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四国の山 第3日目 三本杭 

4月28日晴れ
朝食なしで6:00過ぎ早めに出発。
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写真:宿2階からの眺め:手前の林とその向こうの山並みとの間に、四万十川が流れているのだが、単なる畑の風景。

今日は昨日のルートをたどる。途中のコンビニで食料調達。須賀川ダム近くから山中に。うねうねと曲がる急坂が続く。
見る見る高度が上がって行くのが判る。しばらく進んで、城が峰山を巻くと終点は近い。
登山道入口の階段を見つけたが、すぐにはUターンできず少し進んで引き返し道ばたに駐車する。7:30過ぎ
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写真左(提供Nさん):先客2台      写真中:登山口で撮り合い     右(提供Oさん):登山開始 後方はレンタカー

林道脇のハシゴ段から7:38登山開始。約5分で稜線の城ヶ尾峠に出る。少々休み、先を急ぐ。
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写真左(提供Oさん):城ヶ尾峠で休み  中(提供Oさん):大久保山に向けて進む  写真右(提供KTさん):同左

途中巻き道があったので、大久保山に登る3人と別れ1人巻く。稜線道との合流点に7:59着。向こうには今日の目的地:三本杭の山並みが見える。電話するとピークを過ぎたところだとか。合流まで7分ほど待たされる。
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写真左:8:00権現山が目立つ     中(提供Nさん):大久保山頂からの三本杭  右:8:00合流点からの三本杭

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写真左:8:01〜合流点の花1       写真中:合流点の花2            写真右:合流点の花3 

ゆるやかな登りを進み、8:16八面山(やつづらやま)1166mのピークに着く。ここでも正面に目的地が大きく映える。
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写真左(提供Oさん)8:13八面山への登り 写真中(提供KTさん):八面山山頂  写真右(提供Nさん):八面山山頂

始急、後暖の下り道をのんびりと、「木の名前クイズ」に興じつつ。
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写真左:8:26後暖の下り道 中(提供KTさん):8:37「木の名前クイズ」に興じつつ 右(提供Nさん):8:41熊のコル着

愛媛県側の鹿除けフェンスは熊のコル近くまで結構長く続いているが、高知県側は皆無。コルからの登り途中からは両県共に現れてくる。8:48串が森への分岐を分ける所には「植生回復試験地」なる看板もある。
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写真左:8:42三本杭への登り      写真中:8:46同左             写真右:8:48串が森への分岐

そこから10分ぐらい登ると鹿除けフェンスを潜る。どうも四国笹を守っているよう。
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写真(左中右全て提供Oさん)左:8:59フェンスの理由  中:潜り戸         右:8:59鞍部から山頂方向を見る

一度平坦地になり、ここから県境沿いを離れ左手の愛媛県側に向かう。すぐに鹿除けフェンスをまた潜る。そこから山頂まではほんの少し。1等三角点1225.7mのある三本杭山頂に着9:06。南方向に昨日の篠山を眺める。
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写真左(提供Oさん):9:06三本杭山頂と1等点  中(提供Nさん):南方を見る 右:9:08南方の先に篠山を見る

山頂全体がフェンスの中であり、滑床渓谷に降りるルート上にも潜り戸が着いていたりする。
昨夜の検討で、今日山2つは難しいとの結論であったので、ここででゆっくり。朝食兼午前のおやつタイム。
30分ほどすると、渓谷側から老婦人が1人。何でもご主人を渓谷の散策に残してひとり登ってきたのだそう。

写真を撮ったり撮ってもらったりしながら少々談笑し、9:45山頂を後にする。
鹿除けフェンス2箇所を潜り、急降下のち、緩やかに下る。植生回復試験地へ行きたい方は皆無。熊のコル10:00通過、
10:19八面山北にあった「大久保山手前」と書かれた巻き道ルートの分岐標識に着く。
2手に別れ、私とNさんでそのルートを進む。道は狭いながらも結構踏まれており、谷筋は傾斜が急でスリル満点な所もある。やがて見たような樹木帯に着き、そこを一登りすると稜線の鞍部に着く。ここは、「大久保山手前」というより、大久保山と八面山の鞍部で、大久保山から降りてくる皆んなと合流まで7分ほど待たされた所10:32着。
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写真左:10:19「大久保山手前」の分岐標識 中:10:20巻き道ルートの始め  写真右:10:25巻き道ルートの途中

Nさんに後続2人の巻き道の案内を頼み、「眺めの良い」という「いや是非行くべきだ」ともいう大久保山に1人登る。
約5分で1155.5m山頂着。親子連れと出会う。今日は八面山までとか。「その山の北側から巻き道が有りますよ」と案内しておいたが「スリルもあるよ」とは言わずじまい。4歳児にはちょっと危ないかも・・・・・。

さっさと巻き道の合流点に下る10:44。しばし巻き道組を待つ。結構待たされる。聞けば「途中で山の植物に詳しい方と遭遇。ひとしきり蘊蓄を聞かされてきた」のだそうだ。あの「植生回復試験地」にはxxxがあるのだそう。
合流後、城ヶ尾峠に帰り着く。またまた休み。そこから林道まではほんの少しの10:59着。往復3:20(内休憩0:52)
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写真左(提供KTさん)10:40大久保山巻き道  中(提供Nさん)終着点     右(提供KTさん)11:02、12475歩の図

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写真:ルートマップの図   ピンク色は八面山巻き道ルート

この地から不入山まで移動が約3:30+山往復3:00+宿まで1:30=宿着19:00。やはり本も2つ目の山は無し。
スマホのルート検索&タブレットのルート検索で確認し、当初予定の四万十川本川沿いのルートを諦め、国道320号に合流後そのまま北上し、197号線を檮原まで進んで440号線−33号線経由で宿に向かうことに。
カーナビ担当としてはいちおうそのル−トをセットし11:10出発。
進むにつれ、とりあえずナビはしていたが、国道320号に入ると山の中を飛び始める始末でまったく役に立たない。

昨日も立ち寄った鬼北町の「道の駅:広見森の三角ぼうし」に再び入り、Nさん提供のイチゴで昼食。
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写真左:12:04山の中を示すナビ 中:320号の青太線の正規ルートを外れるナビ  真右:Nさん提供のイチゴ

明日の行動食(パウンドケーキ+団子)を仕入れ、まずは檮原町に向け進む。
320号→197号の分岐点近くの道の駅「日吉夢産地(ひよしゆめさんち)」13:10−25でアイスシャーベットを食らったのち、197号の新しめの道を快調に進む。しかしナビは鬼北町の西方向の行ったことのない三間町兼近付近の路上脇きで留まったまま。道の駅で手に入れた地図と景色をたよりにコース案内をする。
長い目の高研山トンネルを抜け、愛媛県から高知県に入る。もっとも四万十川支流:吉野川の水圏から、四万十川第一の支流:檮原(ゆすはら)川の水圏に変わったのみ。
4−5分下ると左手奥方向から、龍馬脱藩街道の「韮が峠」付近を源流とする四万川川(しまがわがわ)が流れ込んでくる。
やがて檮原町の町並みに入り、マップには千枚田の案内が。時間つぶしに見て行こうと197号線を更に進む。道の駅:檮原についても見つからずうろうろ。スマホ情報から更に進んでトンネルを抜け、振り返るとそれらしきが。偵察に出て、正面の尾根上に東屋が見えたので、そこまで上がる14:15。
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写真左(提供Nさん):東屋からの眺め    写真中(提供Oさん):東屋       写真右:案内看板1

脱藩街道とか棚田の看板多数。スマホで調べて集落の中に移動。徒歩で一回り。田植えが始まったばかりのようでまだ一部しか水が張られていないが、全部仕上がると壮観な眺めに成るかも。
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    写真左(左中右提供Oさん):案内看板2  写真中:棚田と白花蒲公英         写真右:折れ大杉

ひととおり眺め終わり、今宵の宿に向かって出発。前を行くパトカーがのろのろ運転。我々の行く440号線方向に右折。
少々やり過ごし、檮原川沿いのスピードの出そうな道を進む。少し進むと件のパトカーが引き返して来る。

この先にも沈下橋があるとのマップ情報。探しつつ進むと本日一つ目は全長30m、幅2.8mの中古屋橋15:07−15。対岸の集落4−5軒のための橋。
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写真左:檮原川左岸下流から      中(提供KTさん):左岸上流から  右(提供Oさん):空中に大きく飛び出した民家

ここから500mほど上流にも長さ30m、幅2.8m、1973年製の石藪橋15:20−30。人家や農地に渡るための橋。袂に「イノシシ・シカ用のわなオリ仕掛けてある」との看板とオリの実物あり。
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写真左:檮原川左岸下流から       写真中:右岸下流から            写真右:オリの警告とオリ、餌は米糠

ここから先、道は檮原川の支流沿いに北上を始める。細く曲がりくねった旧道の道跡があちこちあるが、新道は実に快適に山を登ってゆく。かなりの高見に人家がまだ見えている。ほぼ登り切って地芳トンネルを抜け再び愛媛県へ。ここで四万十川水圏から仁淀川水圏に。 
  仁淀川(一級河川の4つ目)は四国第4位の長さ。延長 124 km 水源の標高 1,982m(石鎚山) 流域面積 1,560 km2

道は細くなったり広くなったりを繰り返しながら高度を下げて行く。この県境沿いの地域はかなりの高見に人家が点在し、有る地域は四国のマチュピチュとのふれこみもあるようだ。

やがて眼下に面河川(おもごがわ=仁淀川支流)が見え始め、長めのトンネルを2つぬけ、国道33号線と川をループ橋で対岸に渡り、再び渡り返して33号線に到着。
仁淀川中流域の川沿いに下手に進み、面河第3ダムを通過したのち再び高知県に入り、大渡(おおど)ダム脇を通過する。その昔、KTさん、Oさんと3人で石鎚山に登り、面河渓谷経由でこの33号線にでて、松山−高知間のJRバスで移動しているが、この2つのダムのうち大渡ダムは基礎工事中、もう一つは未計画の頃の話。

1.5kmほど進むと中津渓谷への入口に着く16:20頃。ここから先は狭い町中の道。5−6台車が下ってくるのを待つ。
中津明神・龍神七福神の立て幟が多数はためく中、慎重に進むが、神社への道を分けると車の数が減ってくる。道幅は変わらず、対向車が来るとすれ違い場所で互いに待機。やがて今宵の宿:山村自然楽校「しもなの郷」に着く16:35。
が、カーナビは三間町兼近付近の路上脇きで留まったまま。

まずは風呂に入り、今日の疲れをとる。ここ3日で一番大きいがカラン+洗い桶は3セット。それでも、あわてずゆっくりと入浴。
夕食は地物食。水槽で泳いでいたアメゴは出てこなかったが、鰹の刺身、里芋の煮物、コンニャクのきんぴら、塩漬けイタドリの戻し煮、山ウドのゴマ和え、チラシ寿司が並ぶ。
チラシ寿司の味は良かったのだが、このあと、暖かい焼き豆腐の味噌田楽:2本/人、揚げたての天ぷら(タラの芽、山ウドの先っぽ、クレソン、よもぎ、ジャガイモ、・・・・が次々と現れ、喰いきれない・・。
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写真左(提供Oさん):山村自然楽校「しもなの郷」  写真中右:夕ご飯

天ぷらを揚げているご主人に明神山への道を聞くと、2トントラックぐらいなら山頂まで可。今朝もご来光眺めの客がいて、片道50分ほど・・・。
これを聞いて、予定変更→朝飯前に山頂往復、朝食として「おにぎりかお弁当」を下山後受け取り、不入山にも行けそう。

で、早めに寝ることに。生ビール7−8杯近く+朝食は300円の弁当の1泊2食で26000円/4人。
まあ、パジャマ・タオル・歯ブラシ類は持参の宿なので基本料金:5500円ではあるのだが。



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