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二宮海岸〜震生湖〜渋沢 分水嶺歩き・挫折の旅 

2018.04.02 ブラッシュアップの旅だったが・・・。  

天気の良い日を狙って、太平洋(二宮)からスタート。
7時前二宮駅着 北口のコンビニで食糧調達。
東側に進み、線路を潜る横断歩道を通る。ここは、二宮の名所の一つと紹介があったが、先々月来たときは撮らずに通過した所。
東海道線が葛川を渡るその下に造られた横断歩道(橋?)。線路の葛川橋脚はレンガ積みのレトロな風景。

ここから真っ直ぐに南進し、2ヶ月前に知ったルートで海抜24mの丘から50m弱で波打ち際に7:15。
前回と違い、モヤが掛かって箱根はすっきりしない眺め。
駅までの帰路は、国道手前の路地を国道に平行に西進。途中で北進し、国道で位置確認。一辻行きすぎたよう。
線路近くまで北進し、今度は東進。跨線駅を抜け公園に向かう。駅前にあった観光案内所は進行方向の役場の中に移動していた。

公園入口に着くと、チェーンが張られ、開園は8:30からとある。あと50分ほど。
待つのもいやだったので公園下を回り込む道は無いかと地図を眺めていると、公園管理人がやってきて、「無視して入る人はたくさんいるよ。日出見物とか花の撮影とか・。」とチェーンを外してくれたので、遠慮なく登る。
ノンストップで八合目まで。足元に関東タンポポが咲き、足止め。あっちにもこっちにもあり、そのたびに。
7:47ピークでは数人が撮影中。井戸端会議中のかたも。
先は長いので出発7:55。途中、柴桜が見頃の鞍部で花見。高見には「浅間神」の石碑が鎮座。
↓青枠線の絵はクリックすると拡大可

左:6:45二宮海岸   中:公園入口     右6:57公園頂上の図

樹林を潜り、貝ヶ窪地区−釜野地区間にある峠に出ると、そこには予定通りの登り階段があった8:06。
ここを登りきって公園を突っ切れば最短コースで進めると思っていたのだが・・・。
登り着いた所はフェンスで囲まれていて、入れそうにない。道はUターンして、公園を巻くように伸びている。
下に下る道も公園内に入れる所も無い幅1.5mの舗装道路を進む。結局、公園の南から反時計回りに北東まで進むと、その先は道がすぼまり下り階段が現れ、その左右にフェンスが迫ってくる。
右手は民家との境のフェンス、左手はヤブとなる。
いまさら引き返せず、そのまま進むと、左手側のフェンスは直ぐに離れたが、前方には木イチゴのいばら、右手側は高さ2−4mはある土台のコンクリ壁。
ただ、壁に沿って歩けない事はないので30mほど進むと、畑の中に飛び出し、そこには農作業道が。
ほんの20m程で車道に。

道なりに進むと新幹線のガード下を潜る8:21。
左手に折れ新幹線沿いに山側に進むと、崖に突き当たり行き止まり。
高みに登る道はなく、借宿トンネル(新幹線)上部の作業道で海側にぬけるが、その先にも高見に進む道無し。
諦めて先ほど潜ったガードまで戻る途中、右手の高見に駆け上がる道を見つけ、ここを進むと再びフェンス沿いに進める笹藪道。
さらに進むと高見にある町並みが見え、住宅の脇の道?(庭の一部?)を下ると公園の入口8:34。
そこには保険会社の名前があり、公営ではなく私企業の敷地と判明。入り口付近でへたり込み餌補給8:40。
 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
左:6:45新幹線ガード下   中:フェンス沿いの笹藪道     右:8:34公園の入口

公園内から出てきた車が、道ばたに座り込んで握りメシを喰ってるのを見ていぶかしげ。

ここから住宅街(百合ヶ丘1丁目)の中を登ったり下ったり。一丁目のはじっこを目指して進み、当初予定の小田原−厚木道路の横断点に着く8:54。小−厚道路8:56通過。
ほぼ水平の百合ヶ丘2丁目・同3丁目の西端を進み、3丁目北端の無人の団地ビルの脇を左に折れて高見に登り、今来た道を眺める。

この先、林道らしき道になり、その先にコンクリ作りの建造物。看板には災害時用の給水施設とある。9:15
右手にある道は頼りなさげのロープで通行止。その先は30−40cm高さの草茫々。
建造物にあった階段を登ると、その先は鍵付きフェンスで通行止め。乗り越えて行けないことはない高さだが。
元に戻り、左手側は乗り越えられない高さのフェンス。道は無し。
ふとみると、階段脇に、少々紙が古く&文字もかすれている看板が。
 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
 

そこには、「地権者の意向により現在ふれあい農道は通り抜けできません。ご迷惑をおかけしますが、早期に通行できるよう努めて参りますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 二宮町経済課」
2−3年ぐらい前の設置か?。ということはこの間、ずっと通行止め中。

この先にある高山ピークに行くことは出来ず、ここで稜線沿いは諦めざるを得ない。
地形図上で、川(沢)を渡らないルートを調べるが、東側は2箇所で明確に横切る。西側は小さな小川程度の様。
で、西方に下る9:22。 左右の眺めは一面蜜柑畑。先ほどの通行止め看板がある理由が判るような風景。

急な下りを慎重に進み、ほぼ下りきった所から右手に進む。その先で、やはり幅2m程の小川を渡ってしまい最初の挫折9:30。水量はあまり無いが。
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9:30最初の水渡り 

進むに連れ、いやな風景が目に入り込んでくる。
山腹に横に掘った直径40cmほどの穴から、こんこんと流れ出て、道の右手側の水路を結構な早さで流れ下る。ということは早晩横切ることに。
民家が現れるようになると、家庭排水が溝に落ち始め、案の定、水路は道を横切って、先ほど横切った幅2m程の小川に向かってしまい、二つ目の挫折。

西側の大きめの道に近づくと、園芸店が現れ、そこからの排水が溝に流れ込む。進行方向右手なのでこれも早晩渡ることに。 水路を越え、T字路に突き当たり右手に進む。次のT字路を左手に曲がりすぐ右手に。
その内、地図にあった小川を知らずに渡る。草に覆われていて見つけられず、引き返して確認9:37。水量少々だが4回目の挫折。

道が2手に分かれ、右手はお寺に向かう急な坂道。左手の安易な水平道を選ぶがこれがミス。正規?ルートは右
くたびれてバス停のベンチで餌補給10:05。現在地を調べるがまったく判らない。10:15
近くの住人に道案内を乞う。親切に分岐点目印(白いビルの横)や峠までのルートを教えていただく。 その助言に沿って10:25登り開始、高見の峠着10:37峠発10:40。

やっと元の予定ルートに復帰。この先、蜜柑畑、蜜蜂巣箱、撒種前の野菜畑地の中を進む。高見に着くと丹沢山塊が見えてきた。
民家が現れると、その先にテルモの工場が。その脇を時計回りに進む。結構大きな工場。人気は無い。

いったん車道に合流し、2−300m(標高差20−30m)強進んで(下って)、同じ高さを登り返す。ただし水平距離は半分で。ピーク近くで寄り道し、桜の画撮り11:10。
さらに進むと、左手先方に○○貨物ターミナルなる建物や、右手にある工場の一部(運動場・テニスコート)が見え始めてきた。
車道は工場北端でUターンにして、300mほど先に工場の正門と、下に下る道が判る。結構な回り道だ。
地図を見ると、北端から北方向に黒の実線が別の車道につながっている。人が歩いたらしい跡のある所を進んでみるとその先には長い階段が下っている。

その階段の日影で腹ごしらえの一休み11:18〜11:23。眼下には荷物を積んだトラックが行ったり来たり。貨物ターミナル行き?

階段を降り、トラックの脇を進み、通りに出て真っ直ぐ北上する。この辺り工場団地らしく、大きな工場が並ぶが、道の一方は畑。歩道にはカラスのフンが多々落ちていて、何とも興ざめ。畑には牛フンを撒いてあるらしく、その匂いに包まれる。
15分ほどで東名高速をよこぎるが、追いかけてきていた牛フン臭はここでぱたっと消える11:40。
高速上は別の風の流れが有るようだ。

車道は90度左折し、高速道に沿って大回りしているので、集落の中をショートカットするルートを選択して下る。
そこには溝にちょろちょろと流れていての5度目。下った分以上に登り、車道に合流。地蔵院の祠あり11:50
周囲は桃林でちらほら開花。2−3週間遅い時期だと桃が満開だったかも。

北西に進む小道を行けば牧場経由で震生湖に向かえるが、地図上にはさらに北側にも牧場行きの道が有りそう。で北上したが駐車場に変わり、牧場行きの道は見つけられず終い。
さらに北上し、樹林帯の中の道を進み小さい車道に合流。そこには震生湖への看板が11:59震生湖分岐。
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11:59震生湖への案内

看板通りに北に進み、200mほどで西進。ここから湖までほぼ道成に畑の中を真っ直ぐ。丹沢が大きくなってきた。イネ科の草:新芽をかじりつつ歩を進める。
十字路に降りて登り返すと、濃紅の花を近景に丹沢の眺めがさらに良くなり、やがて、昔歩いた道となり、震生湖入り口に着く。
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12:19震生湖入口

そこから数分先の弁天堂の近くの桜吹雪の広場で餌タイム12:20〜12:30。足が重くなってきた。

以前来たとき、自然薯を植えてあった畑:今は何も植わってない。山道を抜ける所には山百合の林(最近は植採している様子):花はまだ。
しばし西進する。見晴らしは良くないが、聖心女子大の活躍の場も有ったりする。
急な坂を下ると車道に出て、さらに西へ。お寺の下で膝伸ばし13:11。車道がUターンする地点でさらに真っ直ぐ進む細い道を辿る
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13:11頭高(ずっこう)山への案内

直ぐに神社への分岐13:15。膝が痛み始めた。サポーターを忘れていたので、座り込んで大休止。痛めた膝をマッサージしつつ・・・。
眼下にある施設から犬の声がワーンワーンと谷あいに響く。『1頭が鳴けば、数十頭が連呼?』2分間*2回。
そういえばお寺の脇の道に犬の飼育施設への入口看板があったっけ。HPによると、500匹ぐらいいるらしい。13:22出発。
痛む足を騙しつつ登り、宇主山・幡龍王様13:38発。見晴らしのあるピークへのお誘い看板が現れるが、15分の寄り道さえ行く元気も無し。
その内鉄塔が現れ、その先は見晴らしの良い稜線上歩き。しばし休憩。さらに進むと矢倉沢往還の分岐。頭高山への下り
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頭高山への下り

道は下り坂の車道。結構膝に来る。この調子だと大倉までは無理そう。やがて小さな神社が現れ、その先に駐車場とようやく頭高山の登山口14:15。登る元気もなく、道成りに下る。これがミス。

下りきった辺りでT字路を左折して軽く登るとそこにはお寺。所蔵仏が古いとかの看板と少し下がったところに10m*15m一面に満開のチュ−リップ畑。チュ−リップが有名?
が、下りきったところで愕然。溝が・・・しかも滾々と流れている・・・。
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地図上、大磯−平塚の間で太平洋に繋がる水無川支流(室川)がこの辺りまで有るのは判っていたが・・・やむなく渡る。本日6度目。

その溝の上流側に進路を取る。左手側になった溝は、左に分岐した道沿いに上手に向かうが、直進方向に向かう道横にも細いながら続がっている。
後刻調べた結果、この寺付近は谷あいに降りた位置。寺の南〜西〜北に分水線が有ったので、結果論だが谷に降りて沢を横切った事に。

道は高みに登り、やや眺めが良くなる。道祖神のある角を丹沢方向に向かう。道はやや急目の下りになり、膝痛が再発。ゆっくりと下り緩和しつつ。道が水平になり、緩い登りなった所で道をロスト。
通りかかった婦人に道案内を乞うと、小田急線のトンネル上はすでに通過と知る。
足の痛み具合から4−5km先の大倉までは無理そう。諦めて渋沢駅に向かう。途中の八百屋で竹の子を見つける。聞けば、小田原の名産。
「この時期この値段で買えるのはお得」とのことで580円也のを手に入れる。
駅中&前の地場産売場には竹の子は売っておらず、途中の海老名にあった百貨店・食品売場でも直径半分・高さ2/3ほどの福岡産竹の子が500円なのでやっぱり安かったか・・。

渋沢駅南側に緑色の桜花。鬱金(ウコン)桜かな?。
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15:45渋沢駅南口の桜 


7:00二宮駅
7:15二宮海岸7:18→7:47公園7:55→8:06峠→8:21新幹線横断→8:34保険会社の運動場入口(休み)8:40→
8:54小田原−厚木道路横断8:56→9:15災害時給水施設9:22→9:30小川横断→9:37○○寺入口→
10:05バスストップ(休み)10:15→10:25登り開始→(日立テクノ)→10:37峠10:40→テルモ工場→
11:18階段:休憩11:23→11:40東名高速横断→11:50神社→11:59震生湖分岐→
12:20震生湖入口12:27→12:40自然薯分岐→13:11寺(細道入口)→13:15神社分岐13:22→
13:38宇主山・幡龍王様→13:47頭高山入口1.0k→13:53頭高山1.7k13:57休み→14:15頭高山登山口→
14:30泉蔵寺→14:46道祖神→15:00小田急トンネル上→15:15渋沢駅



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