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西岳〜権現〜三ツ頭(八ヶ岳) 

2018.10.21〜22 
高尾06:14発の各停で出発。本日は快晴。車窓から眺める山々も良し吉し。

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左:7:17 南アの峰々   中:8:33 八ヶ岳西岳〜編笠〜三ツ頭  右:8:41 中央に西岳 左に権現 編笠    

もっとも、前日は出かけ前にタクシー予約で一問答。
ネットで「○○駅 タクシー会社」で所在地(=地図)検索した中ところ、出てくるのは10km以上離れた大きな町がごろごろ。かつ、送迎料金要。
なので、さらに地図検索して、下車駅から500m以内にあるタクシー会社2社選定。電話するもいずれも断られてしまう。
ひとつは「その駅は管轄外」と。もう一軒は「遠い=直線で18km(道なり30km)」と。
粘って聞くと「その駅は大きな会社の管轄」と返事が返ってくる始末。
ネットの情報が間違っているのか古いのか・・・。

ともあれ予約したタクシーで登山口に向かう。富士見高原スキー場9:07着。
身支度を整えて出発。
直ぐに車に追い抜かれる。5分ほどで5−6台停まれる駐車場。前方に先ほどの車に乗っていた2人づれが先行。
9:16−18ゲート先のポストに入山届けを入れる。黄唐松の林の中をゆっくり進む。
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左:9:05富士見高原ゴルフ場  中左:9:09登山道入口   中右&右:9:15-16 登山ポスト 

8:28分岐。左折(丸木橋・崖を迂回するハイキングコース)でも直進でも目的地方向なので直進。
8:32前方に西岳らしき山稜が樹間にちらほら。

やがて道が細くなり、なぜか平行していた沢に降りて渡る。その先にはりっぱな道(林道?)に合流する。
標識からして、先ほど別れたハイキングコースの様。五差路着 9:40。
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左:9:28快適な登り   中左:前方の樹間に山陰 中右:9:35沢を渡る 右:9:40五差路直進(奥方向)

さらに進むと、先行の2人連れが憩い中の不動清水着9:49。
水は美味しく、1.5L水(ボルビック)の封を切り、入れ替える。この水は、そっくりそのまま持ち帰り、コーヒーの水に。
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不動清水の眺め
左:9:48もうすぐ到着  中:9:49 水場(西岳は奥方向)  右:9:49 水場の上流部(奥方向は編笠へ)

10:00ゆっくり目に出発。最初は緩く、段々と急になる道。ほとんど樹林帯の中で、見通しはほぼ皆無。
早くも降りてくる人が。「先週の台風24号の影響か?倒木で道が塞がれていたので途中で降りてきた」のだとか。
地元の方らしく、「庭にあったカラマツの木が倒れた」との話も。
10:18最初(1番目)の林道(1580m付近)着。
この辺りに来ると西岳登頂の方々が3−4人降りてきて「倒木はあるがしっかりした迂回路有り」との話に安堵。

2番目の林道(1730m付近)10:45着−55発。コースタイム(1h20m)の半分。以外と短時間。今日は調子良いと思ったのが大間違い。

実は、コースタイムのポイントは、持参した2万5千分の1地図には記入されていない3つ目の林道(1930m付近)であった。 これに気づかず、今日は調子よいと誤解し、のんびりと過ごす。

この先、横(=水平距離)100m(実歩=106m)進んで26mの高さの登り。山頂まで長いなと思いつつカラマツ・ツガの林を登る。
途中、枯葉のがさごそ音。よく見ればカラスぐらいの鳥がなにか餌を探している。

11:31突然林道に飛び出る。手持ちの地図には記載がないが、ここが3番目の林道。
地図上、西側に途中まで伸びている林道を延長すると、それらしい位置になる(1930m付近)。

きのこが採れるらしく、「会員以外は立入禁止」の札とロープが多々。
帰宅後、位置確認の際、ここが不動清水から1H20Mの地点(実歩行時間1H20Mなのでちょうど合う)と判明。この時はまったく気づかず。
ここから山頂まで1.30要すのだが、「すでに35分登った。あと1時間弱」で楽勝・・・と、暇つぶしを始める。林道端を確認すべく、東(山頂に向かって右手)側に進み、樹間に編笠を見て引き返す。

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左:10:52 2番目の林道 中左:10:52 林道から見た登山道 中右:11:20ガサゴソ鳥の図 
                        右:11:35 3番目の林道端から編笠岳 

11:40発、左右の視界が遮られる中、ひたすら登ると視界がやや開けてきた(2120-30m辺り?)所で一休み。
12:15−28 眺めは良く無いが、日溜まりの中くつろぐ。
再び登り道。傾斜のきつさは変わりなし。マークポイントの林道(2番目の林道)から1.30過ぎても傾斜は緩む気配なし。
再び視界が開けかけたのは、標識が立つポイント(2270m辺り?)。標識はかすれて読めない。13:05−15。

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左:12:36登山道脇の標識 中左:12:36ゴロゴロ道 中右:12:40標識が立つポイント 右:12:56樹間に山が

標識から25分進んだ所で小休止13:05−15。そこからすぐに東面の眺めの良いガレ場&岩棚が現れる。13:23−38 編笠岳の中腹に富士がよく見える。南アの山々も一望に。
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左:13:23ガレ場    中:13:38編笠と富士   右:13:26南アルプス前衛  

さらに10分ほどで山頂が見えてきた。 予定時刻(=2番目の林道からの予定)12:30を遅れること13:46着。   まあ、3番目の林道からは休み込みで2.15だが、休み抜きでは1.37なのでほぼコースタイム通りだったか。
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左:13:44もうすぐ山頂 中:13:45山頂 右:13:49 左から、キレット小屋南?の無名峰〜東ギボシ〜編笠 

この時点ではコースタイム1.30を2.15かかったと思いこんでおり、体力低下を嘆きつつも、丸1時間ほどのんびりと。
周りを撮り眺め、PLフィルターで強調処理すると白いところはくっきりに。ただ、稜線はボケ味が直らず。
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 PLフィルターの効果  左:14:10    右:14:10    

青年小屋方向からご夫婦連れが来る。その方々が下山したのちゆっくりと腰を上げ14:42発。
一度下った後はほぼ水平の道。2−3本シラビソの真新しい倒木がじゃまするが快調に進む。ちょっとした広場から編笠、権現の西ギボシとノロシバを仰ぎ、 稜線の「切り開き」を眺める。

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左:14:58林の中 中:15:04 権現岳の東西ギボシ・ノロシバを仰視 右:15:07 意味不明の「切り開き」

下った分だけ登り返し、谷に向かって下ると、ご夫婦連れの情報通りそこは荒れた谷。
ノロシバから降りてきた谷の右岸(向かって左上方)が土砂崩れし、倒木多々。
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土砂崩れ A:始端?B:水場C:終端?  左:13:51西岳からの俯瞰  中:同左・拡大 右:15:41 乙女の水場から仰視

木と土石の混じった下りを慎重に下り、乙女の水場に着く。谷に倒れ込んだ木と木の間にパイプを通し流れ出ている。パイプの上には「乙女の水」とペンキで書かれた石が鎮座。以外と良い味。
ネットで崩壊前の写真を見ると、水場は谷筋の最下部からパイプが出ていたので、そこから直接涌きだしていたような感じ。
     ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可  図中黄色矢印は歩行ル−ト
上左:15:31ガレ場を俯瞰  上中:15:32下り途中で行く道を俯瞰 上右:15:33 下り途中で来た道を仰視
 下左:15:33行く道を俯瞰  下中:15:34沢の下流側を俯瞰    下右:15:35 乙女の水場                

そこから5分ぐらいで青年小屋着。
その昔、青少年小屋(=小屋人に確認)と名乗っていた小屋で、45年ほど前に泊まった記録あり。
小屋人と、「日の出は何処で?」『権現岳山頂で。編笠岳からも権現岳の向こう側で見えない』
権現山頂まで1.40、明日の日出は6時頃。遅くとも4時には出発しないと間に合わない。「朝の弁当は?」『朝5時頃提供』と。
食糧はウオーキングフーズ中心に4食分はあるが、腹持ちに難があるので早朝発は諦め。

6人部屋に4人が銘々布団をセットする。毛布2枚に掛け布団2枚で。
寝場所の確保ができたので、コタツ場に移動。足をつっこんで談笑。日の入り時刻前に外に出て夕景を撮りに。
最初は小屋横のベランダで富士を、その後、権現岳方向に4−5分登った所にある「切り開き」まで上がる。
  
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左:15:50小屋のベランダから  中:同左拡大   右:17:01 切り開きから    

東の富士は木々の上に、中ア〜御嶽はよく見え、穂高付近は「狩り払い」の隙間に見える。

一通り西東を撮り、17:10頃小屋に帰る。程なく夕食。缶ビールがなかなか減らない。6人掛けテーブルに座した方4−5人と山談義。
ストーブで暖かい部屋なので、持ち込んだ登山手帳を肴に。ただ20人ほどいた客はほとんど自室かコタツに戻って行った。
なんやかやで20:30過ぎまで。

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画像
左:16:58「切り開き」から 中:17:00「切り開き」から 右:16:47 北ア方向 右下:17:32夕食

バイオトイレは自家発電中(〜21時 4:30〜 )のみ使用可能。普通のトイレは24時間使用可能だが、今日は結構寒く、天水タンクから引き込んでいる手洗い水は、20:30までにはパイプが凍結。
トイレ後は、やむなく外に出て、ペットボトルの水を掛け、ウエットティッシュで拭く。

21時消灯で寝るが布団&足先が寒く大小2個のホッカイロが機能せず。やむなくインナ−シュラフを取り出し、毛布の間に入れて潜り込むとようやく足先が暖かくなり快適に。

翌朝5時起床。
ペットボトルを満たすため、霜柱をバリバリ踏みしめつつ乙女の水に立ち寄り補水。

ナップサックに水とシュラフカバーを入れて外に出る。初めはベランダで日の出待ちをしていたが、昨夕の「狩り払い」に場に移動。
富士の北半分が赤く染まらないかと期待していたが、東空に雲が在るらしく日出光が当たらない。
雲からお日様が顔を出すまで良い赤い色は皆無。
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富士の図  左:5:23ベランダから   中:5:25 ベランダから  右:5:35 「狩り払い」場から     

西の御嶽・穂高〜槍の山肌ははそれなりに赤くなった。

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朝日が当たる  左:6:05 編笠山頂に    中:6:03 御岳に    右:6:00 穂高〜槍に     

6:10頃戻り、おにぎりを暖かい食堂でみそ汁付で食す。

身支度を整え、7:24頃出発。名古屋の方1名と、ここから三ツ頭まで同行。

結構ガンバって足を進めるが、息が切れてしんどい。30分ほどでノロシバ着7:50−8:00。
同行者が「写真を撮るので休みたい」の言葉に救われ、その間に一息つく。阿弥陀岳が顔を出す。
       
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左:7:50 ノロシバから 手前:編笠、西岳、無名峰、遠景:千丈、中ア全景、御岳、乗鞍、穂高〜白馬〜乗鞍 
                                 右:8:00 西ギボシ+権現岳の岩

見上げれば西ギボシが高い。ルートがはっきりせず。まあ行き当たりばったりで。
西ギボシの中腹までは普通の登りだが、岩棚斜面を横切る辺りには鎖場が現れる。
岩棚を巻きながらの道で、滑落防止の安全対策みたいな鎖。ホールドもしっかりあり、登りでは、鎖を掴まないといけない箇所は少ない。
権現岳山頂小屋が判るようになり、8:33−36西ギボシで一休み。赤岳がちょこっと顔を出してきた。
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左:8:28 鎖場登る同行者     右8:33 西ギボシから東ギボシ〜権現小屋〜権現岳を見る   

東ギボシはその山腹を巻いて一旦東側に移り、Vターンして稜線を引き返すように登る。8:58着−9:32発             
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左:8:36 前方に再び鎖場トラバース道 中:8:58東ギボシの東稜を登る同行者 右:8:59 北の眺め

東ギボシ山頂:あまりの眺めに30分以上滞在。
北東の浅間〜谷川〜赤城山辺りの遠望は雲がある。薄いモヤがあるものの、秩父〜富士〜南・中央〜御嶽〜北アが遠くから近くまで一望。飽かず眺め、撮る。
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左:9:07編笠と西ギボシ 中:9:07 阿弥陀岳南尾根上の1枚岩?
                     右:9:19蓼科山、遠くは雨飾〜妙高(画像は強調処理)

近くと遠くの眺め
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9:00中央中は美ヶ原、白点は送信塔舎屋、中央後は鹿島槍 右に五龍〜白馬 左に爺〜蓮華(強調処理後)

西方向も同じ
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9:29-30 左から御岳    中央に乗鞍   右側に穂高〜槍〜餓鬼・・・が見えているはず。     

重い腰を上げ、ちょっと下って権現小屋、ちょっと登り。権現岳のピークにてまた休み。9:50−10
目の前の岩塔が富士山方向を遮る。少しじゃま。
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左:9:33 強調処理の富士  中:9:55 秩父方向   右:9:50 視界を邪魔する岩・・・だったのだが 

西方の乗鞍岳方向を確認すると、8月に登った十石山が見えたりする。
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9:52 画像強調処理  乗鞍岳のピークの一つ:十石山  中央手前には昔登った鉢盛山(300名山)

南方には、南アの前衛と北&千丈に少々雪が。
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9:50 南アの眺め    

北東側には雲が・・・・単なる雲なのか、山なのか・・・方向は谷川岳〜赤城山辺りなのだが。
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左:9:53 北東方向の雲 黄色枠の左に平たい荒船山が見える
          右:9:54同左拡大 変な形の雲(左右共強調処理済み)

三ツ頭まで50分の案内版を横見に、その邪魔モノの下を巻くと、権現岳山頂の標柱が。
認識不足を悔やみつつ、○○と煙は高い所に登るに従い、ザックを置いて登る。
とくに緊張するところはないが、岩のてっぺんは登っても降りられなくなりそうなので取りやめ、一応ぐるりと一回り。北側は切れ落ちていて一部ひやひや。
最高ピークの隣:南東のピークは降りられそうなので登ってみるが、立つこと出来ずで腰掛ける。
数分でザックの所に帰着。
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左:10:21権現岳山頂の標柱 中10:20山頂仰視 山頂の岩が顔を出す(黄矢印)その右隣の岩に座す            
        中右:2分下って10:25振り返ると 右:標柱の地から北(上)と千丈(下)を拡大 

三ツ頭に向け出発。10分ぐらい下ると1枚岩の7−8m急降下。右手側に掴めそうな木々の根っこがあるが、ロープにぶら下がって下る。 この1枚岩意外は難所はないが、以外と時間が掛かり、11:15三ツ頭着。ここで2度目の大休止。
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左:10:28 一枚岩の下降   右:11:47 三ツ頭から振り返る     

腹を満たす。ふと、御嶽山を見ると噴煙が。昨夕も今朝も東ギボシでも無かったので噴火? と回りの方々に御注進すると、「入山規制解除後すぐに禁止に変わってますよ」お言葉を頂く。適当に写真も。

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御嶽山の写真:時系列に配置。上段左→右、以下中・下段左→右の順。
『1021=10月21日、170010は17時00分10秒を意味(1700の2枚は時分秒表記)残り10枚は時分表記』
噴火が撮影できたのは10/21の17時01分と04分(この2枚は、拡大図貼付)、10/22の11時26分と27分。

同行者から「観音平に降りませんか? 車を駐めてあるので近くの駅まで送りますよ」と再三言われていて、
誘いに乗りたい気分はやまやまだが、前三ツ頭経由のルートも捨てがたく、結局ここで別れることに。

もっとも、その先はけっこう歩きにくい。編笠の南斜面ほどではないが、似たような大〜中石の中、下り。
途中で追い抜いた方に「こんな感じですか」と聞くと「こんな感じ」の返事が。 
ただその大変道は20分ほどで終わり、その後は開けたザレ場を歩き、前三ツ頭に着く。12:16
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左:11:51 観音平への尾根を行く同行者 中:11:57歩きにくい道を振り返る 
              右:12:11草付きからザレ場に。最奥に三角点 

ここでは今ルート初の三角点標識(ただし3等点)に会う。しかも向きが南でなく南西方向。
その近くには結構なご年輩の婦人が鎮座。 『赤岳を見たくて登ってきたのだけど、ここまでで精一杯』「ここから赤岳はみえない。三ツ頭に行かないと見えない」 『爺さんとよく来たが(爺さんは)今は歩けなくなって無理。下りが早くいつも置いてけぼりだった』と会話交換し、下り始める。
こっちは2−3分、周りを散策・撮って後を追いかける12:28。
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左:12:15南ア+観音平への稜線   右:12:15もと来た方向 三ツ頭ピーク:三角点の向きが南西方向      

三角点の向き(三角点と彫り込まれた面の向き=写真では赤丸と青丸を結んだ線側の面)は南側と決められているが、これは南西方向。
石柱上に置いた石の黒い影が、石柱上面の十字の彫り(東西南北を示すマーク)に対して45度ずれている。
撮影時に太陽はほぼ南中なので、影はほぼ南北になるはず(撮影時12:28なので、正確には真北より7度東にずれているが)。
十字マークのほかに45度ずれて彫ってある線が1本あるが、これは東西を示すため、誰かが追加したもの???。

結構急な下り(水平方向75m(=実歩で90m)で50m下る)。ものの1分で先ほどのご婦人に追いつく。道を譲ってくれたので抜く。
その内傾斜が少しずつ緩くなるが、13時過ぎ辺りから台風24号での影響でルートは2−3箇所巻き道になる。倒れたばかりの木:2−3本在る場所を通過13:08。
やがて「八ヶ岳中信高原国定公園 天女山〜権現岳登山道 標高 約2000m」の看板が現れる。
左下に小さく「10分←2000まだ」とあり。13:21−23
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左:13:08 倒木の図   中:13:21 2000mの看板  右:同左付近の唐松林  

山渓の山の便利帳には「標高1800地点の標石」のマークが在るが、この後見つけられず。
その内さらに傾斜が緩くなり、左右のカラマツが色づいてきて、快適な道をひたすら下る。開けた広場のような所に着く。
13:21〜14:05まで休むことも写真を撮ることもなくただただ歩いた勘定。
振り返れば山稜が見えるが今一樹木がじゃま。14:11−12
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左:14:05 快適な道 所々キヌメリガサあり  中:14:07 快適な道  右:14:12 今一樹木がじゃま     

この下手側の道横に小さな看板「前三○まで2.00」・・・・前三ツ頭まで2:00のことか14:27

そこから10分ほどで分岐点14:42、天の河原14:43着 前三つ頭からほぼノンストップで、少々足
がくたびれてきた。富士山の感じ良し。ベンチにごろんと寝ころび、しばし休憩。14:53
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左:14:25前三つ、三つ、権現が 左下:14:27「前三つまで2.00看板」 
                中:14:43-53天の河原 右:同左 案内看板 

甲斐大泉発15:57までちょうど1時間。少々時間が厳に。駐車場15:05、天女山15:10着 
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左:15:06 天女山まであと少し   中:15:10天女山の謂われ   右:同左:三つ頭の眺め 

15:15発ここから山道を下り、車道に出る。15:30頃。
あと4−50分はかかりそうなので、15:57発は諦め。車道をゆっくり目に下る。有名らしいレストランは結構人だかり。
道脇の紅葉の植栽が色鮮やか。以外と時間がかかり、16:18ようやく甲斐大泉駅着。
人気の無い駅で、とりあえず汗に濡れた上半身は着替えて、駅周囲を散策。開いている店もなく、ぐるりと一回りして暇つぶし。
残念ながら八ヶを見渡すには樹木が邪魔するし、目当ての博物館は隣の駅(甲斐小泉)だったし。
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左:15:46 道脇の植栽   中:16:18 甲斐大泉駅   右:17:03 駅ホームから 三ツ頭。肩に権現岳  

17:11すっかり薄暗くなった駅を出発。小淵沢で土産物色し、新しくなった駅前を散策。
旧駅前にあった下り道(繁華街)は甲府方向に100m程進んだ位置に。どうも昔の跨線橋の位置(昔の改札口から100mほど茅野側)に改札口が移動。
少々うろつきすぎ、次の電車17:59に乗り遅れてしまう。次は、1時間後18:59
駅員に「近くに居酒屋はないか?」と紹介して貰い、生ビール+焼き鳥+鶏肉煮付けで暇つぶし。
出際に「駅が新しくなった」と話すと、店内の衆から駅改築への不満の声を聞く。
@市民側の要望を出したのに実現できず。(現状:駅改札から下り側か上り側に300m以上歩かないと線路横断できないので、A:北側への改札口新設、または、B:地下道利用の南北通行可に。)
A市からもお金を出したのに、工事は地元業者は一切関与できず全てJR関連会社のみ。
駅ロータリー前の嵩上げ用築堤には、わざわざ香川県から石(もし庵治石なら=高級墓石素材)を持ってきた・・・等々。
まあ、昨今、JRは、駅新築時の地元負担を求めているが、駅改築でもそうなのか。市・県・JRで3等分かは判らずじまい。

結局18:59には乗り遅れ、土産物売場でビール500ml(320円=新幹線構内価格?)なりを仕込み、30分ほど待って、19:46発3両編成に乗り込む。
甲府までに1缶空け、甲府で1缶350ml(242円)を調達し、大月乗換で帰宅と相成った。


1日目:コースタイム(山渓 山の便利帳)
ゴルフ場レストア前登山口−0.40−不動清水−1.20−林道編笠線−1.30−西岳−0.50−青年小屋(総計4.20)
実績
ゴルフ場レストア前登山口−0.34−不動清水−1.41−林道編笠線−2.15−西岳−2.04−青年小屋(総計6.45)
 内休み2:07)
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2日目コースタイム(山渓 山の便利帳)
青年小屋−1.40−権現岳−0.40−三つ頭−0.30−前三ツ頭−1.20−1800m標識−0.40−天の河原−0.10
−天女山−0.20−入口−0.50−甲斐大泉駅(総計6:05)
実績
青年小屋−2:50−権現岳−1.00−三つ頭−1.03−前三ツ頭−1.03−2000m標識−1.22−天の河原−0.23
−天女山−0.25−入口−0.43−甲斐大泉駅(総計8:53 内休み2:05)


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