「ねえ君、夕方歯医者さんにいっただろう。
僕に歯医者さんの場所を教えてくれないかなあ。
一緒についてきておくれよ」
 おひさまはしんちゃんに言いました。
「わ、わかったよう。ついていってあげるから
それ以上近づかないでおくれよ」
 今にも倒れそうなのに、これ以上近づかれては
たまりません。熱さでふらんふらんしながら、
しんちゃんはやっとのことでおひさまを歯医者まで
つれていってあげました。
歯医者につくと、昨日のやさしい歯医者さんでは
なく、かわいいうさぎさんがいました。

次へ