「ひーばーりーさんー いーつもいーつも 

ありがとうー あーなたーの かぜがー 

はーやーくーよくなるよう ぼーくたーち 

わたしたちー こーころーからー 

おいのりしーまーすー」

 おばあさんはびんをとりだすと、みんなのうた声を

その中につめこみました。そしてきれいな水をくわえ、

おまじないをしました。

するとどうでしょう、びんの中はにじ色に

かがやき、うつくしいくすりができあがった

ではありませんか。

「さあできたぞい。はやくヒバリにのませて

あげるんじゃ」

 おばあさんはにっこりして言いました。

みんなはおれいを言うと、くすりをもって

いそいでヒバリのところへ向かいました。

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