旅のノート・・3

余談ですが

  1. 敦煌のホテルに着いた時、凄く綺麗に正装をしたお姉さんが出迎えてくれました。我々のために?と思ったら、今年(2000年)は17窟の蔵経洞が発見されてから丁度100周年とかで、セレモニーがあり、そのスタッフだった様です。でもお陰で、「中国敦煌蔵経洞発現100周年」のバッジを頂きました。いい記念になります。

  2. ゴビ灘の真中で「トイレタイム」。バスが止まる。ガイドさんが「男は道路の左、女性は右側」、これで決まりです。心置きなく青空のもとで用を足します。同行の女房の日記を覗いたら、「慣れてくるとだんだん快適に成って来た」と有りました。そうそう、「ゴビの砂漠で小便をしました」が、虹は出ませんでした。

  3. 莫高窟、楡林窟を始め文廟など殆どの所が、内部の撮影が禁止です。貴重な物ばかりですから仕方有りませんが、残念です。所が兵馬俑博物館では、撮影禁止の看板が有るのに中国人達はジャンジャン写真を撮っている。それを見ていても、警備員が何にも言わない。痺れを切らした私達のグループのオバチャンが、看板を指し示して「駄目々々」とやりだした。さすがにバツが悪いのか、そこから立ち去りましたが、直ぐ向こうで又撮影を始めました。

  4. 中国人は、賭け事が好きなようです。何処に行っても真昼間からマージャンをやっているのをよく見かけました。新しい遊びも出てきていました。蘭州の白塔山公園では、木陰にパソコンを持ち出して、私が良くやっている「トランプゲーム」をやらせていました。

  5. 敦煌のお土産やさんで、何処から来た?と聞かれたので「蘭州からバスで来た」と答えたら、「何にも無い所を、遠くから良くもまあ」と呆れていました。でも私達は、その何もない砂漠を見に来ているんです。同行のオバアサン(私から見ても)がバスの中でぽつんと言っていました。「何にもない砂漠は、いつまで見ていてもあきないですねー」と。

    安西の近くに広がる砂漠。一番イメージに近かった。
    左手地平線上に、ほんの少し蜃気楼が見えるのですが・。

背景画:蘭州の近くで見た荒土高原の土の色です。