航空管制の科学

園山 耕司著
(非常に読みづらいです)

航空管制というと空港で管制塔から管制官が滑走路や空とレーダースコープを眺めて無線でいろいろ指示する、
なんて光景を思い浮かべてしまいますが、実際の航空管制はそんな生易しいものでは有りません。

管制塔に登っているのは地上滑走などの管制を行なったり離着陸の最後のプロセスを指示する人達であり、
他にも空港に侵入するまでや航空路から空港周辺に侵入する所を担当する人などたくさんの管制官のチームプレイ
で航空管制が成り立っているという事がこの本で分かります。
また旅客機の航路というのは空港を離れればそれなりに自由に選択できるものと思っていたのですが、実際は
航路標識などを元にすっかり航路が設定されており、列車のようにその航路を飛ぶ(もちろん航路といっても
それなりに広いのでその内部での飛行の自由はありますが)だけだというのは驚きでした。

偏読記に戻る