「そうだ、森にすむまじょのあばあさんに

きいてみよう!」 

 かたつむりが大きな声で言いました。

 みんなは森の中に入っていきました。

しばらくすると、黒いふくをきて、大きな切りかぶに

すわっているおばあさんのすがたが見えました。

みんなはかけより、いっせいに言いました。

「おばあさん、ヒバリさんを助けて!」

 おばあさんはとつぜんのことにはじめはびっくり

しましたが、じじょうをきくと頭を大きくたてにふり

ました。

「いいじゃろ。とっておきのくすりを作ってあげよう。

じゃがわたし一人で作ることはできない。みんなのちから

がひつようなんじゃ」

 こう言うとおばあさんはみんなにヒバリのことを

思いながら、

心をこめてうたをうたうよう言いました。

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