発明家のしょぼんとした顔を見て母親は

やさしく言いました。

「そうかい。お前ならきっとやれるよ。

なんていったって父さんと母さんの子だからね」
機械から出ると、とたんに姿が見えなくなってしまい

ました。少しして発明家の耳元に「がんばりなさい」

という声が聞こえました。発明家は力強く首をたてに

ふりました。

おわり

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