「さてさて、どんなゆうれいがつかまったか

よく見てみることにしよう」

 発明家は中をのぞきました。

「あ!」

 驚いたことに中にいるのは十年前になくなった


発明家の母親です。母親は発明家の顔を見るなり

言いました。

「おい!お前は何ていうものを発明したんだい。

これじゃあつかまってしまったゆうれいが

かわいそうじゃないかい!しかしまあこれで

お前がお金持ちになって満足するならいいだろ。

わたしを見せ物にしなさい」

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