風 誘 讃 花    


      第 2 0 回   コ ス モ ス 畑 で   (2016年9月1日)   

    家庭菜園でコスモスを育てている話は、以前に紹介しました。そのコスモス、この酷暑の中でもせっせと

   新しい莟を開花させてくれる姿は、感動ものです。

    ただ、うちのコスモスの場合は、葉っぱと背丈の生育がものすごく良くて、言うなればジャングルのように

   なってしまっているのです。茎の太さは2〜3センチ、背丈は2mを超えるものもあります。そのことを植物の

   生育に詳しい花友に話したら、それは栄養過多が原因だ、と教えられました。10坪ほどの敷地に夏野菜と

   一緒に植えられているのですから、当然地続きなわけで、そうなれば自然に野菜に与えた肥料が、花の方

   にも流れていくのはどうしようもないことです。

    野菜にとっては大切な肥料が、いわば野生に近いような性質を持つ花にしてみれば、栄養の取り過ぎと

   いうことになるのでしょう。このことも含めて、初めて作るお花畑では、驚きと感動の連続です。

    家庭菜園初年度ということで、初めて知ることばかりなので、失敗を恐れず実験という名目でいろいろ試

   しています。コスモスは種まきから2ヶ月ほどで開花するということがわかりました。そこで、10月に咲かせ

   るには、8月に種まきすればいいのでは、とトウモロコシの収穫が終わった場所にまたコスモスの種をまき

   ました。今、順調に成長し、背丈が20〜30センチほどに伸びています。こちらの思い通りに秋のコスモス

   畑となるかどうか、どきどきわくわくしながら成長を見守っています。

   また、ジャングル状態のコスモスエリアからは、今でも週に何度かバケツいっぱいのコスモスが収穫できて、居間

  に飾ってはスケッチを繰り返す、という幸せに預かっています。

   これは私にとっては、夢のようなことなのですが、秋のコスモス畑が実現すると、6月から12月ぐらいまで毎週の

  ようにコスモスを手に入れることができるのです。その願いが叶ったなら、もう一つの願い、コスモスの花の絵だら

  けで個展を開催することの実現にこぎ着けたい、と思うようになりました。

   勿論そのときには、家庭菜園で育ったコスモスを会場いっぱいに飾りましょう。

風誘讃歌へ
そよ風の小径一覧 そよ風の小径パート2一覧 トップページへ戻る