鳥人間の本

読売テレビ編
(鳥人間コンテストの出場者ってこんな人達です)

管理人も出場を目指す鳥人間コンテストの主催者である読売テレビがまとめた本。
出場者達の達のインタビュー等で構成されており、一般人にはなかなか知ることが出来ない内情を
知ることが出来ます。
ぱっと見にはほとんど変わらないように見える各チームの機体も、それぞれチーム独自の設計思想から
生み出されたものである事がよく分かります。

また、いわゆる常連の人達のインタビュー記事は経験に裏打ちされた重みがあり、とても面白いです。
空力に造詣がないと「はぁ、そうですか」で終わってしまいそうな気もしますが。

俺は自分で作っているせいで普通の人なら「ふーん」と読み飛ばす各チーム紹介や大会の様子の写真などを
じっくり見て構造の解析なんかを無意識のうちにやってしまい素直に楽しめない自分がちょっと嫌です。

こういったものを見ると構造材一つにとっても各チームごとに本当にばらばらでそれぞれのチームの伝統と
設計思想が現れていて面白いです。
自分で何らかの部品の設計を行なう場合どうしても前回機体や今までの慣習に縛られてしまいがちなのですが
こういったものを見て全く違った思想に触れるのもなかなかいいものでした。

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