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次に笑いキノコ君が出会ったのは、小さな子犬です。
子犬もまたワンワンと泣いています。
「何かあったのかい犬くん?」
 こうたずねると、子犬は自分のかいぬしである、
赤いようふくをきた女の子とはぐれてしまい、家へ
かえれなくなってしまったと話してくれました。すると
笑いキノコ君は、自分のからだをブルンブルンと
かいてんさせはじめました。笑いキノコ君のかさは
とても大きいため、やがてそのからだはくうちゅうにうき、
やねよりも高いところまでのぼっていきました。