大好きな季節、秋がやってきました。実りの秋といいますが、数え切れないほどの多くの花達が
咲きそろいます。その中でも私を引きつける花にコスモスがあります。秋桜とも呼ばれ、さだまさし
さんの作詞作曲によって同名の美しい曲が作られました。初めてその曲を聴いた日から何年の月
日が過ぎたでしょう。
結婚してまだ日も浅く、夫の転勤地で子育てに追われていた日々。このメロディーは遠い故郷の
母を思い出させてくれました。その時幼子だった娘達も既に嫁ぎ、母の逝った秋から数年を数えま
す。季節の風に揺れるコスモスを前にしながら、この曲を聴いていると改めてしみじみとしたいい曲
だなぁ・・・と感嘆します。
嫁ぐ日を前にした娘の心情と母の思い、そのどちらも経験した私はさださんに聞いてみたい。
「男性のあなたがどうしてこの気持ちを描くことが出来たのですか?」 と。
詩を作るのは無理だけれど、この曲を背中に受けながらせめて、水彩画でコスモスを描きとめる
ことにしましょう。歌詞にあるように、小春日和の穏やかな日に母の優しさをしみじみ感じながら・・・
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