食)
5・・・・・O、太陽で作動するFMの送受信機
6・・・・・C、ナイロンのロープ15メートル
7・・・・・N、注射針の入った救急箱
8・・・・・D、パラシュートの絹布
9・・・・・J、救命いかだ
10・・・・M、発火信号
11・・・・F、45口径ピストル2挺
12・・・・G、粉乳1ケース
13・・・・E、ポータブルの暖房機
14・・・・K、磁石の羅針儀
15・・・・A、マッチの入った箱


・・・・いかがでしたか?
ん?理由?もちろんこれからご説明いたしますよ。次のページへくりっくくりっく。