出典: フリー嘘事典『ナノペディア（Nanopedia）』

統制派（とうせいは）は、合法的に上層部に圧力を加え、操作しようとした時空管理局本局内のグループである。管理局の近代派であり、近代的な装備や高ランク魔導師の結集に基づく、広域次元犯罪に対応した高度魔導師部隊を構想した。旧ベルカ領系統の聖王教会、管理局本局の佐官クラスの魔導師を中心に支持されていた。中心人物は八神はやて、カリム・グラシア。

対立している行動派が反魔導師・質量兵器の使用を掲げ、非魔導師色が強かったのに対して、統制派は高ランク魔導師による一撃を主張し、お話を聞いてくれない者を敵とし、部隊ごとの保有魔導師ランク制限の撤廃を推進した。

中心人物の八神はやてが行動派の陸士中将レジアス・ゲイズに査問された（レジアス事件）後、行動派との対立を激化させる。この後、Dr.スカリエッティによる地上本部襲撃事件が鎮圧されると同時に防衛失敗により影響力を失った行動派の将校は予備役に追いやられた。さらに退役した行動派の将校が時空管理局長になることを阻むべく管理局長現役魔導師制を復活させ、これにより時空管理局内での対立は統制派の勝利という形で一応の終息をみる。その後、管理局内での勢力を急速に拡大し、管理局長現役魔導師制を利用して魔導師に非協力的な内閣を倒閣するなど政治色を増し、最終的に、八神はやての後に統制派の首領となったカリム・グラシアの下で、聖王教会色の強いグラシア内閣を成立させるに至る。

関連項目

• 高町なのは
• フェイト・T・ハラオウン
• 八神はやて
• 行動派