HOME −−>山行一覧に戻る
 

五剣山 四国八十八箇所八十五番札所八栗寺 霊場 

2018.06.09  

岡山駅朝一の電車で高松着。大物荷物をコインロッカーに預け、ナップサック一つで高松琴参電鉄築港駅に移動。
2駅目の瓦町駅で志度線に乗換え、八栗駅7:44着 
↓青枠線の絵はクリックすると拡大可

左:7:17瓦町駅 志度線ホームの624/623号車両   中左:624号運転席  中右:八栗駅の図  
右:八栗駅の時刻表 緑矢印:到着時刻 黄色は帰路の通過時刻

八栗駅発7:47発。  線路脇(というより水路脇)を東進し、突き当たった車道を左折。角にスーパーらしき店舗があったが営業前で餌入手NG。  200mほど北上し、北東に進む道に入る。
山頂にはガスが巻き、形がまったくわからない。進むにつれ、ピーク付近まで所々晴れ上がるがすぐにガスが遮り、全体像が判りにくい。
道なりに1.6−7km進むとケーブル駅に着く8:25頃。
  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:8:01八剣山方向 中:8:12ため池堰堤からの八剣山方向 右:8:23八栗登山口駅下部からの八剣山方向

駅の売店で食糧を探すが、土産物店らしく高知県産のゼリー程度。
五剣山のピークに登れるかと聞くと、
『今はお寺が立入禁止にしている。滑落して無くなった方が入るのでやむを得ずの処置。
入山路はフェンスで入れないようにしているが、黙って(=自己責任で)入る方もいるらしい。』との話。
5分後出発。傾斜がきつくなり始めた傍らの茶店に、草餅らしきが売られていたりして。

鬱蒼とした木陰の湿っぽい急登を進む。元気な参拝者2名ほどに追い抜かれるが、その後を進む。
道は逆くの字に曲がり、高見に登って行くが、やがてお迎え地蔵につく。8:50
ガスはすっかり上がっている。

ここから見える山頂は、見上げる格好となり全体像は判らず終い。
向かって左手から一の峰〜四の峰が高く見える。五の峰は崩れたとかで、一番高い四峰の右の平べったい所らしい。
西隣の屋島の山腹には、車道が斜めに走っているのが判る。

さらに4−5分進んで本堂着。
 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:8:40八栗寺の鳥居      中:8:54お迎え地蔵から五剣山   右:8:59八栗寺本堂と五剣山

寺の本堂に着くと、その上部にある中将坊堂への鳥居(入口)には通行止めを示す三角コーンと通せん棒があり、「倒木あり 危険ですので参拝禁止とさせていただきます」のお札付。
本堂脇の別の中将坊堂への入口にも三角コーンと通せん棒。こちらは「入山禁止」のお札付。
  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:9:01中将本坊への入口鳥居     中:9:00本堂前の案内看板     右:9:08入山禁止の案内

その禁を破って中将坊堂まで行くと、中将坊堂の直上には落っこちそうな枝があり、
横の通夜堂の屋根には倒木が乗っかかっていたりする。
やはり危ない所。通夜堂の右手にあった山頂への道は、フェンスで遮られ、「落石危険に付き入山禁止 八栗寺」の看板も。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:中将本坊と落っこちそうな枝    中:9:00通夜堂上の折れた枝   右:入山禁止のフェンスと看板

この先、入山禁止。で、自己責任の世界。
フェンスを乗り越える元気はなく、本堂前の絵地図と、2万5千分1地図をたよりに別ルート選択。

迷うところは少ないが、当然の事ながら案内標識は皆無。
土のある所は、降雨時は滑りそうな所もあり、岩場の部分は梯子+ロープはあるものの滑落の危険は多いにあり。

火山角レキ岩のあるところは、出っ張り(=礫の部分)はつまづきやすい厄介者で、進行方向&足元を交互に見つつ進む必要に迫られる。
もっとも出っ張りは固く、ちょうど握れるぐらいの大きさ&凸凹が多くて、掴みやすく移動に便利。
が、調子に乗って礫に手をかけてぶら下がッたとたん、ぼろっと崩れてしまい、冷や汗もの。
ためしに別の礫を上下・左右に揺り動かすとやっぱりボロっと外れてしまった。高度差のある地点では控えた方がよさそう。
凝灰岩の部分(礫を取り除いたくぼみ)に手をやると、指先ぐらいでは崩れないが、け飛ばすと割れるところも。

山中の眺め。以下順不同。
  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
山中の看板&石碑 

左:第5峰俯瞰    中:宿坊俯瞰     右:修行場

  
画像
西のながめ   画面下部は庵治石の採掘場

 
ハシゴ:長い順 

  
4等三角点

入山禁止エリアを抜け、宿坊=ケーブルカー山上駅に移動する。
近くの食事所でワカメうどん(大汗をかいた身にとって、ワカメの塩は有りがたいがもう少し抜いていて欲しかった)を食し、暑い道を下る。
帰路、宿坊方向を振り返ると、稜線上の人工物が見えた。五峰の始まり(A地点)と中間(B地点)。拡大すると次の通り。
 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
11:40左:11:40A地点拡大(20段ほどの梯子) 中:宿坊から見上げたA地点、B地点の位置 
      右:11:40B地点拡大(ほこら)

志度寺・六万寺方向への車道(裏参道)を下る。源平屋島合戦古戦場の石柱が所々ある。
現在地;源氏ヶ峰とあるが、5分ぐらい進むとその登山口が現れる。もっとも、その先にイノシシ捕獲用のオリが見えたりして・・・。 2分後、志度寺と六万寺の分岐を右に取る。
                                                  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:11;54源平屋島合戦古戦場の石柱 左中:源氏の峰登山口 右中:志度寺と六万寺分岐点道標 
              右:12:08大谷池(池の向こうに六万寺)

六万寺前を通過して六万寺駅に着き、山行を終えた。駅前からは、真正面に五剣山を見る。
 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:六万寺        中:12:32六万寺駅前からの五剣山  右:12:34六万寺駅ホーム


帰路、瓦町駅でばたばた。
1番線が高松築港行きと思って待っていたが、隣のホームの3番線にも高松築港行きが停車。あわてて階段をかけ上がるが降りる前に発車してしまう。
時間つぶしにトイレに行って、元の1番線に戻りやってきた電車に乗るが、ポケットに入れた切符が無い。
瓦町駅での騒動の際に落としてしまったらしい。結局終着駅で再度運賃を払うことに。
高松駅でうどんを食し、缶ビールを持って高松城趾に入る。東屋で靴を脱いで涼みながら飲み干し、2時間強暇つぶし。
コインロッカーから大物荷物を引き出し、今宵の宿行きのバスに間に合うよう10分前に行くと、最期の一人であった。
夕日の見える宴会場でビールを飲みつつ写真を撮りつつ・・・・・。

 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
 2008/06/09 瀬戸大橋の夕日   

 2008/06/09 夕日   



第5峰が低くなった件を調べてみると、
第5峰は北と南に2つのピークが有り、2つとも300年ぐらい前の地震で、倒れる様に倒壊したとある。
(下記赤字部分をキーワードにNET検索可)。
出典:(土木学会第58回年次学術講演会(H15年9月)V-197 1707年宝永地震による讃岐五剣山の山体崩壊香川大学)


コースタイム: 実績
実績:八栗駅−1.12−八栗寺−0.57−六万寺駅  




HOME −−>山行一覧に戻る