連日猛暑日が続いた8月だった。それでもお盆には、少し秋が近いと思わせる風の吹く日もあった。16日である。
その日の夜、NHKで{いきものおなまえ}という番組が放映された。番組の中で私が住む豊橋市にある石巻山で40
年ほど前に、新種のカタツムリが発見され「オモイガケナマイマイ」と名付けられたことを知った。出演されていた
学者さん達が生き物の名前をつける過程や考え方を語っていて、興味深く見ていた。
「オモイガケナマイマイ」は、カタツムリが生息できないような場所(石巻山山頂付近)で発見されたので、おも
いがけない、という形容詞を付けたのこと。その石巻山のすぐそばで豊橋市ふれあい農園を借りて3年になる。30㎡
約10坪の広さであり、家からは車で25分と少し離れているが、週に1回農園隣の体育館で卓球の練習を行っているの
で、借りることにした。借りる理由はもう一つ、ベランダではとても不可能なお花畑を作ることであった。
この石巻農園は80区画あるが、農園と称しているからにして、我が家以外は全て農作物を作っている。我が家も
市からお叱りを受けるといけないので、ほんの少しキュウリや茄子も植えている。でもメインはお花畑である。
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