郵便発祥の地 |
日本橋から下流側に歩いて3分、江戸橋があります。
そのたもとにある日本橋郵便局は「郵便発祥の地」
碑には、
『郵便発祥の地
ここは、明治四年三月一日(1871年4月
20日)わが国に新式郵便制度が発足したとき
駅逓司(現在の郵政事業庁)と東京の郵便役所
(四日市郵便役所とも呼ばれ 現在の東京中央
郵便局)が置かれたところです
郵政事業庁』
と、書かれています。
郵便ポストは夜中の0:00、3:00にも収集が行われています。
さすが、発祥?の地。
その通用口には・・・・・・・
「前島密」さんの銅像(下の写真)と葉書の樹(上の写真)があります。
胸像の前:前島密 像
胸像の後:前島男爵ノ希ニ依リ 密翁之像ヲ補綴改鋳ス
台座の前:
郵政大臣 迫水久常書
台座の横:右側に 郵政創始九十周年を記念して建之 昭和三十七年四月二十日
日本橋会 前島会 日本橋郵便協力会
台座の後: 青山石勝刻
の表示があります(青字部分)。
葉書の樹の解説
この葉書の樹の枝には、赤っぽい芽のような貝殻虫が付いていました。
つぶすと赤〜〜い汁が出ますがこれでも有用な産物。
汁は赤の染料に、体からはシェラックが採れます。
シェラックとはシンナーに溶かすとニスになる「ろう」 のことです。
ここの葉っぱには 「渡辺」 の落書きがあります。
郵政公社東京支社の前にあるタラヨウには別の落書きがあります。そのままでは理解しづらいが、頭をひねると・・・・・・
場所は、山手線内側にある郵政省郵政研究所附属資料館(逓信総合博物館:テイパーク)の東隣・・・注1)
東京支社の葉書の樹には約3mmの実がついていました。
12月初めにはまだ緑が強い(左の写真)ですね。 1月末には色づいてきました(中写真)。 3月には・・・・(写真右)
もののみごとに1っ個も残っていません。
自然に落下したのなら、その実の痕跡が有ってもよさそうですが、地面には何も有りません。
人が取っていったとしても、3m近いてっぺんの実まで手は届きそうも有りません。
都会の中の赤い実ですから、ヒヨドリ辺りが利用したのでしょうかね。
注1) 2011/3/22記
この日本郵政公社東京支社は2005年5月に港区麻布に移動したのにともない、いつのまにか建物が撤去。
その際にタラヨウも撤去されいます。工事中に目隠し幕の隙間からのぞき込んだ際に見つけられませんでした。
行き先は判りませんが、移転先にあるのかも・・・。
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