エッセイ 第7回(2002.12) ・・・・ クリスマス、そして新年に向けて

 今年もあと数日を残すのみ、クリスマスソングの流れる街は慌ただしさを増しています。

色々なところでライトアップが施され、点滅する光の暖かさがほんの少し、心を落ち着か

せてくれるようです。
 
 子供達はクリスマスプレゼントを待ち望んでいることでしょう。サンタさんがプレゼントを

持ってきてくれるということを何歳頃まで信じているのでしょうか?こんな例は珍しいかも

しれませんが、中学2年生の少年がお父さんにビデオカメラを貸して、と頼んだそうです。

理由を聞くと、イブの夜に部屋にビデオカメラをセットしておいて今年こそサンタさんをビデ

オに撮るんだと張り切っているとのこと。少年は友人にもその計画を打ち明けたそうです。

 お父さんは少年に聞きました。友人は何と言っていたの?友の答えは、おまえは夢が

有っていいよな、そこで少年はうなずき、そうだろう絶対今年はサンタを撮ってやるぞと言

ったというのです。お父さんはその友人に会って、サンタの真相については言わないでお

いてくれるよう頼みました。

 そのイブの夜がどのようになったのかは詳しく聞いていませんが、少年が眠るまでお父

さんは起きていて寝不足になり、ビデオはセットしたものの、暗闇のためはっきりとサンタ

さんは撮れなかったとか・・・

 クリスマスが終わるとすぐに新年がやってきます。大変な時代を生きていますが、少年、

少女の頃の夢を持ち続けて、そして新しい年に向けて新たな夢を抱きたいものです。
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