出発を目前にして数々の障害が立ちはだかり、危うくキャンセルしなければならなくなりそうだったパラオ行き。ひたすら現実に目を背け、6年半ぶりにパラオへ旅立ったのであった。。。
2月12日(土) 

早々にトラブル?!
今回直前でパラオ行きを決めたYさん。成田のチェックインで、グアム→パラオの乗り継ぎ便のチケットがないというアクシデント。しかし、成田のカウンターでは、現地でチェックインしなおせば大丈夫と言ったらしが、なんだか当てにならない怪しげな回答。まあ、ここで心配していても何も進まないので、比較的みんな「大丈夫だよ」と楽観的雰囲気で成田を出発。
コンチネンタルの飛行機は快適。全席モニター付きで、映画(CSI専用チャンネルもあってオドロキ!)やゲームが楽しめる。ただ、ちょっと食事はランク低めのお味で、アルコールも有料!!しかし、ご一緒したWさんのご相伴にちゃっかり預かり、ビールをのみながら、映画鑑賞。Tさんは、八丈便だって寝るくせに、ずっとゲームにハマッていた・・・・

そうこうするうちにグアム到着。
ここで一手間。グアムはアメリカ。ここでUSへの入国審査を受けなければならず、中には指紋採取や写真撮影をされる人も至りで、結構時間がかかる。。。ううう早く免税店行きたい!?

ようやく、入国審査を終え、乗り継ぎ便のチェックインを終えたが、
ここでまたYさんがハマル。
やっぱりコロール行きのチケットが無いらしい。。。手書きのボーディングパスが渡された。シート番号には数字なのか、アルファベットなのかわからない文字が書いてある・・・乗れるのか?!
そして、セキュリティチェックでは、ベルトをはずし、靴まで脱がされ、身包み剥がされそうな勢いで何度もチェックされており、姫は笑いのツボにハマッてしまったのである。

約4時間の待ち時間を免税店物色でつぶし、出発ゲートの待合所で搭乗案内を待っていたところ、なにやらカウンターであれこれもめている?もしや!Yさん、Tさんもあわてて駆け寄る。Yさんの他にも3名いらっしゃった。読み取れないシート番号はキャンセル待ちの記号だったのだ・・・・
コンチネンタルエアラインのコメント『オーバーブッキングしないと満席にならないから。』
なんとえーかげんなことをぬけぬけとおっしゃることか!
アナウンスが流れる。キャンセルした人には、グアム宿泊ホテル、食事、現金US$200が出るらしい・・・$200! コーチのバックなら買えるな・・とちょっと心が揺れる。(^-^;)
しかし、キャンセルしても、パラオに迎えるのは翌日の同便になるらしい。グアムで一人で何すればいいんじゃいって感じである。
最終の乗り継ぎとなるハワイからの便が到着すれば、キャンセルが出るかもという淡い期待を抱いたYさんを一人残し、残りのメンバーは搭乗。どんどん座席は埋まってくる、本当にYさんは明日になっちゃうのだろうか。。
係員が機内を右往左往している。一緒になって空き席が無いか見渡してみるが、ほとんど埋まっている。
いよいよ終わりかというその時!Yさん搭乗。拍手で迎え一件落着。
さてさて、この便はYap経由。グアムから約2時間。Yapに着陸。わずかな人々が降りた後、シートABCに座っている人も荷物をすべて持って降りろという指令。
なんだなんだ?
機内清掃である。ABD列のお掃除が終わったら、DEFの人は荷物を持ってABCへ移れとの第二指令。
第三指令で、元の席に戻り、第4指令を受けたABCの人たちが再搭乗。
やっぱりなんだかなーの世界である。
午後10時パラオ、コロール着。40分ほどで空港の外へ。
荷物はワゴン車、人は大型バスに乗り込み、市街へ。
6年半経っていてもあまり変わっていない気がする。。。。空港は立派になっていたけど。

ホテル到着。日本人ダイバーはあまり泊まらないホテルらしいが、小奇麗で寝泊りするには十分合格。
ほぼ町の中心のメインストリートから1本入った通りにあって、レストランやスーパーなど歩ける範囲に点在。
エレベーターが無いのがちょっと。。。ではあったけど。ま、大きな荷物はホテルの人が運んでくれたし。
もう夜11時。パラオは夜間外出禁止令があって、平日は0時〜4時に住民も観光客も出歩くと犯罪なのである。この日は土曜日だから、2時〜4時。まだ余裕はあるけど、明日の朝も早いので早々に『今飲みたいもの』
を買出しに行く。(^_^;) 
シャワーを浴び、今飲みたかったビールを飲んでご就寝。


2月13日(日)

ダイビングの朝は早い。6時30分起床。
ホテルの食堂で朝食。5.50$のオリジナルBreakfast。パンチのないナシゴレンのようで、まずまずのお味。AmericanBFより安いと思ったのに、コーヒー代が別で結局朝から7$。明日以降は朝食も買出ししてまかなうことに。

7時30分ピックアップ。
今回お世話になるサービス「Fish&Fins」唯一の日本人ガイドYokoさんのYoko号でお出迎え。
サービスまではホテルから10分くらい。ゲストのほとんどが欧米人。かなりうれしい。
でもYokoさん率いる私たちのボートには、やっぱり日本人だけで残念。
それでも群馬からというサラリーマン2人(一人は「劇団ひとり」にそっくり!)とご一緒しただけなので、なかば貸切状態でそれはそれで楽チン。
『ジャーマンチャネル』が混み合っていたので、カープアイランドに程近い『タートルコーブ』で1stDive。

水深2mほどのところに穴があり、そこを潜降。エントリーからちょっと流れていて、「水面がきれいだから、上を見ながら足から潜降するように」と言われながらも結局いつものようにヘッドファーストになってしまった・・・・
ちょっと狭い細長い穴だったから、不安はあったけど、何とかクリア。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
タートルコーブ 9:27-10:14
47分
26℃ 25.4m 14.0m ↑20m ↓13m →18m

水深2mほどのところに穴があり、そこを潜降。エントリーからちょっと流れていて、「水面がきれいだから、上を見ながら足から潜降するように」と言われながらも結局いつものようにヘッドファーストになってしまった・・・・
ちょっと狭い細長い穴だったから、不安はあったけど、何とかクリア。

ミノカサゴのピンク色の幼魚やニチリンダテハゼなどの
小物から、ナポレオン、サメなどなど、出だしからまずまず。

ピンボケだけど、
オウギチョウチョウウオ
 

2ndDiveは『ブルーホール』
興味はぜんぜん無いけど、パラオにきたら潜っておかなくちゃポイントだよね?予想より穴の中が広く、一安心。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ブルーホール 11:35-12:28
53分
26℃ 22.9m 12.4m ↑20m ↓15m →15m

度は足から上を見ながら潜降。潜降しながら、動画を撮ってみたが、動いているのかどうかよくわからなかった。水深は誰かさんの経験を基に注意していたので30mを超えることなく潜降完了。

←たくさん見られたアデヤッコ
フタイロハナゴイみたいだけど、
実はバートレットフェアリーバスレット
(だと思っている)


ホールから出た後は、コーナー方面にゆっくりと流し、満足の1本。



ランチをはさんで、3rdDive『ブルーコーナー』
いよいよである。ここに潜るためにパラオにやってきたのだ。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ブルーコーナー 14:07-15:14
67分
26℃ 20.9m 11.9m ↑20m ↓15m →16m
イマサン透明度がよくない。あまり流れてないし。
サメ、ナポをやり過ごし、ようやくカメ登場。
モンガラはここでも健在。

ドロップの壁に沿ってギンガメの群れが!でもあと7〜8m下方。すかさずTさんは近寄るも、ガイド行動を読まれたか!?
姫に向かって腕で×印+私と同じ水深にいて合図を出される・・・くっくやしいっ。

涙をのみながら真上から撮った写真がこれ。→
ちょっと不思議なアングルでしょ。
でもまだ何か足りない。。。バラクーダ! 
ドロップの先を見ていたら、バラクーダが1匹。どこかにいるはずである。
そろそろ浮上体制に入るところで、バラクーダの群れに遭遇。それを眺めながら、安全停止。
その間にいろいろ隊列を変動し、もう浮上というところで、ようやく渦に。
あぁぁぁぁこの渦に潜降していきたいぃぃぃぃーーーー


夜は、中華。味は良かったけど、なにやら全てが辛い。ビールも、紹興酒もススムのであった。
そしてログ付けは持ち越されたのであった・・・


 
2月14日(月)

バレンタインデー。
アサイチの誰もいないジャーマンチャネル。久々にマンタに会いたいな〜。
エントリー時にボートのロープにカメラが引っかかり、なっないーーーー!超焦る。
なんとラッキーだったか、ここは砂地の底ありポイント。真下に転がっている。Yokoさんが拾ってきてくれ、無事を確認。砂が噛んだのか、ワイコンのネジ回りがよくないが、他はなんともないようだ。(と思えたこの日は・・・・・)

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ジャーマンチャネル 8:58-9:54
56分
26℃ 19.5m 13.7m ↑20m ↓15m →15m
エントリー直後。砂に埋もれた『ツカエイ』発見。ナポもずっといるし、マンタ近し?!
透明度的にはマンタがいそうな濁り方だったのに、空振りに終わってしまった・・・・

その他のさかな:ガーデンイール

本日の2ndDive。またまたブルーコーナーチャレンジ。相変わらずここはボートがいっぱい。ちょっと潮が速そう。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ブルーコーナー 11:05-11:50
45分
26℃ 19.9m 13.1m ↑20m ↓18m →20m
ちょっとではなかった。カレントフック大活躍のすごい流れ。
超気持ちよかった。
←みんな必死?でしがみついてる・・・

ウメイロや、カスミ、ロウニンアジたちと流され、浮上地点はブルーコーナーから遥か遠く・・・3kmくらい流された!?



この日のランチは無人島上陸。シュノーケルで遊ぶほどの時間がとれず残念。




ご一緒した群馬の劇団ひとりさんたちは、この日の夜に帰国のため、ランチ後サービスに帰港。
3本目は近場。


ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
Bouy6(ブイシックス) 14:59-15:49
50分
26℃ 21.4m 19.9m ↑15m ↓10m →12m
別名『マラカルチャネル』
パラオの中心部から程近いというか、全ての船がここを抜けて外洋に向かうという通り道。
=透明度は伊豆のよう。(= =;)

潜ってすぐに沈船。シルエットだとかっこいいけど、かなり魚の棲家として育っている感じで、近くで見ると船とは思えないほど。

水深がすごく浅いところに、日本では珍しいチョウチョウウオがアチコチに。でもあまりにも浅くて完全に浮上してしまうほど。サンゴがびっしりでタンクを背負ったままでは近寄れず、写真が取れなくて超残念。


夜は、ガイドのYokoさんのお誘いで、劇団ひとりさんたちも一緒に日本人がいない小洒落た飲み屋で。半年ぶりに再開したパラオ在住の友人も合流し、旧交を温め、アルコールで体も暖まった?

そして、もちろんこの日もログ付けはナシなのであった・・・


 
2月15日(火)


もう3日目。姫にとってはラストダイブの日である。
朝から最後の『ブルーコーナー』へ。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ブルーコーナー 9:13-10:07
54分
26℃ 22.1m 13.4m ↑21m ↓15m →25m

流れもそこそこ。透明度も前回2回よりいいかも。でもワイコンがない・・・そう昨日落としたのが原因か、ハウジングにかまなくなってしまったのである。無理やりテープで貼ろうかと思ったが、水が入らないので、あきらめたのだった。

イソマグロ。
ブルーだと判りにくいのでイロを変えてみたら
この通り。(^^)v
ナポとロウニンアジのシルエット↓
バラクーダ。
群れに紛れ込んだ気分。



二本目はリクエストしたBigDropOff。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ビックドロップオフ 11:19-12:17
58分
26℃ 25.6m 11.9m ↑20m ↓15m →15m

ドロップの20m前後にスミレナガハナダイやアオマスク。
初Getのシマヤッコ!
ドロップを流した後は、浅めのサンゴ礁で、
ハゼやチョウチョウウオの写真タイム。

戦争の残骸?
錨がドロップにぶら下がっている。



ランチの後、とうとうLast Dive。

ポイント 時間 水温 最大水深 平均水深 透明度
ニュードロップオフ 13:40-14:42
62分
26℃ 22.6m 12.4m ↑20m ↓15m →23m


これと言った大物は出なかったけど、パラオの魚たちが全員集合したような状態で、癒しダイブで計9本終了。
記念写真でハイポーズ。
なはずが、後ろはなにやらモメテイル?


改めてもう一枚。


夜はパラオに行ったら一度は行く店?「どらごん亭」

日焼けで赤いのか、飲んで赤いのか・・・?!


パラオならでは?の料理に興味があったYサン。
でも自分で食べる勇気はなく、
お隣のテーブルで頼んでいた
フルーツバットを見学。
(^0^;)

オーマイガッ!
悪魔のような姿である。



2月16日(水)

この日の姫は別行動。
イルカになめられないように、との警告?をうけつつも、ダイビングへ向かうみんなを送り出し、
一人ドルフィンパシフィックへ。
そうこれが、パラオ最大の目的なのである。そりゃあ、もうサイコーの一日でした。
詳しくはこちら!

ダイビング組は北のポイントでマンタ三昧だったそうな。写真を見てびっくり。大物ポイントへ行かないようにとお願いしておいたのにさー。(^_^;)
夕方、最後のショッピング&ディナー。
残りのドルをかき集めて
・・・と言う事だった割には、頼みすぎ。


ホテルに戻って、荷造りして、23:30空港へ。
夜中について、夜中に帰るパラオ。上空から見る事が出来ないのが残念。明るかったらロックアイランドが見渡せるのにねー。

明け方グアムで乗り換えるときに最後の事件?!
まだ時間があると思いみんなウトウト・・・アナウンスは福岡便や関空便。福岡便は名指しで呼び出しが何度も流れている。成田便はまだかな〜。
そこへWさんが駆けよってきて大騒ぎ。成田便もう最終案内だそうな。危うく乗り遅れるところだった?(乗り遅れてもいい気分だった・・・だって成田に着いたらそのまま仕事だったんだもんっ。)

こうしてあっという間に夢心地のパラオ無理やり行っちゃったツアーが終わっちゃったよ。
次はいつになることやら・・・・

 海の写真はこちら!

おしまい。

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