身支度整えて出発。水も良し。しかし、河童橋は押し合いへし合い、いかんせん観光客が多すぎて・・・・・・。 明神岳を仰ぎ見つつ、快調に飛ばし、明神に12:45。遠くに常念を見つつ徳沢13:20着。広い天場に20−30張りが並ぶ。腹ごしらえし13:35発。 まずは根っこの多い急登。じぐざく道にショートカットの踏跡多数。その踏み跡をたどりほとんど直登のルートを取る。高度 を順調に稼ぐが、調子に乗りすぎて本道を見失う。笹薮をがさごそトラバース気味に登り、ようやく本道にでて小ピーク着。400m差をちょうど1時間。 しかしそこからが長い。いけどもいけども似たような道。だんだん木の背丈が低くなってきて、2人連れ(夫婦)を追い越し、小池が現れ始めた16:01長塀山に着く。 2人連れが追いついてくる。小休止の後、先を急ぐ。少し下ってまた小池がある。登っても池がある。水面に紅葉が映える。 別の2人連れ(親子)が座り込んでいる。そこから1分で這い松帯に入る。登る途中視界が開け、少し登ると小屋が見えた。16:48小屋への道を外れ、2677mのピークにつく。 17:00着いた小屋は結構な混雑。やっぱり3連休。それでも200人位。2階に上がり、さらに急な階段を、屋根裏部屋に。隅っこを選んだら、梁に2回ごっつんこ。3人用のふとんに1人で。明日は満杯なのだそうな。 夕食は第4グループの18:00〜。穂高の眺めを17:20〜18:00と暗くなるまで堪能。 17:25 見渡すと、ダケカンバが黄色に、砂れき地にあるイタドリの枯れ葉が遠目では赤く見える。 食後、外に出る。眼下に松本の夜景、北斗七星が沈みかけ、赤と濃紺の色分けが槍・穂高をくっきりと。↓クリックで拡大 トイレは小屋内はバイオ利用。使用回数をメモる紙付き。外は昔並み。 10月07日4:30起床。お弁当にした朝食をパクつく。外に出ると、よく晴れていて、その分結構冷える。北斗七星が登っている最中。槍穂の小屋の明かりがよく見える。5:42 日出は雲海の下。抜けるのに数分後の5:44 最上段 5:06 :5:21 :5:31 :5:36 最上段 5:42 :5:44:15 :5:44:28 :5:45:20 最上段 5:46 :5:52 :5:53 :6:23 5:50 常念岳方向。朝日だけではない赤がうれしい限り。足元には霜柱が。踏みしめつつ2677mのピークに向かう。 槍ヶ岳は北鎌尾根をスカイラインに独標がよく見える(下写真左): 東鎌尾根の延長上には、05年に登った「赤沢山」が 南面の赤い肌を見せている。よく見れば、西岳の小屋からの急降下の道もよく見える。山行詳細は上記をクリック ↑ 十分に堪能し、6:35大滝山に向かおうとすると道が無い。地図を見て、小屋付近まで引き返す(上写真右)はめに。 キャンプ場の傍に標識があり、それに沿って道を進む。所々コケモモがある。 一端下りきって着いた鞍部6:53には霜が降りていた。左:鞍部近くから見上げる大滝山方向。右:その途中の稜線。 7:07通過の池塘には水没しかかった橋があったり。登り返して見晴らしが良くなる7:25、穂高、槍が良い。飽きずに眺める。足元には・・・・・で、30分以上暇つぶし。写真下左参照。: 8:18「熊出没のため天場は蝶が岳を利用すること」の注意書きのある大滝山荘前を通り、8:20池を足下に眺め、予定時間を約1時間過ぎた8:22 ようやく三等三角点のある山頂に着く。写真上右参照。 穂高側はやや背の高い這い松で見えにくいが、東〜南は良い眺めである。遠く南アと富士、これから進む峠方向。 ここから徳本峠までは03年版の登山手帳には4.00のコースタイム。峠着を12時に定め、8:27先を急ぐ。 少し傾斜のある下りにかかる。紅葉が少なく数本ぐらいと寂しい限り。8:37 その内の2本を撮る 樹林帯に入ると、すぐに傾斜がゆるくなり、ほとんど水平の下り道。薄暗い道で、見通しがほとんどきかず、木の根っこと、きのこが多い。9時過ぎごろ、途中2人連れとすれ違う。この尾根は、結局この2人のみ。 名前が判るのは下段最右端の白一色の「すぎひらたけ」ぐらいか。昨日の登りでは「サンゴはりたけ」があったな。 一つ目のピークで休もうと思っていたが、似たような上下が多く、結局1時間30分ぶっ通しの9:56、三角点を見つける。 いつのまにか過ぎていた様子。槍見台と言う名の人工タワーによじ登り、10:15まで休憩。 写真左:穂高〜槍 写真右:西岳(赤沢山)〜大天井岳 ここからまた下り、また登りを繰り返し、最後の登りを登る途中に「明神眺め」がある。10:58、ここでは、槍の穂先が明神の肩にちょこっと覗いている。 そこから少し登り、11:20に三角点着。さらに下り25分の11:43 ようやく徳本峠の小屋に着。 小屋人から「島々に行けるよ」といわれたが、その昔に歩いたのになんのこっちゃ???。聞けば道が崩れていて、最近ようやく開通したのだそう。30数年前、島々−新島々間に電車が走っていたときに歩いたとか、霞沢に来たときに泊まったとかを雑談。近年は、宿泊客は霞沢岳に向かう人がほとんどだとか。 10分後出発。眺めの良い峠のキャンプ場で写真を撮っていると、幕営中の方に声を掛けられる。霞沢ねらいだったが、靴底が剥がれて途中で断念してきたのだとか(後述の南アルプス市の住人かな?) この方と別れ、立派になった道をひたすら下る。明神まで1.30の所を1時間で駆け抜け、12:57着。途中、みず菜も6−7本失敬。山岳救助隊らしき急ぎ足の2人連れが走ってくる。 6:46蝶が岳から大滝山への下り :6:53霜が降りた最低鞍部 :7:07途中の池塘 飯場の渡板を利用した橋 7:12大滝山への登り道 :7:25大滝山荘まで25分の稜線 :10:07大滝山−徳本峠間(特に明るい場所) 11:21徳本峠へ最後の三角点 :11:53徳本峠からの下り直後 12:30 ほぼ下りきった所の渡り橋 15:15のバスまでには時間ができたので、明神池を見て回ろうとコース変更。頭上をヘリが舞う。新しい明神橋を観光客 をかき分け登り、明神池に着くが、看板を見て引き返す(写真左右)。 この看板横の嘉門次小屋では名物イワナ焼き待ちの人々でいっぱい。で、早々に退却。 散策路をひたすら進む。歩くこと1時間弱。岳沢から流れてくる水が恐ろしく澄んでいて気味が悪いくらい。いちおうペットボトルに納める。13:50 14:10 河童橋に帰着。マガモがいたりする。なんでも繁殖しているのだとか。餌はあたえないでの看板もあるが・・・・。 バスターミナル着14:20。1本早い14:40に乗るかなと思いビジターセンターを見ると「シャワー」の文字が。早速使用 料100円+お湯代3分100円を払い着替えする。食堂で生ビールとラーメンで腹ごしらえ。15:15のバスにのる。 隣に座った方が「今日で日本縦断貫通した、最後の接続が島々〜河童橋」とのこと。 まずはおめでとうの握手。聞けば、太平洋側は湯河原〜白銀山〜金時山〜丹沢とちがうが、その後はかなり似たコース。「実は私も」と切り出すと、「HP持ってません?」の問いが帰ってきた。奥秩父〜八ヶ岳間を結ぶ際に参考にされたよう。 Blogを覗くとそのハイスピードぶり、健脚ぶりには頭が下がります。→ 勝手にリンク (”全ての道は山に通ず!” 、”横浜のK2” さん で検索してもヒットします。徳本峠のキャンプ場で出合った「南アルプス市の住人」の情報もありました。) バスの中で、たどったコース、苦労話(特に仲間内からは最初はあきれられたとか)、冬2〜3月の連休中の上高地などなど話題たくさん。当方からは、旧島々駅の跡地を紹介したり、廃線跡を説明したり、松本市内のここを歩いた、あそこを歩いた・・・。まあ聞いている人はなんのこっちゃでしょうが。 松本駅で特急に乗るK2さんと別れ、バスターミナル地下で地元のビール調達。果物屋で、秋晴+陽光5kg発送の手配をし、焼酎”帰山”を求めてふらふら。酒屋に電話すると、「今日明日お休み」で敢えなくボツ。 予定の17:20には乗れず、42分の上諏訪行きに乗り込む。地ビールでまずは乾杯。18:18着の上諏訪で駅中風呂に入ろうと思ったが、いつのまにか足湯に変身。 しょうがないので外に出て、晩飯。駅前には店がほとんど見あたらず。少し離れた店に入り、みそ天定食980円なりで。味噌の味付けが良い。 相席の方がカーマニア:なんでもこの近くにニッサンの車博物館があり、そこに行ってきたのだとかでいろいろ話をきいた。 19:13発各駅停車に乗り込む。ここには初老婦人が。松本から上諏訪行きの列車で斜め前に座っていた方。足湯に浸かって暇つぶししていたとのことで、餓鬼岳からの帰り。300名山ねらいであと残り17座。難しい方から順に登り、残りはやさしい山が多いよう。おいずる、猿ヶ馬場、景鶴などは雪のあるときに、カムエク、鋸、毛勝はテント泊で・・・・。甲府までの道すがら300名山にて終始談笑。 甲府での33分待ちが耐えられず、900円払って特急に切り替え。が、帰着駅に22:05着。終バスに悠々間に合うはず・・・・が、あいにく日曜日の最終は21:50。結局30分歩いて帰る羽目に。 HOME−−> 山行一覧に戻る |